
A.ランゲ&ゾーネは、ツァイトヴェルクファミリーで初めて、ピンクゴールドの温かな色調とグレーダイヤルを組み合わせた新モデル「ツァイトヴェルク・デイト」を発売した。
精密機構と現代の美が融合!リング状の日付表示を備えた機械式デジタル時計の新たなモデル
2009年、A.ランゲ&ゾーネは、新時代の時計、ツァイトヴェルクを発表し、精密時計製造の世界を驚きで席巻した。瞬転数字式時刻表示には精巧な機械式ムーブメントが隠れている。
時計界に驚きを持って迎えられたこのファミリーは、伝統的な時計作りの愛好家であるだけでなく、先進的なコンセプトや型破りなソリューションも高く評価する人たちのニーズに応えるタイムピースだ。
2019年に発表されたツァイトヴェルク・デイトには、瞬転数字式表示機構に加えて、ダイヤルを囲む革新的な日付リングも完備。日付リングはガラス製で、1から31までの数字がプリントされている。
日付リングの下に取り付けられているリングの小さな赤色のセグメントが、深夜12時に一日分先に進む仕組みだ。
現在の日付は赤で表示され、1ヶ月かけてその赤の表示が1周。その日の日付が赤色で表示されるため、時計をみた瞬間に直感的に日付が分かる。日付表示を修正するには、8時位置にあるボタンを押し、ボタンから手を離した瞬間に赤色部分が先へ進む。
ホワイトゴールド750のモデルが発表されてから6年後の今年、ピンクゴールド750のツァイトヴェルク・デイトが登場。
どちらのモデルにもグレーダイヤルが備えられることで、エレガントな雰囲気を纏ったデジタル表示となっている。
論理的に視認性を最適化するという観点から、時と分が数字で表示される窓は左から右に向かって配置されており、大きくて見やすいデザインだ。特許技術の瞬転数字式表示機構は、一日を通して瞬時に1,440回正確に数字を切り替えるほどの精密さを誇る。
4時位置の調整ボタンで、時表示のみを進めることも可能。ムーブメントの切替えプロセスと切り離して時表示を調整できるようにするため、ボタンを押すたびに、クラッチが時リングを瞬転数字式表示機構から切り離す。日付機能と同様に、調整ボタンを解除すると、切替えに必要な動力が発生する。
洋銀製のタイムブリッジは、ツァイトヴェルク ファミリーのデザインにおいて最も個性的な要素であり、その型破りなデザインは革新的なコンセプトにふさわしい舞台となっている。
タイムブリッジはムーブメントの一部であると同時に、すべての時刻表示をひとつにまとめるフレームとしての機能を果たす。
時表示を進めるために必要な膨大な動力は、特許技術の動力制御メカニズムがコントロールするパワフルなツインバレルによって供給される。フライガバナーが過剰なエネルギーを吸収し、瞬転数字式表示機構全体を保護。
動力制御メカニズムが数字ディスクの切替えに必要な動力を60秒ごとに供給する。ツインバレルとテンプの間に配置されたメカニズムは、パワーリザーブが切れるまで常時テンプに一定の力が加わるようにすることによって、歩度の安定に大きく貢献している。
「ツァイトヴェルク・デイトは、A.ランゲ&ゾーネの時計製造技術に他と異なる独特で現代的な表情を加えました」と、商品開発ディレクターのアントニー・デ・ハスは説明する。
「深夜12時ちょうどに、格別なショーを見せてくれます。3つ全ての瞬転数字式ディスクと日付リングが同時に切り替わるのです。その瞬間に、ケースを通してその力強さと正確さを感じられるでしょう」
ツァイトヴェルク・デイトの心臓部、自社製キャリバーL043.8は、毎時18,000回振動(2.5ヘルツ)。ツインバレルと2つの主ゼンマイを搭載した手巻きキャリバーにより、72時間のパワーリザーブを確保した。
ピンクゴールドのケースも直径44.2 mm、厚さ12.3mmとなっている。そのサファイアクリスタル製ケースバックからは、516個の部品から成るムーブメントに施された職人技による精巧な仕上げを見ることが可能。
ブランド名がエングレービングされた、サンバースト仕上げの角穴車や繊細な動力制御ゼンマイなども技術的および審美的な特徴となっており、異なる素材や表面装飾の調和の取れた構成に鮮やかなアクセントを添えている。
製品概要
Ref.:148.033 / LSLS1484AA
ケース直径: 44.2 mm
厚さ: 12.3 mm
キャリバー:L043.8
巻上げ機構:手巻き
パワーリザーブ:72 時間
機能:パワーリザーブ表示, 動力制御メカニズム, リング状日
ベルト:レザーストラップDark brown, アリゲーターレザー
ピンバックル:18Kピンクゴールド
構成/Ara