
ファン待望の劇場版「鬼滅の刃 無限城編 第一章」が、ついに公開となった。本記事では、第一章の公開情報から、あらすじや今後の展開、劇場版公開記念イベントまでを網羅する。
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2025年7月18日、劇場版「鬼滅の刃 無限城編 第一章」が公開された。「柱稽古編」のテレビ放送から約1年、ファンが待ち望んだ続編であり、鬼舞辻無惨との最終決戦を描く三部作「無限城編」の幕開けとなる作品だ。公開前からSNSが賑わい、関連イベントも多数開催されるなど、日本中が再び「鬼滅の刃」一色に染まる勢いを見せている。
本記事では、この夏もっともアツいコンテンツ、劇場版「鬼滅の刃 無限城編 第一章」の公開情報を深掘りしていく。あらすじや今後の展開、記念イベントなど最新かつ価値ある情報を幅広くお届けする。
「鬼滅の刃 無限城編 第一章」が2025年7月18日に公開
公開前から大きな話題を呼んでいる「鬼滅の刃 無限城編 第一章」。公開日0時の上映や異例の上映時間など、かつてないスケールで封切られた本作について、詳しく解説しよう。
■2025年7月18日0時より世界最速上映
劇場版「鬼滅の刃 無限城編 第一章」は、2025年7月18日午前0時より全国11都道府県24の劇場にて世界最速上映された。平日の深夜にも関わらずチケットは即完売し、公開直前にはXで「最速上映」がトレンド入りするなど、ファンの期待と興奮が最高潮に。上映終了後には「想像以上のクオリティ」「155分が一瞬だった」と、絶賛の声が次々と投稿され、劇場もSNSも大きな賑わいを見せた。
公開日の早朝午前7時台より上映を行った劇場も多数。2025年7月現在、全国452館(通常393館+IMAX59館)で上映中だ。
■上映時間は異例の155分
本作の上映時間は155分であり、アニメ映画としては異例の長尺作品であることも大きな話題を呼んでいる。原作における無限城編は、複数の場所で同時に壮絶な戦いが繰り広げられる密度の濃い物語だ。複雑かつ重厚なストーリーを妥協なく描き切るには、それだけの時間が必要だったのだろう。ボリューム感からも、本編での再現度の高さや描写の細かさに大いに期待が高まる。155分の間、観客は最高のクオリティの世界観に没入できるのだ。
■注目の主題歌情報
「鬼滅の刃」といえば、その作品だけでなく主題歌の注目度も高く、数々のヒット曲が生まれている。本作の主題歌は、なんと二本立て。過去のテレビシリーズでも主題歌を担当したAimerによる「太陽が昇らない世界」と、「紅蓮華」や「炎」を歌ったLiSAによる「残酷な夜に輝け」だ。「鬼滅の刃」を代表する2組のアーティストによって、無限城編の世界観が表現されており、作品の感動をより一層深いものにしている。
【ネタバレ注意!】第一章はどこまで描かれる?
本作は、物語がクライマックスに向かう三部作の一作目にあたり、壮絶な戦いの始まりの章となる。公開前よりSNSを中心に、第一章でどこまで描かれるのかが話題となっており、さまざまな予想が飛び交った。
ここでは、実際に上映された内容を基に、第一章のあらすじと原作のコミックスでは何巻にあたるかを解説する。
■「鬼滅の刃 無限城編 第一章」のあらすじ
本作は、テレビシリーズ「柱稽古編」のラストの展開より始まる。産屋敷耀哉が囮になり無惨への攻撃を仕掛けるが、突如足元に空洞が開き、炭治郎たちは上限の鬼が待つ無限城へと落とされる。
本編では、3つの戦いが繰り広げられる。まずは、蟲柱・胡蝶しのぶと上弦の弐・童磨との死闘。そして、我妻善逸と、善逸の兄弟子・獪岳との激戦。
最後に、前劇場版「無限列車編」で煉獄杏寿郎を倒した猗窩座と、水柱・冨岡義勇と炭治郎の戦いだ。原作通りの展開で3つの戦いが丁寧に描かれ、猗窩座の過去を含む決着で物語の幕が閉じられる。
■原作では何巻にあたる?
