
2013年に誕生した愛犬同伴型ラグジュアリーリゾートホテル「レジーナリゾート」シリーズの9施設目として、富士五湖のひとつ、標高約1000mに位置する山中湖の北岸の高台に「レジーナリゾート山中湖」が誕生しました。ここではいち早く、キャバリアのアーモンドと「レジーナリゾート山中湖」を訪れた滞在記をお届けします。
ユーミンも愛した山中湖にレジーリゾートがグランドオープン!!
山中湖と言えば、かつて松任谷由実さん、ユーミンが「日本人の心の中にあるリゾート」と表現した、昭和、平成、令和の時代に続く、東京から2時間という距離にある日本有数のリゾートエリア。周辺には四季折々の花々と富士山のコラボレーションが楽しめる「花の都公園」や透明度の高い湧水池が点在する「忍野八海」など、愛犬と楽しめる観光スポットが数多く点在。愛犬を同伴できるランチスポットなども数多く、愛犬家、愛犬にとっても人気のレイクリゾートです。
アクセス性抜群の山中湖北岸の山中湖富士山一望の立地
そんな山中湖湖畔に開業した「レジーナリゾート山中湖」は、東富士五湖道路 山中湖ICからクルマで湖畔を走り、約15分というアクセス性の良さがあり、全客室が愛犬同伴で滞在可能。ラグジュアリーな建物は3階建て、全20室。とくに2/3階の多くは客室、テラスから山中湖や富士山が望める絶景を独り占めできるビューが自慢(一部客室や一部共用施設を除く。また、天候や樹木の状況などで眺望が限られる場合あり)。
レジーナリゾート初のイタリアンレストランで美食に酔える
館内にはレジーナリゾート初の本格イタリアンレストラン(2階)、天然の山中湖温泉が楽しめる男女別の大浴場(露天風呂あり/アルカリ性単純温泉)、天然温泉のドッグスパ(愛犬用シャワーとドライスペース完備)、広々としたドッグプール(長さ約8m、幅約4m。深さ3種類)を完備。
さらに人工芝のドッグラン、天然温泉のドッグスパからドッグランに至る、季節ごとに風景を変える、フォトスポットとしても絶好の散歩道なども備わっています。
画像は加工イメージです
電気自動車(EV/PHEV)の目的地充電も可能
また、カーボンニュートラルの実現に向けた電気自動車(EV・PHEV)普及促進の一環として電気自動車(EV/PHEV)用の普通充電設備を2基設置しています(要事前予約、宿泊者専用)。これなら、「レジーナリゾート山中湖」を電気自動車で訪れても目的地充電が可能になり、電気自動車でも安心・快適に山中湖を訪れることができるでしょう。
スタンダードからデラックスまで全20室の客室を用意
建物は本館と離れがあり(中はつながっています)、客室はデラックス(2階、3階 2室/約60m²)、ガーデンスーペリア(1階 1室/約44m²/プライベートドッグラン付き)、スーペリア(2階、3階 5室/約44m²/ビューバス付)、モデレート(1階、3階 2室/約40m²)、スタンダード(1階、2階、3階10室/約30m²)の5タイプがあり、スタンダードはシングルユースにも最適なお部屋になっています。なお、山中湖が眼下に見やすいお部屋は3階です。そのため、客室料金は階層が上がるにつれて高くなる設定のようです。
そうそう、スタンダードとモデレートのお部屋(全12室)はローベッドを採用。愛犬とベッドで過ごせる仕様となっているのも「レジーリゾート山中湖」の特筆点。
東富士五湖道路 山中湖ICからクルマで約15分とアクセス性抜群
さて、東富士五湖道路 山中湖ICからクルマで湖畔を走り、約15分で「レジーナリゾート山中湖」に到着。施設は右側にあり、荷物はクルマをエントランスにつけるか、地下駐車場に入れるかの2通り。スタッフがお出迎えしてくれて、スムーズに荷物を運んでくれました。
館内はラグジュアリーを極めた空間が広がっています
館内に入ると、そこはラグジュアリーを極めた、天井が高い吹き抜けの、ガラス張りで真っ白な石張りのフロア。まさに高級リゾートそのものの空間でした。
ロビーフロアにはフロント、ソファスペース、ウエルカムドリンクコーナー、物販コーナー、モニター付きエレベーターがあり、その奥にドッグプール、そして通路の突き当りから外に出たところに天然温泉のドッグスパがあります。
山中湖と富士山の眺めが絶景の3階モデレートルームに滞在
今回、わが家が滞在したのは、山中湖、富士山の絶景が楽しめる2室しかないモデレートルームの301号室でした。
しかし、そのままお部屋に上がらず、まずは人口芝のドッグランで、3歳のキャバリアのアーモンドをリフレッシュさせ、ドッグプールでリゾート気分を高め、館内各所にある足洗い場、足ふきタオルを使い、足元をキレイにしてからエレベーターで3階に上がることに。
モデレートルーム301号室に入ると、玄関左にトイレ、パウダールーム、バスルームが配置され、その奥のリビングルームにテーブル、ソファ、テラス、左手にベッドルーム(1220mm×1960mm 2台)という、使いやすく機能的なレイアウトでした。
ソファ、ベッドの正面に大型液晶TVがあるのも嬉しいポイントです。テーブルの使いやすさもさることながら、ベッドの枕元にコンセントのほか、最大18WのUSB充電専用のUSB PDコンセントがあるのも最新施設ならでは。短時間でスマホやタブレットを充電することができるのです(USB PD対応のケーブルを持っていくといいですね)。
快適すぎるお部屋のソファでまったりし、テラスから山中湖を眺めているだけでも、幸せな気分になれるお部屋でした。
