
7月28日、東京・池袋に体験型施設「ちいかわパーク」がオープンした。人気イラストレーター・ナガノさんが描くちいかわの世界観を再現した新たなスポット。ちいかわパークにはカチューシャやポップコーンバケットなど魅力的なオリジナルグッズが並ぶ中、一際、異彩を放つグッズがある。それが「くりまんじゅう しじみ汁もなか」(税込1200円)だ。しじみ汁味のもなかなのか、しじみ汁に投入するもなかなのか。公式では一切の説明のない不思議なグッズの正体を紹介したい。
正解は”もなか味噌汁”
なんとなく予想はついていましたが、正解はお湯に溶かして作る粉末の味噌汁が中に入ったもなかでした。
アニメ『ちいかわ』第133話で、くりまんじゅうがしじみ汁を飲んでおり、おそらくそれがモチーフになっていると思われます。
7月16日には、ちいかわパークの公式Xアカウント(@chiikawa_parkjp)が、おもむろにちいかわパーク限定グッズとして「くりまんじゅう しじみ汁もなか」投稿したことで、ファンの間では話題になっていました。
「くりまんじゅう しじみ汁もなか」の作り方はいたってシンプル。もなか(くりまんじゅう)の背中に小さな穴を開けて、中に入っている粒状の味噌汁の素を取り出します。中身をお椀に入れてお湯を注ぐとよくかき混ぜ、最後にくりまんじゅう(もなか)をそっと乗せれば完成。もなか(くりまんじゅう)は、なかなか溶けないのでくりまんじゅうと見つめ合いながらゆっくりと食べることができます。

開けるとふたりのくりまんじゅうが…!


箱の側面にも可愛いイラストが描かれている



中身はこんな感じ。しじみもたくさん入っている!

お湯を注いで…

くりまんじゅうさんを乗せれば完成!!!

二日酔いの朝に飲んだら体に沁みる味…!

ちなみにしじみには、「オルニチン」と呼ばれるアミノ酸が豊富に含まれていて、人はアルコール摂取後、肝臓がアルコールを分解する過程で、アセトアルデヒドという有害物質を生成するのですが、オルニチンはこのアセトアルデヒドを早く分解するのを助けるため、二日酔いの症状を軽減する効果があるとされています。また、しじみにはビタミンB群やミネラルも豊富。ビタミンB群はアルコールの代謝に必要な栄養素であり、アルコールによって消耗されやすいため、二日酔いの際に補充することで回復が早まると言われています。
劇中でも二日酔いと思われるくりまんじゅうさんが、しじみ汁の川からしじみ汁を飲んで元気を取り戻す様子が描かれています。
パーク内の細かな装飾や仕掛けのみならず、グッズのひとつひとつにまで、ちいかわ愛が詰まっているちいかわパーク。「くりまんじゅう しじみ汁もなか」他にも、報酬袋に入ったクッキーやメロンパンクッキーなどファンなら必ずモチーフがわかるグッズがたくさんあり、お土産に最適です。
ちいかわパークは一日の来場者数の上限は公表されていないものの、すでに8月31日分までのチケットは完売(※7月29日時点)。今後のチケットの販売開始が待ち遠しい。
取材・文・写真/峯亮佑