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備蓄米や古古米を購入することに抵抗を感じている人はどれくらいいる?

2025.07.31

家計を悩ませる令和の米騒動。長引く米の価格高騰と品薄を解消するべく政府が放出した備蓄米が現在市場に出回っているが、備蓄米や古古米に抵抗を感じている人はどれくらいいるのだろうか?

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』はこのほど、首都圏・関西圏・東海圏で米類の購入や消費・ストックに関するアンケートを実施し、その結果を発表した。

1.備蓄米や古古米等に抵抗がない人が多数派。一方、多少高くても備蓄米以外を選ぶ人も一定割合存在

米類の購入や消費・ストックの実態に関するアンケートを実施した。まず、「お米へのこだわり(産地、品種等)は強い」については、「当てはまらない・計」(42.0%)が「当てはまる・計」(28.3%)を上回った。それと関連してか、「備蓄米を買うことに抵抗はない」「安ければ、古米や古古米でも気にしない」については、「当てはまる・計」が「当てはまらない・計」を上回った。

ただ、「多少高くても備蓄米でない米を買う」では、「当てはまる・計」が「当てはまらない・計」をわずかに上回り、備蓄米以外の米を選びたい消費者も一定数存在することもわかった。

また、「輸入米を買うことに抵抗はない」では、「当てはまらない・計」(45.3%)が「当てはまる・計」(24.9%)を大きく上回り、輸入米への抵抗感が強いようである。一方、「炊いたお米を一度冷凍してから解凍して食べることに抵抗はない」「お米を炊くかわりにパックご飯を使うことに抵抗はない」は、ともに「当てはまる・計」が多数派で、さほど抵抗感はないようである。

2.「備蓄米を買うことに抵抗はない」割合が高いのは50代男性。「解凍」では男女で意識差

お米の購入や消費等に対する意識に関するデータを性年代別・圏域別・自宅での炊飯頻度別で集計したのが下図。性年代別では、「備蓄米を買うことに抵抗はない」割合が高いのは50代男性(51.2%)である一方、20代・60代女性は他の性年代より割合が低く、備蓄米への抵抗感が強いようだ。

また、「安ければ、古米や古古米でも気にしない」割合が高いのは20代男性(41.6%)である一方、50代・60代女性は他の性年代より割合が低く、古米・古古米への抵抗感が強いようだ。

さらに、「炊いたお米を一度冷凍してから解凍して食べることに抵抗はない」では、女性の全年代において男性の同年代よりも割合が高く、男女で抵抗感に差がある。一方、「お米を炊くかわりにパックご飯を使うことに抵抗はない」では、女性の間でも年代差が大きく、20代・30代では抵抗感が弱く、50代・60代では抵抗感が強い傾向が見られる。

3.白米の家庭内ストックは「減っている」ほうが多数派。ストック増が米不足要因である可能性は低い

1年前と比べた自宅の米類のストック状況の変化を尋ねた。国産の白米については、82.4%の人が自宅にストックがあると回答しており、その量が1年前と比べて「増えている・計」が12.1%、「減っている・計」が16.8%と減っている人が多かった。

防災備蓄の増加等、家庭でのストックの増加が米不足の一因であるという説があるが、この調査からは家庭でのストック増が米不足の原因である可能性は低そうだ。「白米以外の米類(玄米、もち米等)」と「米に混ぜる雑穀等」のストックは「増えている・計」が「減っている・計」をやや上回っており、健康志向やかさまし節約等の動機で白米以外の米類や雑穀の利用は増加傾向である可能性がうかがえる。

4.品薄認識でストック意向は高まっているが、商品が「ない・高い」ため実際のストック量は増えず

国産の白米をストックしている人に、ストック量の増減につながった心理として当てはまる理由を選んでもらったところ、ストック量が増えた/増やしたい気持ちにさせた要因としては、「買えないと困るため、ストックしておくようになった」(25.0%)、「価格が上昇傾向にあるため、安いうちにまとめて買っておくようになった」(15.8%)が2大要因であった。

一方で、ストック量が減った/減らしたい気持ちにさせた要因としては、「品薄で手に入りづらく、ストックを増やしにくくなった」(17.8%)、「価格が高騰しているため、購入を控えるようになった」(17.4%)が2大要因であった。品薄の認識でストック意向は高まったものの、商品が「ない・高い」ために家庭内のストック量が結果的には減少しているようだ。

性年代別に見ると、顕著な傾向とは言えないが、ストック量が増えた/増やしたい気持ちにさせた要因としては、50代女性は「買えないと困るため、ストックしておくようになった」(30.1%)、20代男性は「安くなる方法を見つけて、まとめ買いをするようになった」(15.0%)が他の性年代より割合が高い。

逆に、ストック量が減った/減らしたい気持ちにさせた要因としては、20代男性は「価格が高騰しているため、購入を控えるようになった」(12.1%)、「品薄で手に入りづらく、ストックを増やしにくくなった」(9.1%)の割合が他の性年代に比べて低い。

出典元:リクルート

構成/こじへい

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