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ひとり暮らしの40〜50代のお小遣い平均額は約4万3000円、貯金額は平均759万9248円

2025.08.04

いわゆる“就職氷河期世代”または“ロスジェネ(ロストジェネレーション)世代”と呼ばれている40代・50代の人たちは、日頃どのような意識を持ち、行動し、暮らしているのだろうか。

FJネクストホールディングスは、これまでひとり暮らしの20代・30代を対象にアンケートを実施してきたが、第20弾を迎えるに際して、ひとり暮らしの40代・50代に着目し、その世代を対象に“生活事情”をテーマとした、暮らしに関する実態や意識を把握するアンケートを実施した。

自宅での夕食、「自炊」派が6割超、女性は約3人に2人が「自炊」派と堅実

<質問1>自宅で夕食をとるのは1週間のうち、平均して何日程度ですか?

全体では、「毎日」が過半数(58.5%)でトップとなった。次いで「5日」(11.3%)、「6日」(9.3%)と続いている。上位の“週5日以上”(「毎日」「6日」「5日」合計)の割合をみてみると、その合計値は実に約8割(79.1%)を占めていた。

一方、「自宅では食べない」は僅か6.5%。夕食は“外食”で済ますというイメージがあるひとり暮らしだが、在宅勤務の定着もあってか自宅で夕食を済ませる“おうちごはん派”が多い結果に。

また、2017年に実施した調査(※1)では、「毎日」は31.0%(20代・30代、N=300)で、今回の58.5%と大きな差がみられた。

コロナ禍の前と後という調査時期の差異はあるが、年代が高くなるにつれて、質・量共に自分でコントロールできる“おうちごはん”志向が高くなる傾向にあるようだ。

※1:「ワンルーム単身入居者の『生活事情』アンケート」(2017年3月28日発表)

<質問2>自宅で夕食をとる際、「自炊」と「調理済みのものを買う」(デリバリー含む)とでは、どちらの方が多いですか?

前問で“自宅で食べる”と回答した人(374人)に聞いたところ、全体では「自炊」派(60.4%)が「調理済みのものを買う」派(39.6%)を大きく上回った。

おひとり様市場やデリバリーサービスなどが普及する昨今だが、節約および健康志向の高さが表れた結果と考えられる。男女別では、女性は「自炊」派が約3人に2人(67.0%)と高く、男性も過半数(53.6%)と「自炊」派が健闘していた。

なお、前出の2017年実施の調査(※1)での20代・30代のデータとは、大差はなかった。

病気やケガへの備えトップ3は「マスク」「体温計」「絆創膏」、健康維持には「手洗い・うがい」「十分な睡眠」「栄養のある食事」を意識

<質問3>病気・ケガの備えとして、ご自宅で常備しているものは何ですか?

病気・ケガの備えとして、ひとり暮らしの40代・50代が自宅に常備しているものは何だろうか。

常備率が高いトップ3は「マスク」(74.3%)、「体温計」(69.5%)、「絆創膏」(69.0%)という結果に。4位の「薬」(66.0%)も割合は高く、上位4品目が単身生活者の“定番”と言えそうだ。また、上位2つは、コロナ禍を経て定番化した品目とも考えられる。

男女別では、女性は8割超(81.0%)の「絆創膏」を筆頭に、上位4品目が7割を超えるなど全ての品目で男性より常備率が高いことから、女性の方が備えは万全であることが伺える。

<質問4>健康維持のために、どんなことを日頃実践していますか?該当するものをすべてお選びください。(複数回答)

健康維持のために日頃実践していることを聞いたところ、「手洗い・うがい」が約3人に2人(66.3%)でトップとなった。コロナ禍を経て習慣化したことが背景として考えられる。

次いで、過半数(50.8%)の「十分な睡眠を取る」、少し差が開いて「栄養のある食事」(39.8%)が上位にランクイン。一方、「特に対策はしていない」は14.8%と少数派であった。

男女別では、女性は7割超(73.5%)の「手洗い・うがい」を筆頭に上位4項目が4割を超えるなど、男性よりも実践率が高いことから、女性の健康維持に対する意識の高さが伺える。また、男性では「適度な運動をする」(37.0%)が3位であった。

ひと月のお小遣い、平均金額は約43,000円で若い世代よりも“低予算”

<質問5>公共料金、家賃など必要経費を除いた、ひと月のあなたのお小遣い(自由に使えるお金)は、おおよそいくらですか?近い金額をお選びください。

全体で回答数が多かったのは「3万円」(30.3%)で、次いで「5万円」(20.5%)であった。3~5万円のボリュームゾーンが、ひと月のお小遣いの相場と言えそうだ。

男女別では、“3万円以下”(※2)は男性55.0%に対して女性68.5%と差がみられ、女性の方が“倹約派”であるようだ。

また、全体の平均金額(※3)は43,003円という結果に。2024年に20代・30代を対象に実施した調査(※4)での平均金額は49,987円であることから、若い世代よりも僅かながら“低予算”であった。

※2:「9千円以下」「1万円」「3万円」の合計
※3:「9千円以下」を9千円、「20万円以上」を20万円として算出
※4:2024年 ひとり暮らしの「ふところ事情」アンケート

