眉、唇に続いてヒットするか?新しい薄毛ケア「頭皮アートメイク」体験レポート
2025.08.24
薄毛治療といえば、育毛剤や植毛を思い浮かべる人が多いだろう。
だが、今ひそかに注目されているのが「頭皮アートメイク」だ。あくまで“毛が生えているかのように見せる”美容医療であり、手術でも薬でもない。
けれどもその効果は抜群だ。自然な見た目と即効性を兼ね備え、薄毛に悩む多くの男性が、再び自信を取り戻している。
遺伝的要因が大きく影響?薄毛男性の7割以上が「家族の中に薄毛の人がいる」
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医療現場で注目される「頭皮アートメイク」の魅力とは?
薄毛に悩む男性の多くが頼るのは、AGA治療や発毛剤、もしくはウィッグや植毛などの手段。しかし、それらは「効果が出るまでに時間がかかる」という共通の課題も持ち合わせている。
「頭皮アートメイク」は、施術直後から見た目の変化を実感できることが大きな特徴。
育毛剤等とは異なり、効果が出るまで長く待つ必要がなく、平均2~3回の施術で「薄毛が気にならない状態」を実現することができるため、抗がん剤治療などで脱毛を経験した患者や、円形脱毛症、進行性のAGAに悩む方など、頭皮アートメイクと治療を併用することで「薄く見えない状態」を作り出し、精神的な負担を軽減しながら治療を行うことができる。
このようなメンタル面のケアやQOL(生活の質)向上にもつながる医療的意義もあるにもかかわらず、認知度がまだ低いことから利用者が少ない現状がある。
脱毛による見た目の変化は、当人の自信や社会的活動に大きな影響を与えるもの。アートメイクは、外見のコンプレックスを軽減し、前向きな生活を取り戻すサポートになることが期待されている今注目すべき施術だ。
■眉のアートメイクとはどう違う?
アートメイクと聞いて思い浮かべるのは眉の施術だろう。頭皮の場合はまったく異なる技術が必要だ。
頭皮は眉よりも皮膚が厚く、構造も異なるため、頭皮専用の極細針と色素を使ってごく微細な点描で毛穴を再現。これにより、髪の毛が密集しているような自然な印象をつくることができる。
“頭皮アートメイク専門の看護師”月乃なつが届ける、薄毛への新たな解決策
その技術を支えているのが、年間800件以上(2024年6月から2025年5月実績)の施術実績を持つ「頭皮アートメイク専門の看護師」月乃なつ氏。現在、東京・大阪・福岡など全国の提携クリニックを飛び回る。最新の技術と高い安全性を追求し患者に寄り添う施術を提供している韓国式頭皮アートメイク業界の第一人者だ。
月乃なつ
頭皮アートメイク専門の看護師
看護師資格を取得後、美容クリニックに勤務。自身や家族の薄毛の悩みから「頭皮アートメイク」と出会い、解決策を求めて単身韓国に渡り技術を習得。技術習得後も、計9回にわたり短期留学を重ね、多彩な技法を習得。患者様一人ひとりの頭皮に適した最適なアプローチと自然な仕上がりが評価され、多くの支持を得ている。
https://sugao-beauty.com/
月乃氏はこの分野で本格的に技術を極めるため、美容大国・韓国への単身留学を決意したという。韓国は頭皮アートメイク技術が世界トップレベル。計10回にわたり短期留学し、異なる講師から様々な技術を習得。日々アップデートされる技術を学ぶために、4ヶ月に1度、渡韓し学び続けているのだ。
■こだわりは“手打ち”。1点1点に心を込めて。
一般的に頭皮アートメイクには、マシンで行う自動施術と、手作業で1点ずつ打っていく「ヘアドットアートメイク」の2種類。月乃氏はあえて難易度が高く、熟練の技術を必要とする手動方式を選んでいる。
なぜか?その答えはシンプルだ。
「手動の方が、髪質や頭皮の状態、生活習慣に合わせて柔軟に対応できるから」。
1点ずつ丁寧に施すその施術スタイルには、“個を大切にする”という医療人としての哲学がにじんでいる。
■美容医療に“2年の差”があるという現実
月乃氏は今も定期的に韓国へ渡り、技術のアップデートを続けている。
「日本の美容医療は韓国に比べて約2年遅れている」と彼女は語る。その遅れを現場で埋めようとする月乃氏の姿は、まさに使命感に満ちており、将来的には、医師との連携を深めながら、日本国内で頭皮アートメイクの認知度を広め、治療の選択肢として定着させたいと語ってくれた。