
【コウチワタルのMONO ZAKKA 探訪】
スマートフォンのカメラ撮影の自由度を広げるスマートフォングリップ『MagCam スマートフォン グリップ』の実力を検証
旅行先や結婚式、家族のイベントなどの特別なイベントでない限り、日常生活における写真撮影はすっかりスマートフォンで行っている人も多いかもしれない。私自身もやはり同じで、子どもの写真撮影というのはタイミングが大事になるためわざわざ一眼レフカメラを出してくることはまずなく、スマーフォンでの撮影で済ませてしまうことが多い。一方で、スマーフォンは必ずしも写真撮影に適したデザインをしているとは言えず、不自由さを感じることも多い。もし同じように感じている人がいればスマーフォングリップというアイテムがお薦めだ。今回はその中でも評価の高い『MagCam スマートフォン グリップ』を入手したので、使用してみて気が付いた点も含めて紹介していこう。
『MagCam スマートフォン グリップ』とは
『MagCam スマートフォン グリップ』は名前の通りスマーフォンに装着することによってスマーフォンの持ちやすさを向上させる製品である。スマーフォンの持ちやすさを向上させる目的は幾つかあると思うが、この製品が目的としているのは写真撮影の体験向上となっており、写真撮影を便利にする様々な機能が合わせて搭載されているのが特徴だ。
『MagCam スマートフォン グリップ』の特徴
◆カメラのような安定したグリップがスマートフォン撮影の体験を向上
『MagCam スマートフォン グリップ』の使い方はとても簡単だ。本体にはマグネットが内蔵されているので磁力でスマートフォンに装着すれば準備完了だ。
余計なボタン操作等がないため、着け外しいずれも1秒あればできてしまうのは煩わしさがなくて良い。磁力で装着するだけのため、もちろん縦方向、横方向いずれの向きにも装着することができ、どちらの向きの写真撮影の際も同じ感覚で行うことができる。
なお、Magsafe非対応のスマートフォンの場合は付属するマグネットリングを使用する。
撮影の際に手で握るグリップ部分には高品質のフェイクレザーが使用されており、安定したグリップ感が得られるだけでなく見た目の印象もスタイリッシュなものに格上げされている。
グリップの底面にはストラップ用のホールが設けられており、持ち運びを便利にするだけでなく、撮影時の不意な落下への備えとしても機能する。
◆画期的なモジュールシステムがスマートフォン撮影をサポート
『MagCam スマートフォン グリップ』が面白いのはモジュールシステムが採用されている点だ。リモートモジュール、充電グリップモジュール、ワイヤレス充電モジュールの3つのパーツから本体が構成されていることにより、時に分離して使用できるシステムのことである。
例えばリモートモジュールは電源ボタン、シャッターボタン、ズームボタンが集約されたこの製品の根幹とも言えるモジュールである。
本製品とスマーフォン間はBluetoothで接続し、このリモートモジュールを通じてスマートフォンの操作を行うことができる。両手を使ってスマートフォンの画面を操作する必要がないため、素早く正確な操作が可能になるわけで、いつ起こるか分からない子どものシャッターチャンスを逃すリスクも軽減される。このリモートモジュール、Bluetoothでスマートフォンと接続するので必ずしも本体に連結して使用する必要はないということで、スマートフォン撮影を遠隔操作するリモコンとして使用することができる。
私の場合は家族で自撮りする際に左手で目いっぱいスマートフォンを遠ざけつつ、右手に持ったリモートモジュールでシャッターを切る、という使い方をよくしている。
ワイヤレス充電モジュールについても分離して使用する用途がある。それがスマートフォンスタンドとしての使い方だ。
本モジュールには引き出して使用するスタンドが内蔵されているため、他のスマートフォンスタンドを使用していな人であればこのモジュールだけを日ごろから装着しておき、撮影の際だけ残りの2つのモジュールと連結する、という使い方も可能である。
『MagCam スマートフォン グリップ』を使用する際の注意点
◆モジュールの紛失に要注意
概ね満足感の高い本製品に関する注意点を挙げるとするとこの点に尽きる。モジュールシステムにより3つのパーツが分離する本製品であるが、磁力のみで連結しその他のロック機能がないリモートモジュールは壁等と接触した際に外れてしまい紛失するリスクがあるため注意を要する。実際、私も海外旅行中にホテルのエレベーターのドアに接触した際にこのリモートモジュールが外れてしまい、紛失に気が付いて探しに戻るとエレベーターのドア脇に磁力でくっついたままになっていた、という出来事に遭遇した。言うまでもないがこのリモートモジュールを紛失してしまうと、本製品は単なるグリップとモバイルバッテリーに過ぎなくなる。紛失のリスクを心配しなくてはならないのはストレスなため、個人的にはロック機能などは設けて欲しかったと思う。
『MagCam スマートフォン グリップ』を購入するには
『MagCam スマートフォン グリップ』のカラーバリエーションはブラックとホワイトの2色。価格は税込み8,580円となっており、公式HP(https://pgytech-japan.com/)ほか、Amazon等からも購入することが可能だ。
■関連情報
https://pgytech-japan.com/products/p-pg-005
文/Wataru KOUCHI
趣味は合唱、読書、語学、旅行、美術館巡り、雑貨屋探索etc…。日本、海外の雑貨やガジェット、デザインコンセプトの中から思わず「それ、いただき!」と言ってしまうモノ達を紹介!