
特許技術〝曲面サウンド〟を採用した「ミライスピーカー」で、聞こえにくさの解消を目指すサウンドファンでは、「夏の生活で気になる音」に関する意識調査を実施。結果をグラフと図表にまとめて発表した。
夏の音にまつわる世代の感じ方の違いが明らかに
「Q. 夏の生活の中で、音のお困りはありますか?」と質問したところ、最も多かったのは「外の騒音」、続いて「家電の動作音」「虫の鳴き声」が挙げられた。

年代別に傾向をみていくと、世代によって音の感じ方が異なることがわかる。

■虫の鳴き声に敏感なのは若年層、60代では急減
「虫の鳴き声」に対して「うるさい」と感じる割合は、30〜50代で25%前後。一方で、60代以上になるとその割合は下がり15%弱にとどまった。
これは、加齢によって高音が聞こえにくくなる傾向が影響していると考えられる。
実際に「うるさい」との声が多かった「セミの鳴き声」はやや高音域であるため、年齢が上がるにつれて不快に感じる人が減る傾向があると推察される。

■年齢が上がるとともに外の騒音が気になる傾向
「外の騒音(車・工事・人の声など)」を気にする人は全体の27.6%だが、50代以上の男性になると34%以上となり、3人に1人が「気になる」と回答していた。「窓を開ける機会がある」「在宅時間が長い」が要因と考えられる。
■エアコンや扇風機など「家電音」にもストレスを感じている
「家電音(エアコンや扇風機など)」は、全体の25.1%(160名)と、夏の“音ストレス”として多くの人が挙げた項目です。特に女性では26.5%と、男性より4.5ポイント高い傾向が見られた。
<男女別ランキング>

一方、「困っていることはない」と答えた人は全体の16%でだった、60代以上男性ではその割合が多く、約28%と高い結果が得られている。
猛暑では若年層は〝外出控える〟、高齢層は〝テレビ視聴時間増〟
「Q. 暑いと外出は減りますか?」という問いでは、全体の約75%が「はい」と回答した。「Q. その結果としてテレビを見る時間が増えますか?」という問いに対して、「テレビを見る時間も増える」と答えた人は、年齢が上がるにつれて概ね増える傾向が見られ、60代以上では25%強となっている。
また「Q. 暑いと外出は減りますか?」に対して「いいえ」と回答された方も、年齢が上がるにつれて概ね増加する傾向も見えた。暑さにより外出が減る傾向は、年齢が下がるとともに増加し、40代以下は半数以上となり、若年層の方が暑さによる外出頻度に変化が見えた。


調査概要
調査名:「夏の生活で気になる音」に関する意識調査
調査期間:2025年6月26日〜7月3日
アンケート対象者:20歳以上の男女(全国)
有効回答:637名
調査手法:インターネットリサーチ
出典:株式会社サウンドファン調べ
構成/清水眞希