
ダイソーで買える自転車ライトは110円から1100円まで多彩にラインアップ。補助灯から高機能タイプまで、実際に点灯・装着して実用性をチェック!夜道の安全対策として使えるかどうかを明るさや機能面から検証した。
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夜道で自転車を走らせるときの必需品が、自転車用のライト。ロードバイクなどは、購入時に付属していないことが多いので、別途買い求める必要がある。そ
して安さで選ぶならやはりダイソー。ここでは、何種類かの自転車用のライトが販売されている。そのうち4種類をピックアップして紹介しよう。
ミニサイズながら補助灯として使える「サイクルライト」
2灯のミニLEDが備わったライト。明るさは5ルーメンしかなくて前照灯としての光度は満たさず(※)、あくまでも補助灯として使うことが前提となっている。
(※編注:前照灯は、白色又は淡黄色で、夜間前方10メートルの距離にある交通上の障害物を確認することができる光度を有するものとされている)

電源は、コイン形リチウム電池のCR1220が2個。別売であるが、ダイソーでは2個入り110円で販売されている。
点灯パターンは、常時点灯、高速点滅、低速点滅の3種類あり、スイッチを押すたびに切り替わる仕様。新品の電池で、常時点灯では8時間、点滅では24時間もつ。
下の写真は、真っ暗にした部屋で2m先の壁に向かって点灯したところ。カメラの感度をかなり高く(ISO 6400)しても、写真では真っ暗にしか見えないが、肉眼では多少は壁が照らされているのが判別できる。

取り付け方は少し独特で、前方に張り出したベルトをハンドルバーに巻きつけ、後方のフックに引っ掛ける方法をとる。ベルトの長さは、ハンドル径の標準規格22.2mmまで対応しており、それより太いハンドルだと取り付けできない点に注意。

■商品詳細
商品名:サイクルライト
価格:110円
原産国:中国
材質:シリコーンゴム
商品サイズ:ベルトを除いた本体長さは4cm、厚みは1.6cm
種類:グリーン、ピンク、ブルー、グレー
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4972822320702
より長時間点灯する「2LED 自転車用フロントライト」
こちらも5ルーメンの補助灯で、一見して形状は異なるが、それ以外の点では「サイクルライト」と共通する部分が多い。ベルトで巻きつけて装着するし、点灯パターンも一緒。ただ、使用する電池は、より容量が大きいCR2032が2個で、電池のもちは若干長い。

「サイクルライト」と同様の条件で、明るさを確認してみる(下写真)。やはり、肉眼で初めて、ぼんやりと明るさが認識できる程度である。

取り付け方は、「サイクルライト」と基本的に同じだが、ベルトを後ろから前に回してフックに引っ掛ける点が異なる。

■商品詳細
商品名:2LED 自転車用フロントライト
価格:110円
原産国:中国
材質:シリコーンゴム
商品サイズ:ベルトを除いた本体長さは4cm、厚みは1.6cm
種類:グレー、ブラック
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4972822320658
広い範囲を照らしてくれる「COBストラップライト」
LEDの1種であるCOBのライトで、照射範囲が広いという特徴がある。300ルーメンと一気に明るくなったが、やはり前照灯としては道交法の基準を満たしてないことに注意。

電池は使わず、Type-C USBケーブルを使って充電する。ケーブルは付属しておらず、また、「PCのUSBポートからの充電はしないでください」と明記されている点に注意。
そのため、別途ACアダプターが必要となることもあるだろう。ゼロから満充電まで約1時間。スイッチを押すたびに明るさは切り替えられ、300ルーメンでは45分、250ルーメンは90分、120ルーメンでは210分もつ。常時点灯とは別に点滅の設定もある。
先ほどと同条件で壁を照らしたのが、以下の写真。やはり、明るさは全然違ってくる。

自転車への取り付けは、背部のストラップ(バンド)を手で引き延ばし、ハンドルバーに巻いてフックに掛ける点では、先の2商品と同じ。別途クリップも付いており、バッグなどに差して夜道の歩行時にも使える。

■商品詳細
商品名:COBストラップライト
価格:330円
原産国:中国
材質:ABS樹脂、ポリカーボネート
商品サイズ:LED面の縦横3.5cm×厚さ1.5cm
種類:―
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4971275816558
ピンポイントで明るく照らす「センサー付き自転車ライト」
ダイソーでは一番高価な1100円の自転車ライト。マグライト並みに大きくてごつい形状になっているが、明るさは300ルーメンにとどまる。

Type-C USBケーブルで充電し、明るさは3段階で切り替えられる点など、「COBストラップライト」と似ている点が多い。
機能面での相違点として挙げられるのは、「AUTOセンサーモード」があること。これは、周囲の明るさによってライトの明るさが自動的に変化するもので、節電になる。また、本体の背にはバッテリー残量がわかるインジケーターも付いている。
また、防水等級がIPX3と、通常の雨をしのげるのは、他のライトにはないアドバンテージだ。壁に向けての明るさを確認してみると、ピンポイントに明るく照らされるのがわかる。

装着方法は、「COBストラップライト」と同じ。バンドはハンドルバーに装着したままで、ライト本体だけをスライドして外すことができ、充電時にはこれは便利。

■商品詳細
商品名:センサー付き自転車ライト
価格:1100円
原産国:中国
材質:ABS樹脂
商品サイズ:LED面の縦横2cm×3cm、長さ(奥行)10cm
種類:―
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4971275817302
撮影・文/鈴木拓也
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