
中古マンションを購入しようと考えた時、価格や立地、間取りとともに重視することの一つといえば「築年数」だろう。
では、中古マンションの購入経験者は築何年までを許容範囲として、購入に踏み切ったのだろうか?
MEMOCOはこのほど、同社が品質管理および記事制作を請け負うスムナラと合同で、中古マンションの購入経験者男女116名を対象に、「中古マンション購入と築年数」についてのアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
中古マンション購入時の築年数許容範囲
中古マンション購入時の築年数許容範囲について尋ねたところ、最も多いのは「10年未満」で全体の約34%を占めていた。築15年未満までを含めると全体の約72%に達し、多くの購入者が比較的新しい物件を求めていることが明らかだ。一方で、築40年以上でも許容する購入者は約2%にとどまり、古い物件への需要は限定的だった。
築年数許容限界の理由
築年数許容限界の理由について尋ねたところ、耐震性能を重視する回答者が全体の約57%(新旧基準合計)に達し、安全性への関心の高さが際立っていた。修繕費用への懸念も約22%と高く、長期的な維持コストを重視する傾向が見られる。
実際に購入した中古マンションの築年数
実際に購入した中古マンションの築年数について尋ねたところ、許容限界では「10年未満」が約34%だったのに対し、実際の購入では約37%となり、ほぼ希望通りの物件を購入できていることがわかった。築15年未満までを含めると約63%となり、許容限界の約72%よりも9ポイント低下しており、一部の購入者は妥協を余儀なくされている。
購入した中古マンションの満足度
購入した中古マンションの満足度を尋ねたところ、「満足」が約34%、「どちらかというと満足」が約58%で、合計約92%と、ほとんどの人が購入した中古マンションに満足していることがわかった。
<調査概要>
調査内容:「中古マンションの購入と築年数に関するアンケート」についてのアンケート調査
調査期間:2025年3月8日(土)~2025年7月11日(金)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:116人
調査対象:男性55人、女性61人
出典元:株式会社MEMOCO
構成/こじへい