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古古米やダイズライスも美味しく炊ける!多彩なモードを搭載した三菱電機のジャー炊飯器「本炭釜 紬」

2025.07.21

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

三菱電機とフジッコが共同で開催した『三菱ジャー炊飯器「本炭釜 紬」×フジッコ 新製品紹介・調理実演会』にて、今話題の古古米でもおいしく炊きあげる機能や、フジッコが販売する大豆を主原料とした主食「Beanusダイズライス」の炊飯モードが搭載された三菱ジャー炊飯器「本炭釜 紬」が紹介された。

三菱電機とフジッコが共同で開催した『三菱ジャー炊飯器「本炭釜 紬」×フジッコ 新製品紹介・調理実演会』にて、今話題の古古米でもおいしく炊きあげる機能や、フジッコが販売する大豆を主原料とした主食「Beanusダイズライス」の炊飯モードが搭載された三菱ジャー炊飯器「本炭釜 紬」が紹介された。

古古米をおいしく炊くコツは「吸水」と、粘り・かたさの「炊き分け」

2006年に発売された、三菱電機ジャー炊飯器「本炭釜」は、100日間かけて手作業で作られた、99.9%の炭でできている内釜が大きな特徴。炭はステンレスの約40倍もの磁力線を深く浸透させ、電気抵抗値も高くよく発熱する特徴があることから、IH(電磁誘導加熱)との相性が非常に良い。

「磁力線の浸透の深さは、炭は10.06㎜、一般的なステンレスは0.25mm、鉄は0.1mm。炊飯器の重要な役割は、中に入っているお米と水に、いかに熱量を素早く均一に伝えていくかにあります。『本炭釜』は磁力線が中まで浸透し、お米と水が触れている面まで直に発熱させることができる唯一の内釜です」(三菱電機ホーム機器株式会社 家電営業課 課長 飯田慎一氏)

新型の「本炭釜 紬(NJ-BW10H)」(オープン価格/市場想定価格は148,500円前後)は、吹きこぼれさせながら、高火力で連続沸騰させる“かまど炊き”のおいしさを再現した最上位モデル。

特許技術の「段付き内釜形状」で、吹き上がってくる泡の形が変形して潰れることで、吹きこぼれがなく、火力を弱めずに連続沸騰が可能になる。

連続沸騰と本炭釜の相乗効果で、沸点を維持することで釜底から大泡を発生させ、米を押し上げながら強い熱量を与えることにより、圧力をかけずにおいしいご飯の決め手となる保水膜を生成することができる。ご飯粒を覆う保水膜は、甘み、香り、つや、粘り・弾力、口当たり、舌触りをよくさせる作用があるため、粒が立ち、もちっとした甘みのあるご飯が炊ける。

時間が経った古米は、経年劣化で表面が固くなったり、乾燥している状態。備蓄米ではさらに年数が経過した古古古古米も含まれており、水分が少ない古米をおいしく炊くには吸水の工程が重要になる。

一般的に、炊飯する前に米を夏場なら30分、冬場なら1~2時間、水に浸して吸水させる工程があるが、三菱電機は2001年に業界初の「超音波吸水」という炊飯技術を搭載した、米を研いだらすぐに炊ける製品を出している。

「本炭釜 紬」は、事前の吸水をしなくても、米に水が浸透しやすい温度帯の約50~60℃を約20分キープすることで吸水を促進。米を研いですぐに炊いても甘みのあるご飯を生み出す。

古古米をおいしく炊くには吸水に加え、粘りとかたさを炊き分けることが必要になる。「炊き分け機能」は、粘り3通り、かたさ5通りの15段階で選べるため、炊きあがりがパサパサとした印象のある古古米には、粘りが「ふつう」、かたさは「やややわらか」もしくは「やわらか」で設定すると、よりおいしく炊きあがる。

高タンパク質・低糖質で注目される「ダイズライス」もおいしく炊ける

2021年から発売を開始した、フジッコの「Beanus(ビーナス)ダイズライス」(以下、ダイズライス)は、栄養豊富な大豆を米のように食べられる、新発想の大豆食品。

高タンパク質、低糖質が特徴で、1食あたり白米と比べてタンパク質は約218%アップ、糖質は約43%カットできる。ダイズライスは単品でも食べられるが、食べやすい形として米とダイズライスを1:1で混合して1合分を炊くことを推奨している。

「本炭釜 紬」にはダイズライス専用の機能となる「ダイズライスモード」を装備。混合比率は1:1で1~3合の炊飯ができるため、3合ならばご飯茶碗6杯分となり、家族全員分を炊くことが可能。専用モードを使用することにより粒感やおいしさもアップ。 米1~1.5合を洗米してザルで水を切り、ダイズライス1~1.5合と米を炊飯器に入れ、「ダイズライス専用目盛」まで水を入れて、「ダイズライスモード」で調理する。同梱されている「合ピタカップ」で0.5合ずつの軽量も簡単にできる。

炊きあがりは比重の軽いダイズライスが上にあるので、全体をよく混ぜれば完成。

「ダイズライスモード」の開発に当たった、三菱電機ホーム機器株式会社 家電技術課 課長の蜷川智也氏はこう話す。

「ダイズライスは今までにない食品だったので、素材の特性を把握することから始まり、どのような炊き方にすればご飯の食感に近づけるか検証を重ねてきました。

結果的には、大火力というより、ゆっくり加熱して保温の時間を長くする加熱の仕方で、ご飯のような食感に近づけることができたと思います」

「ダイズライスは大豆の粉を固めてお米状にした商品です。今回のダイズライスモードは、白米とダイズライスを1:1で混ぜて炊く仕様になっており、白米のシャッキリ感とダイズライスのプチプチ感の両方を楽しめるような仕上がりになっています。私たちが作ったダイズライスがここまでおいしくなったことに、逆に驚かされました。本当にクオリティが高い炊飯器を作っていただき感謝しています」(フジッコ株式会社 経営企画本部 新事業開発部 佐藤宏祐氏)

【AJの読み】古古米、健康志向のお米と炊飯器にも多彩な機能が求められる

備備蓄米が市場に出回るようになり、古米、古古米をおいしく炊くコツといったライフハックがネット上でも多く見られるようになった。

古古米の炊飯でも「本炭釜 紬」のように事前の吸水作業が必要なく、炊き分け機能で粘りやかたさを設定できるのがベストだが、これらの機能がない炊飯器は面倒でもやはり吸水の工程が必要となりそうだ。

「本炭釜 紬」では従来から玄米、発芽米、麦が選択できたが、新しくダイズライスのメニューが加わった。ダイズライスはお米のような形で、炊きあがった状態はひきわり納豆のような見た目。

炊飯器だけでなく電子レンジでも調理可能で、ダイズライスのみでも調理できるが、プチプチとした食感で白米を合わせて炊くと非常に食べやすくなる。

カレーに合わせたり、チャーハンにしてもおいしく、普段から玄米や雑穀、麦ごはんを食べている人には違和感なく食べられると思う。

「健康志向が高まる中で、どのようにご飯を楽しむかが今後の重要なテーマになると思います」(三菱電機ホーム機器 赤石都良事業企画部長)と話したように、健康意識の高い人が増えており白米にとどまらず、ご飯の選択が多様化する中で、柔軟に対応できる製品が今後も求められてくると思われる。

取材・文/阿部純子

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