
Razerは、eスポーツ向けワイヤレスヘッドセット「Razer BlackShark V3 Pro」を発表した。PC向けモデルとXbox向けモデルの予約開始日は2025年7月30日、発売日は8月8日で、希望小売価格は各40,780円。カラーはブラックとホワイトを用意する。なお、XBox向けモデルのホワイトは8月中に販売開始予定。また、PlayStation向けモデルの予約開始日と発売日については、後日発表予定としている。
4つのマイクによる高度なハイブリッドANC機能も搭載!
2012年に人気FPSタイトル「Battlefield」の競技プレイ向けに初登場した「BlackShark」は、トーナメントレベルの信頼性で高い評価を得た。2025年7月時点で、「BlackShark V2 Pro」はProSettingsにおいてヘッドセット部門第1位を獲得している。新モデルの「BlackShark V3 Pro」は、その伝統を受け継ぎつつ、一流のeスポーツ選手向けに設計された次世代機能を搭載しているのが特徴だ。
■主な特徴
・Razer HyperSpeed Wireless 第2世代による超低遅延通信
Razer初となる第2世代HyperSpeed Wirelessテクノロジーを搭載し、業界をリードする応答速度を実現。遅延はわずか10ミリ秒と極めて低く、従来の競合モデルの15ミリ秒と比べて約33%の遅延削減を達成している。高速かつ緊迫した競技環境において、1ミリ秒の差が勝敗を分けるプレイヤーにとって、決定的なアドバンテージとなる。
・プロレベルのコミュニケーションを実現する「Razer HyperClear Full Band Mic」
eスポーツにおいて、クリアな音声コミュニケーションは勝敗を左右する。そこで、本製品には、48kHzの高精度なサンプリングレートと単一指向性の集音パターンを備えた、スタジオ品質の12mm着脱式マイクを搭載。激しい試合中でも自分の声を明瞭に届けることができる。
・シリーズ初搭載の「ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング(ANC)」
BlackSharkシリーズで初めて、4つのマイクによる高度なハイブリッドANC機能を搭載。周囲の環境ノイズをインテリジェントに除去し、メモリーフォームイヤークッションと密閉型デザインと相まって、どんな環境でも集中力を保てる静寂なオーディオ空間を実現する。
・よりクリアで明瞭なサウンドを実現する次世代「Razer TriForce バイオセルロース ドライバー」
超薄型のバイオセルロース振動板を用いた第2世代TriForce 50mmドライバーを採用し、より自然でクリアな音質と優れた周波数分離を実現。新設計のドライバープラグにより高調波歪みを50%低減し、さらに磁力も75%強化され、敵の動きを音で正確に捉えられる立体的なサウンド体験が可能になった。
・2.4GHzワイヤレス/Bluetooth/USB-A/有線3.5mmの 4種類の接続方法に対応
4種類の接続モード(2.4GHzワイヤレス、Bluetooth、USB-A、有線3.5mm)に対応し、ゲーム環境に応じた柔軟な接続が可能。2.4GHzのHyperSpeed WirelessとBluetoothの同時接続にも対応しており、ゲーム中でも通話やボイスチャットに接続を維持できる。さらに、プロがチューニングした12種類のEQプロファイルをあらかじめ搭載。FPSタイトルを中心に最適化されており、最大9種類のカスタムEQプロファイルもヘッドセット本体に保存できる。
・PC限定「THX Spatial Audio」最新構成で7.1.4chの立体音響に対応
PC向けモデルは、THX Spatial Audioの最新構成(7.1.4ch)に対応。従来の水平的な定位だけでなく、上方向にも仮想スピーカーを追加することで、垂直方向の音場を拡張。ゲームやメディアコンテンツにおいて、足音や発砲音などの位置情報をより正確に把握でき、没入感と戦略性が飛躍的に向上する。
製品情報
https://www.razer.com/jp-jp/gaming-headsets/razer-blackshark-v3-pro
構成/立原尚子