
当初は好き合って結ばれたはずの2人。しかし時が経つにつれて愛情は薄れ、子どものため、世間体のために籍を入れ続ける「仮面夫婦」となってしまう既婚者は少なくないだろう。
リンクスはこのほど、既婚者向けマッチングアプリ「既婚者クラブ」のユーザーである全国の20歳~59歳までの既婚男女3,000人を中心に、「仮面夫婦の実態調査」を実施し、その結果を発表した。
21.27%が「うちは仮面夫婦」──無言の同居生活はすでに日常?
「自分たちは仮面夫婦だと思う」と回答したのは、全体の21.27%(638人)で、5組に1組が、表面上は夫婦を演じつつも心が通わない現実を抱えていることがわかった。特に子どもがいる家庭では24.43%が「仮面夫婦」と回答していた。
年代別の仮面夫婦率は40代が最多に
年代別では、40代が最も仮面夫婦率が高く23.62%となった。また、20代でも13.77%が仮面夫婦であると回答しており、結婚の初期段階から冷え切った関係に陥っている家庭も少なくないようだ。
他人事ではない? 仮面夫婦に対する“リアルな声”
「仮面夫婦についてどのように思うか」と尋ねたところ、「楽しくなさそう」(40.47%)が最多となり、以下「そういう家庭があっても仕方ないと思う」、「自分たちはそうなりたくないと思う」と続いた。
自由回答形式で同様の質問をしたところ、「理解はできる」という共感や諦めのような感情が見え隠れする回答が寄せられた。
仮面夫婦を避けるには? カギは「思いやり」と「話し合い」
「仮面夫婦を回避するにはどうすればいいか?」と尋ねたところ、最も多かった回答は「相手への思いやりを持つ」(65.33%)。次いで「コミュニケーションを取る」「スキンシップを忘れない」という結果になった。
自由回答形式で同様の質問をしたところ、男性は「営み」重視、女性は「話し合い」「感情の安定」重視という違いも浮き彫りになった。また、年齢が上がるほど「会話・思いやりの重要性」を痛感する傾向にあり、一方で、スキンシップや営みの頻度は年齢とともに下降していた。
<調査概要>
調査期間:2025年2月18日
対象者:全国の既婚男女3,000人(男性:1,406人/女性:1,594人)
年代内訳:20代138人/30代594人/40代1,071人/50代1,197人
調査方法:インターネット調査(Freeasy利用)
引用元データ:https://kikonclub.com/questionnaires/19
出典元:株式会社リンクス
構成/こじへい