貯金額は「2,000万円以上」14.5%、“1,000万円以上”が25.3%、一方、「貯金はしていない」は33.5%で、格差あり

<質問6>現在の貯金額(銀行貯金・郵便貯金)はいくらですか?近い金額をお選びください。

貯金額は、「2,000万円以上」が14.5%でトップに。“老後資金2,000万円問題”が話題となったが、すでにクリアしている人が約7人に1人いるようだ。

次いで「1,000万円」(7.5%)、「500万円」(7.0%)の順に。“1,000万円以上”(※5)は、2024年に20代・30代を対象に実施した調査(※3)では12.5%であったが、今回の40代・50代では倍以上の25.3%(約4人に1人)に達した。

年齢すなわち蓄えられる期間が長いことに加えて、老後の蓄えが優先された結果と捉えられる。一方、「貯金はしていない」人も約3人に1人(33.5%)おり、格差が垣間見えた。

また、貯金をしている人(266人)の平均金額は7,599,248円(※6)という結果に。前出の2024年の20代・30代を対象の調査(※4)での平均金額は4,119,322円であることから、40代・50代は年齢と共に着実に貯金を積み重ねていることが伺える。

※5:「1,000万円」+「1,500万円」+「2,000万円以上」
※6:「2,000万円以上」を2,000万円として算出

<質問7>投資はしていますか?している方は、投資の種類を教えてください。該当するものすべてお答えください。(複数回答)

投資ブームと言われる昨今だが、「投資をしていない」が全体の約6割(60.8%/243人)を占めていた。損失の可能性がある投資よりも、着実な貯金を優先した結果だろうか。

男女別では、「投資をしていない」は男性56.5%に対し女性65.0%であることから、男性の方が投資にやや積極的のようだ。

また、投資をしている人(157人)に種類を聞いたところ、トップは「投資信託」(66.2%)、次いで「株式」(57.3%)であった。

男女別では、「投資信託」は女性(72.9%)の方が男性(60.9%)よりも、「株式」は男性(64.4%)の方が女性(48.6%)よりも、人気が高いという逆転現象が起きている。

なお、2024年に20代・30代を対象に実施した調査(※4)との比較では、全体の投資行動について大きな差は見られない。

<質問8>では、投資する理由は何ですか?3つ以内でお答えください。(複数回答)

質問7で投資をしている人(157人)に目的を聞いたところ、「老後の備えを確保したいから」が6割超(61.8%)でトップとなった。老後資金2,000万円問題、年金制度改革など暮らしの先行きに不透明感が増す中、将来に対する不安解消が当面の目的のようだ。

次いで、「いざという時に備えたいから」(43.9%)、「単純に資産を増やしたいから」(42.7%)と上位3項目に回答が集中していた。

男女別では、女性は「老後の備えを確保したいから」が7割超(72.9%)、「いざという時に備えたいから」が過半数(52.9%)で、女性の方が将来への備えを切実に考えていることが伺える。

また、前出の2024年に20代・30代を対象に実施した調査(※4)との比較では、やはり40代・50代の方が“老後の備え”は約10ポイント高いという結果に。

“家賃重視派”が約7割、女性は僅かながらセキュリティを重視

<質問9>賃貸物件にお住まいの方に伺います。部屋仕様や立地条件が同等の場合、あなたはセキュリティと家賃のどちらを重視しますか?

賃貸に住んでいる人(229人)に、重視するのは家賃かセキュリティかを聞いたところ、全体では「どちらかと言えば家賃重視」(38.8%)が最も多く、次いで「家賃重視」(30.1%)が続いた。

この2つを合わせた“家賃重視派”は約7割(68.9%)で、“セキュリティ重視派”(31.1%)を大きく上回った。近年の物価高に加え首都圏で家賃の高騰が続いていることが、この結果に至る背景として考えられる。

男女別では、女性は「どちらかと言えば家賃重視」が4割超(40.1%)であるものの、“家賃重視派”は63.9%と男性の73.7%よりも低いことから、男性よりもセキュリティ意識は比較的高いと言える。

2023年に20代・30代を対象に実施した調査(※7)との比較では、収入の面から家賃を重視すると思われる若い世代の方が、意外にも僅かながらセキュリティ重視の傾向にあることが判明。

※7:2023年 ひとり暮らしの「防災・防犯意識」アンケート

<質問10>部屋のセキュリティ設備で、これだけは欠かせないと考えるものは何ですか?(複数回答)

ひとり暮らしの部屋に欠かせないセキュリティ設備のトップ3は、「モニター付インターフォン」(47.0%)、「ドアチェーン」(43.8%)、「オートロック」(35.8%)であった。4位は「ドアスコープ」(25.3%)で、“訪問者の顔”を確認できる設備が上位にランクイン。

男女別では、女性の「モニター付インターフォン」の割合の高さが目立つ。

また、前出の2023年に20代・30代を対象に実施した調査(※7)との比較では、「オートロック」は若い世代が45.5%に対して、40代・50代は35.8%と約10ポイント低く、「ドアチェーン」は若い世代が31.5%に対して、40代・50代は43.8%と10ポイント以上高くなっているのが特徴的。

調査概要
調査期間:2025年6月13日~15日
調査方法:インターネットによる調査(インターネット調査会社を通じてサンプリング・集計)
調査対象:首都圏※在住 独身・ひとり暮らしの働く40代~50代 男女400人
※1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)

関連情報
https://www.fjnext-hd.co.jp/

構成/Ara

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