
2025年上半期は、日本でのMLB開幕戦や2026FIFAワールドカップアジア最終予選など、国際的なスポーツに注目が集まった。朝の連ドラや日曜劇場などのドラマも好調で、そんな人気番組をテレビで視聴した人も多いはず。日本国内のテレビ視聴率調査や各種マーケティングデータなどを提供しているビデオリサーチは、全国32の全放送エリアで、毎日、個人単位のテレビ視聴状況をリアルタイム視聴とタイムシフト視聴を対象に調査しているが、リアルタイムもしくは7日内のタイムシフトでの視聴である総合視聴率をもとに算出した2025年上半期の全国推計視聴人数を取りまとめて発表した。それによるとスポーツとドラマの人気が強く、バラエティでは新年の特番が多く見られていたことが分かった。
ドラマは朝の連ドラと日曜劇場が2強!
ドラマのトップは『連続テレビ小説・あんぱん』だった。『連続テレビ小説・おむすび』や大河ドラマもランクインし、NHKの強さが目立った。民放では、日曜劇場の2本が好調だった。
バラエティでは特番が人気!
バラエティ番組は、新年放送を中心に定番番組の特番が上位を独占した。特に『芸能人格付けチェック!』は5位以内に3番組がランクインする人気ぶりだった。
MLB開幕戦が全体でも1位と2位を独占!
スポーツ中継で1位と2位だったMLBの開幕戦は、全体のランキングでも1位と2位を獲得しており、MLB人気を実証した形だ。新年の風物詩でもある箱根駅伝もランクインしており、ベスト5のすべてを日本テレビ系が独占する形となった。
定番アニメの中に『薬屋のひとりごと』がランクイン
アニメでは、『サザエさん』や『名探偵コナン』など定番の人気作品がそろった。そのなかで注目は『薬屋のひとりごと』。深夜帯のアニメだが話題を集めて5位にランクインした。
懐かしの名曲系が人気!
音楽番組では、昭和の名曲をテーマにした特番が人気だった。
・今回のデータは、放送分数15分未満の番組は除き、レギュラー番組で同一局の同一番組名のものが2番組以上ある場合にはもっとも高い平均視聴人数データのみを掲載。
・平均視聴人数:その番組の放送時間を通じて、平均でどれだけの人が視聴していたかを推計した値。全国32地区の個人全体4歳以上の視聴率を拡大推計マスタ(*)に掛け合わせて推計。「総合平均視聴人数」はリアルタイム視聴とタイムシフト視聴のいずれかでの平均視聴人数を示している。
・到達人数:個人全体4歳以上における1分以上の番組視聴を”見た”と定義し、その番組をどれだけの人が視聴したのか(到達したのか)を推計した数値。全国32地区の個人全体4歳以上の到達率を拡大推計マスタ(*)に掛け合わせて推計。なお、「総合到達人数」はリアルタイム視聴とタイムシフト視聴のいずれかでの到達人数を示している。
*拡大推計マスタは、住民基本台帳、国勢調査より推計した人口・世帯数にエリア内特性調査より推計した自家用TV所有率を乗じたもの。 平均視聴人数、到達人数には、ビデオリサーチが視聴率調査を実施している調査エリアを全国に拡大推計して使用。
https://www.videor.co.jp/press/2025/250710.html
構成/KUMU