
鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県の5県によって構成され、水島(倉敷)や福山、徳山などの重工業地帯を抱えるほか、鳥取県の梨や広島湾のカキ、下関のフグなどでも知られている。そんな中国エリアに居住する人たちが住みやすいと思っている街はどこなのだろうか。
大東建託は中国エリア居住の20歳以上の男女合計4万8437名を対象に、過去最大級の居住満足度調査を実施。結果を集計して「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2025<中国版>」「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2025<中国版>」として発表した。
住みここち1位は6年連続で広島県安芸郡府中町が獲得

広島県安芸郡府中町は、同県内最小の面積ながら、広島市に囲まれているためベッドタウンとして宅地化が進み、イオンモールをはじめとする商業施設も充実している。因子別では、「生活利便性」「交通利便性」「行政サービス」「親しみやすさ」の各因子で1位、「賑わい」因子で2位の高い評価を得て、6年連続での1位となった。
昨年7位から順位を上げて5位にランクインしたのが、広島県廿日市市(はつかいちし)だ。広島市に隣接しているため、ベッドタウンとしても発展している。
JR山陽本線(6駅)と広島電鉄(9駅)が通り、山陽自動車道や中国自動車道のICもあるため、広島市中心部や近隣県への交通利便性もよく、商業施設も充実している。また、世界遺産の厳島神社を有しているため、毎年多くの観光客で賑わいを見せている。

住みたい街1位は6年連続で広島県広島市、2位福岡県福岡市。3位東京23区

「住みたい街」は、広島県広島市が、これも6年連続で1位に輝いた。2位は福岡県福岡市、3位は東京23区となっている。4位は4年連続で岡山県岡山市、5位は大阪府大阪市が昨年ランク外から新たにランクインしている。
「住みたい街が特にない」53.1%、「今住んでいる街に住み続けたい」20.5%の合計73.6%で、昨年に引き続き、今住んでいる街を評価する結果も得られている。
■街の住みここちランキング2025<中国版>自治体TOP15・因子別順位

・静かさ治安の1位は鳥取県西伯郡大山町、2位は島根県仁多郡奥出雲町、3位は広島県山県郡北広島町となった。
・物価家賃の1位は鳥取県西伯郡伯耆町、2位は鳥取県東伯郡琴浦町がランクインしている。
・防災の1位は岡山県赤磐市、2位は島根県仁多郡奥出雲町、3位は岡山県苫田郡鏡野町が入った。
調査概要
調査方法/株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
回答者/中国エリア(鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県)居住の20歳以上の男女、2021年~2025年(一部の回答のみ2020年・2019年を追加)合計4万8437名を対象に集計。
調査期間/
2025年2月21日(金)~3月10日(月):2025年調査(回答者数:1万610名)
2024年2月21日(水)~3月14日(木):2024年調査(回答者数:9541名)
2023年2月17日(金)~3月15日(水):2023年調査(回答者数:1万136名)
2022年3月 8日(火)~3月29日(火):2022年調査(回答者数:9845名)
2021年3月17日(水)~3月30日(火):2021年調査(回答者数:8037名)
2020年3月17日(火)~4月 3日(金):2020年調査(回答者数:170名 ※一部の回答のみ使用)
2019年3月26日(火)~4月 8日(月):2019年調査(回答者数:98名 ※一部の回答のみ使用)
計4万8437名
関連情報
https://www.eheya.net/sumicoco/
構成/清水眞希