「鬼滅の刃 無限城編 第一章」は、原作コミックスでいうと16巻~18巻の内容にあたる。具体的には16巻139話「落ちる」から18巻157話「舞い戻る魂」の途中まで。
本編では戦闘シーンや猗窩座の過去が忠実に描かれつつ、劇場版オリジナルシーンも一部追加されている。内容をおさらいして映画を観たい人、原作と劇場版の違いを確認したい人はチェックしてみよう。
無限城編の次は?今後の「鬼滅の刃」展開予想
公開になったばかりの「鬼滅の刃 無限城編 第一章」だが、エンドロールが終わった瞬間から、ファンの意識は次に向かっていることだろう。
SNSでも、第二章以降の内容考察や公開時期の予想が目立つ。これまでの放送スパンや原作の内容などを加味し、今後の展開について予想してみよう。
■第二章・第三章の公開時期予想
過去のシリーズ公開スケジュールや制作ペースから推測すると、続編の公開には相応の制作期間が必要だ。
第二章の公開は早くても2026年夏以降、第三章は2027年夏~冬もしくは2028年になる可能性もある。一日も早い公開を望むところだが、最高のかたちで最終決戦を映像化してもらうため、期待を胸に情報の解禁を待とう。
■原作から考える今後の展開
原作では、無限城編で上弦の鬼らとの戦いを終え、無惨と決することとなる。その後、無限城が崩壊し地上へ戻り、無惨との最後の戦いに挑む。無限城編三部作ですべてが描かれ、物語が完結するという意見がある一方、一部のファンの間では、地上での戦いを「最終決戦編」とし、三部作からさらなる展開があるはずとの意見もある。
今回の第一章が、上映時間155分でコミックス約19話分が描かれた点、原作は205話で完結しており、あと50話近く残っている点、終幕に向けてより丁寧な描写やオリジナルシーンの追加もあり得る点を考えると、無限城編に続く劇場版の制作やテレビシリーズの可能性もあるかもしれない。
■第一章のテレビ放送はいつ?
劇場版が公開されると、次に気になるのがテレビでの放送時期だ。前作の「無限列車編」は2020年10月に公開され、2021年9月にテレビ初放送となった。
また、同年12月には「無限列車編」の続きとなる「遊郭編」がテレビシリーズで放送。
このパターンを踏襲するならば、第一章のテレビ放送も2026年夏ごろ、もしくは公開時期は未定だが第二章の公開直前になる可能性が考えられる。
劇場版公開を記念し過去作のテレビ放送やイベント多数
「無限城編 第一章」の公開は、アニメ映画の枠に収まらない。社会現象となった作品の最新作にふさわしく、今回もスクリーン内外でさまざまなプロモーションが展開されており、日本中を席巻している。
最後に、劇場版の公開を記念して行われたイベントや、特典、グッズ情報などについて紹介する。
■アニメ「鬼滅の刃」全七夜特別放送
無限城編公開記念と題し、フジテレビ系では「鬼滅の刃」全七夜特別放送を実施。各回では、新規の描き下ろしイラストや収録ボイスに加えて、各キャラクターの視点で物語を振り返る特別映像が放送された。また、「無限列車編」の放送では「無限城編 第一章」の本予告が世界初公開され、注目を集めた。
●6月28日「無限列車編」
●6月29日「遊郭潜入編」
●7月3日「遊郭決戦編」
●7月4日「刀鍛冶の里 敵襲編」
●7月6日「刀鍛冶の里 繋いだ絆編」
●7月16日「柱稽古 開幕編」
●7月17日「柱稽古 柱結集編」
■「無限列車編」リバイバル上映
2025年5月9日より、「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」のリバイバル上映が5週間限定で行われ、あの感動が再びスクリーンに帰ってきた。IMAXの初日同時公開も決定し、全国423館(通常370館+IMAX53館)で上映された。
■劇場版公開記念シートジャック
2025年7月18日より、TOHOシネマズ22劇場にて「鬼滅シアター -鬼殺隊結集-」と題し、シートジャック展開が実施されている。1スクリーン内の座席のすべてが鬼殺隊士12名の座席カバーで埋め尽くされた光景は圧巻。誰の座席に座れるのか、ワクワクが止まらない。
■入場者特典 特製アートスタンド
劇場に足を運ぶ目的の一つである入場者特典は、原作者吾峠呼世晴によるイラストの特製アートスタンドだ。原作コミックス140話「決戦の火蓋を切る」の扉絵が使用されており、宇随天元を除く8人の柱と炭治郎、無惨が描かれている。
■公開記念舞台挨拶 全国同時生中継
2025年7月19日、TOHOシネマズ日比谷にて劇場版公開記念舞台挨拶が行われ、花江夏樹、櫻井孝宏、石田彰、LiSAが登壇。出演者らは感想や作品に込める想いを語り、ファンと鬼滅愛を共有した。舞台挨拶の様子は、全国同時生中継された。翌日7月20日にもTOHOシネマズ梅田、なんばで舞台挨拶が行われ、LiSAを除いた前日メンバーが登壇した。
■メモリアルポップコーンボックス発売
TOHOシネマズでは、劇場版公開を記念しメモリアルポップコーンボックスが発売。キャラクタービジュアルや過去シリーズの名場面を描いたポップコーンボックスと共に、「鬼滅の刃」の世界を堪能しよう。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部