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YouTubeで話題沸騰!3億円を投資して「150歳まで」生きる努力を続ける男

2025.08.01

? 150歳を超えて生きるためのモーニングルーティーンとは? 著名な“バイオハッカー”が投稿したYouTube動画が話題だ。

150歳を超えて生きるための朝のルーティーン

 生物学と医療の知見をベースに自分の健康状態と身体能力の向上を目指すバイオハッカーたちだが、そのメインテーマの一つがアンチエイジングだ。加齢に抗し末永く健康に過ごすためのいかなる努力も出費も惜しまないバイオハッカーたちは少なくない。

 現在47歳のアメリカ人IT系億万長者にしてバイオハッカーのブライアン・ジョンソン氏は、アンチエイジングに年間約200万ドル(約3億円)を費やしてあらゆる努力を続けている。彼は老化を逆転させるためのプロジェクト「ブループリント」を推進しており、日々、自身の身体を使って“アンチエイジング実験”を行っているのだ。かつては老化を遅らせるために自身の10代の息子の血漿を移植したことでも話題になった。

 そしてジョンソン氏が7月9日に投稿したYouTube動画では、現在の彼のモーニングルーティンを紹介している。このルーティンの目的とは、なんと150歳を超えて生きることなのだ。

高圧酸素チャンバーに入る「高圧酸素療法」

 朝5時の起床後、まずは体重、体組成を測定して体調を見極め、特別なヘアセラムを頭皮に馴染ませてから「赤外線キャップ」を被って頭部に赤外線ライトを浴びせることからジョンソン氏のモーニングルーティンは始まる。

 水分やサプリの摂取、運動、食事など数々のルーティンをこなしていくジョンソン氏だが、中でも目を惹くのが高圧酸素チャンバーに入るメニューだ。これは高圧酸素療法(HBOT)であるという。

 ジョンソン氏によればこのチャンバーに入ると、高圧下で100%の酸素が体内に浸透するのだという。

「治癒を促進し、マイクロバイオームを再構築し、脳の健康に良いだけでなく、全身の血管新生を促進します」(ジョンソン氏)

 1回90分間行うこの治療法は、驚くべき効果をもたらしたという。

 具体的には老化細胞が減り、体内の全身性炎症がなくなり、アルツハイマー病の指標が減り、マイクロバイオームが再構築され、肌の健康が劇的に改善したという。

 特筆すべきは、細胞の老化の度合いを示す指標の一つで、老化が進むほど短くなるといわれている染色体のテロメアが長くなったことだ。

「90日間この治療を受けましたが、このプロジェクトを開始して以来、最も効果的な治療法であることが証明されました」(ジョンソン氏)

膝関節を衝撃波で刺激する「衝撃波療法」

 150歳を超えるためのジョンソン氏のモーニングルーティンのもう一つの究極の“バイオハック”は、衝撃波療法である。

 加齢に伴う膝と肘の機能維持に重点を置いたこの衝撃波療法は膝を直接刺激するため痛みを伴うということだが、関節の健康維持に不可欠だとジョンソン氏は説明している。

「関節は加齢とともに大きな問題になります。実際、関節は好きなことをする能力を制限してしまいます。私はこのセラピーで、全身を対象としたプロアクティブセラピーを初めて行っています」(ジョンソン氏)

 彼は週に3回この治療を行い、1回あたり4500回の電気ショックに耐えている。不快感は認めつつも、ジョンソン氏は150歳を超えて生きるために衝撃波療法は必要不可欠だと考えている。

「世界初の治療法で、私の関節に素晴らしい効果をもたらしてくれました。たとえひどく痛くてもそれは望むところで、ぜひ痛みを求めてみてください」(ジョンソン氏)

悲惨な結果をもたらした顔への脂肪注入

 150歳を突破するためのモーニングルーティンに日々着々と取り組んでいるジョンソン氏だが、その“アンチエイジング実験”のすべてが成功しているわけではない。

 厳格なカロリー制限を遵守しているジョンソン氏だが、健康は維持できているものの、肉体の脂肪の割合は大幅に低下しており、それは顔の皮膚についても同様であった。つまり顔がげっそりと痩せてしまったのだ。

 そこで昨年11月、ジョンソン氏は自分の顔の肌年齢を若返らせるプロジェクト「ベビーフェイス計画」を企画して実行に移したのだ。

「ベビーフェイス計画」では5つの施術が行われたのだが、その中にドナーから提供された脂肪を顔に注入する施術があった。免疫系などを考慮すると自分の肉体から採取した脂肪を使用するべきではあったが、残念ながらカロリー制限で絞られたジョンソン氏の肉体には注入できるほどの脂肪がなかったのだ。

 しかしこの脂肪注入は悲惨な結果をもたらすことになる。注射の30分後、顔が腫れはじめてたちまちパンパンになってしまった。しかも一時的に視力が失われたという。

「注射が終わると、顔が腫れ始めました。それからそれは悪化しました。ついに私はまったくものを見ることができませんでした。それは非常に深刻なアレルギー反応でした」とジョンソン氏は英紙「Daily Mail」に当時語っている。

 幸いにもその後に腫れは引きはじめ、7日後には元に戻ったのだが、この脂肪注入は失敗であったことを自身も認めている。

 ジョンソン氏は自身が開発した各種のセラピーの有効性をおおむね確信しているものの、こうした実験的な性質からその一部については効果が疑問視もされるものもあるようだ。ともあれあと100年以上は生き永らえるというジョンソン氏の目標は、その時間的スケールからすればまだ始まったばかりであることは間違いない。

※参考記事
https://anomalien.com/the-2m-anti-aging-routine-one-mans-quest-to-live-to-150/

※YouTube動画

4分4秒前後、脂肪注入で腫れた顔が映る

文/仲田しんじ

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