夕刻、気温が下がり始めてから、アーモンドをドッグランで遊ばせ、せっかくなのでドッグスパを利用。
そうこうしているうちに、今夜は二部制のディナータイム。2階にレストランに向かいます。時間は6時ですが、空はまだ青く、白い雲と山中湖の湖面とのグラデーションが際立つ夏時間でした。
夕食はレジーナリゾート初のイタリアンレストランのコース料理に舌鼓
2面がガラス張りのレストランフロアもまた、ラグジュアリーを極めた空間。今夜のイタリアンのコースメニューは富士山ガーデンファーム ホワイトコーンの冷製スープから始まります。
するとここで、スタッフから、料理とワインのマリアージュの提案が。やはり、本格イタリア料理とワインの組み合わせは、プロに任せるのが一番ですよね。そこで、料理合う甘口のスパークリングワインでスタートすることに(マリアージュは現在、検討中とのこと)。
もちろん、ここ「レジーナリゾート山中湖」でも愛犬用メニューがあり、アーモンドもしっかりと注文しました。
続いてテープに運ばれてきたのは、水牛のモッツアレア・トマトと桃のカプレーゼ、富士山サーモンのコンフィ サワークリームソース、アフェッターとミストの前菜。美しいお皿と彩(いろどり)豊かな盛りつけも食欲をそそります。こちらとは白ワインとのマリアージュ。
そしてパスタ。蟹と黒オリーブ・トマトのフェデリーニがテーブルを華やかに。
続いての魚料理は彩鮮やかな盛り付けが美しい、尾長鯛と帆立のインパデッラ 地蛤とカルチョフィのソースが供されました。
コースの最後を飾るメインは国産牛サーロインのソテー 赤ワインソースの肉料理。その肉質の良さ、濃厚なソースの美味しさったら・・・。ここでのワインは、もちろんイタリア産の赤。
今夜のコースを締めくくるのは、ドルチェの朝霧高原のミルクジェラート、富士吉田イチゴ”富士夏媛”でした。
イタリア料理に合うワインとのマリアージュもお薦め
もう、すべてのプレートに大満足。愛犬同伴型リゾートホテルのディナーとして、いや、イタリア料理店として間違いなく最高峰の1品、1品であることは間違いないでしょう。もちろん、甘口のスパークリングワインに始まり、白、赤のワイン、そして辛口のスパークリングワインへと続く料理とワインのマリアージュも最高でした。こうしたワインの提供の仕方が、正式なメニューとなるかは、現時点では検討中・・・とのことですが、ワイン好きとしては、ぜひ、採用していただきたいと願わずにはいられません。
本格イタリアンのディナーのあとは、筋肉痛、神経痛、冷え性、疲労回復、健康増進などの効能がある山中湖温泉につかり、全身をリフレッシュ。「レジーナリゾート山中湖」の1日目を満喫したのでした。もちろん、レジーナリゾートがこだわるベッドの寝心地も文句なしでした(枕は2種類)。
翌朝は、富士山の絶景が目を覚ましてくれました(雲がかかりにくい時間帯は早朝です)。
アーモンドをドッグランで遊ばせたあと、2階のレストランへ。
朝は幸せになれる洋朝食で1日をスタート
洋朝食は無農薬富士レタスと30品目のサラダ、3種の前菜プレートはスモークサーモン、蒸し鶏のアボカド、彩野菜のピクルス、トマトの冷製スープ、フルーツ物合わせ。
そして、メインとして忍野村田辺養鶏場赤卵のオムレツとソーセージ・ベーコンが温かいままテーブルに並びます。
焼きたてパンのクロワッサン、チョコレートデニッシュ、米粉パンはおかわり自由。
飲み物は朝霧高原の牛乳、グリーンスムージー、オレンジジュース、白桃ジュース、コーヒー、紅茶が用意されています。わが家は白桃ジュースをチョイス。これが美味しかったです・・・。アーモンドも愛犬用メニューに大満足でした。
レジーナリゾートのチェックアウト時間は午前11時。ですから、朝食後もゆったり。山中湖温泉を利用するにも、時間はたっぷりありました。
見出し ガーデンスーペリアとデラックスルーム、スタンダードルームを特別に紹介
こうして、2025年7月26日にグランドオープンした「レジーナリゾート山中湖」のモデレートルーム301号室に滞在しましたが、ほかのタイプのお部屋も気になりますよね。では、特別に紹介することにしましょう。
●ガーデンスーペリア107号室
●デラックスルーム303号室
●スタンダードルーム
というわけで、2025年7月26日にグランドオープンしたばかりの「レジーナリゾート山中湖」に滞在した1泊2日。中央フリーウェイ♪~東富士五湖道路 山中湖ICを経由したアクセス性の良さ、ラグジュアリー極まる建物、館内、3階のモデレートルーム301号室のお部屋からの山中湖、富士山の眺め、付帯施設の充実度、そしてなんといってもレジーナリゾート初のイタリアンレストランの食事の美しさ、美味しさ、ワインとのマリアージュに感動しきり。ぼくたちもアーモンドも「さすが、2013年にすべての客室で愛犬と過ごせる愛犬同伴型ラグジュアリーリゾートホテル第一号のレジーリゾート富士の運営開始から12年、東京建物が開発した福島県の羽鳥湖高原レジーナの森(当時)を含めると15年以上にわたって愛犬同伴型リゾートホテルを運営してきたノウハウの蓄積が生かされた施設、レジーナリゾートの最新施設だけのことはある」と思えたのも本当です。なお、愛犬同伴型リゾートホテル「レジーナリゾート」がついに九州初進出(祝)。「レジーナリゾート由布院」が2025年秋に開業するそうです!!
文・写真/青山尚暉