
日本でTOEIC Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)から、TOEIC Programを制作・開発しているETSがまとめた2024年(1月~12月)の世界におけるTOEIC Listening & Reading TestおよびTOEIC Speaking & Writing Testsの平均スコアと、験者が回答したアンケート結果が公開された。
本稿では同協会リリースをベースに、その概要をお伝えする。
TOEIC Listening&Reading Test :国・地域別平均スコア(2024年)

■アンケート結果からわかるTOEIC Listening & Reading Test受験者の特徴
<受験者について>
・年齢層で最も多いのは21~25歳(44%)
・専攻で最も多いのは「工学」で24%、「教養学」が19%、「経営学」が17%
・職種で最も多いのは「科学/技術職」で24%、「事務職」が16%、「マーケティング/販売」が14%
<英語学習・受験目的など>
・最も使用する英語技能は「リーディング」が32%、「リスニング」が21%
・受験目的は「就職活動のため」が27%、「英語学習のため」と「卒業に必要なため」がともに26%
・英語学習において最も重視される技能は「4技能すべて(リスニング、リーディング、スピーキング&ライティング)」と「リスニング&スピーキング」がともに22%
「2024 Report on Test Takers Worldwide : TOEIC Listening & Reading Test」
https://www.iibc-global.org/hubfs/library/default/toeic/official_data/pdf/Worldwide2024.pdf
TOEIC Speaking&Writing Tests :国・地域別平均スコア(2024年)

※TOEIC Speaking TestとTOEIC Writing Testの各最高スコアは200点です。
■アンケート結果からわかるTOEIC Speaking & Writing Tests受験者の特徴
◎TOEIC Speaking Test
<受験者について>
・就業状況で最も多いのは「フルタイム勤務者」で41%、次いで「全日制学生」が35%
・業種で最も多いのは「製造業」で37%、次いで「サービス業」が22%
・専攻で最も多いのは「工学」で38%、「教養学」が20%、「経営学」が13%
<英語学習・受験目的など>
・最も使用する英語技能は「リーディング」で23%
・英語学習において最も重視される技能は 「4技能すべて(リスニング、リーディング、スピーキング&ライティング)」で37%
・受験目的で最も多いのは「就職活動のため」で54%、次いで「昇進・昇格のため」が17%
◎TOEIC Writing Test
<受験者について>
・就業状況で最も多いのは「フルタイム勤務者」で59%、次いで「全日制学生」が25%
・業種で最も多いのは「サービス業」で24%、次いで「製造業」が15%
・専攻で最も多いのは「教養学」で46%、「経営学」が14%、「工学」が11%
<英語学習・受験目的など>
・最も使用する英語技能は「リスニング」で40%、次いで「リーディング」が19%
・英語学習において最も重視される技能は「4技能すべて(リスニング、リーディング、スピーキング&ライティング)」で27%
・受験目的で最も多いのは「就職活動のため」で43%、次いで「卒業に必要なため」が21%、「英語学習のため」が20%
「2024 Report on Test Takers Worldwide : TOEIC Speaking & Writing Tests」
https://www.iibc-global.org/hubfs/library/default/toeic/official_data/pdf/Worldwide2024_SW.pdf
関連情報
https://www.iibc-global.org
構成/清水眞希