
キャッシュレス化が進む中、クレジットカードや電子決済の多様化により「ポイント」がますます身近になっている。また、従来の各サービスが発行するポイントに加えて、共通ポイントを発行する各社による「経済圏」の形成が進み、さらに交通・流通などの各業界でもポイントの発行が拡大している。
こうした状況を背景にGMOインターネットグループのGMOメディアはこのほど、10代から60代の男女5,468名を対象に「ポイ活」に関する調査を実施し、その結果を発表した。
ポイ活を“意識している”人は約9割にのぼる
調査1では、89.0%の人が「意識してポイントを貯めている」と回答した。
さらに、調査2において、ポイントを貯めている人にその理由を尋ねたところ、「ポイントが貯まるキャッシュレス決済を利用するから」(70.4%)が最も多い回答となった。クレジットカード決済やQRコード決済など、利用するだけでポイントが貯まるサービスも多いため、キャッシュレス決済を利用する人の多くは、ポイントが貯まる決済方法を選択していると推察される。
続いて多かった理由は、「ポイントを使える場所が多いから」(65.8%)と「他ポイントから交換できるから」(59.9%)となった。こうした結果から、日常生活の中で自然に“貯まる・使える”環境が整っていることが、ポイ活を後押ししていると考えられる。
調査1:「あなたは意識してポイントを貯めていますか?」
調査2:「あなたがポイントを貯めている理由を教えてください。(複数回答可) 」
ポイントの使い道、約半数が「ポイント支払い(充当)」と回答
ポイントを貯めている人に使い道を尋ねたところ、約半数が「ポイント支払い(充当)」(52.4%)と回答した。その他にも、電子マネーや現金、他のポイントなど、実際の支払いに使える手段へ交換している人が多く、ポイントが日常の購買手段として活用されている実態がうかがえる。
調査3:「あなたは貯めたポイントをどのように使っていますか?(複数回答可)」
ポイントを貯めている人にその貯め方を尋ねたところ、「アンケート回答」(91.9%)が最も多く、以下「ネットショッピング」(74.8%)、「動画視聴」(52.7%)と続いた。日常的な買い物に加え、隙間時間を活用してポイ活に取り組む人が多いことも特徴だ。
調査4:あなたのポイントの貯め方を教えてください。(複数回答可)
月に1,000円以上のポイントを貯めている人は、約半数の46.9%にのぼり、そのうち10.6%は5,000円以上ポイントを貯める
ポイントを貯めている人に、月間でどのくらいのポイントを貯めているかを尋ねたところ、「1,000円~4,999円」と回答した人が36.3%で最も多くなった。1,000円以上貯めている人は全体の46.9%と、約半数を占めている。その中でも5,000円以上貯めている人は10.6%と、10人に1人以上が“高水準のポイント”を継続的に獲得している実態が明らかになった。
一方で、「100円~499円」(22.9%)や「500円~999円」(21.5%)といった少額をコツコツ貯めている層も44.4%を占めており、日常生活の中で無理なくポイ活を続けている人も多いことがうかがえる。
調査5:あなたは月間で何ポイント貯めていますか?(円換算)
ポイントを貯めている人に、ポイントが貯まるかどうかでサービスの利用頻度が上がると感じるかを尋ねたところ、「はい」と回答した人は89.3%と、9割近くに上った。ポイントが貯まるかどうかがサービスの利用頻度に大きな影響を与えていることがうかがえる。
調査6:あなたはポイントが貯まることにより、そのサービスの利用頻度が上がりますか?
ポイントサイトの利用頻度は、「毎日利用」が80.4%、週1以上で98.3%と“日常化”
ポイントを貯めている人に、ポイントサイトの利用頻度を尋ねたところ、「毎日」と回答した人が80.4%で、最も多くなった。さらに「週に5~6回」(10.1%)、「週に3~4回」(4.7%)、「週に1~2回」(3.1%)を合わせると、週1回以上利用している人は98.3%にのぼり、ほとんどの人が日常的にポイントサイトを活用していることがわかった。
調査7:あなたがポイントサイトを利用している頻度を教えてください
<調査概要>
集計対象:10代から60代の男女 5,468名(GMOリピータス連携サイトのユーザー)
調査期間:2025年6月16日(月)~6月22日(日)
調査方法:インターネット調査
調査主体:GMOメディア
出典元:GMOメディア株式会社
構成/こじへい