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レクサスが日本に上陸して20年!歴史を辿りながら未来の激レア車を大胆に予測してみた

2025.08.23

2025年8月で日本発売20周年を迎えるレクサス。本記事では、その輝かしい歴史を振り返りつつ、未来のプレミア車を大胆予測します。「IS F」や「LFA」といった名車から、今後価値が上昇しそうなモデルまで、20年後に〝激レア車〟となる可能性を秘めたレクサス車を解説。あなたの人生の「証」となる一台を見つけるヒントがここにあります。

2005年8月、レクサスが日本に上陸したあの日の衝撃を覚えていますか?

単なる高級車ではない、本質的な豊かさを追求する姿勢に、確かな未来を感じたはずです。

それから20年、レクサスは常に上質な時間を与え続けてくれました。

そして今。

レクサス日本発売20周年という節目に、共に歩んだ歴史を振り返りながら、20年後に「とんでもないプレミア」がつくかもしれない〝激レア車〟を手にしてみませんか。

それは単なる車ではなく、20年後のあなたにとって、人生の「証」となるかもしれません。

日本でのレクサスの始まりは2005年8月。それからちょうど20年

2005年8月30日にレクサスは日本市場に参入しました。

その日は多くのクルマ好きにとって、忘れられない衝撃的な一日となりました。

レクサスは単なる高級車ブランドとしてではなく、高級の本質を追求し、オーナーにときめきとやすらぎに満ちた最高の時間を提供することを目指す、その揺るぎない姿勢を示したからです。

それから20年、レクサスはその理念を貫き、日本におけるプレミアムブランドの地位を確立しました。

ここでは、その輝かしい歴史をひも解き、栄光の20年を振り返ります。

■2005年8月。「GS」「SC」「IS」が日本のレクサスのスタートだった

日本のレクサスは、2005年8月30日に「GS」「SC」「IS」の3モデルと共に開業しました。

「GS」は、走りのパフォーマンスはもとより感性の領域に至るまで、新しいプレミアム価値の提供を追求したグランドセダンと位置づけられました。

そして、GS430にはV8 4.3Lエンジンが搭載され、GS350には新開発のV6 3.5Lエンジンを採用。

世界初のアクティブステアリング統合制御VDIMをGS430に標準装備するなど、先進技術も惜しみなく投入されていました。

続いて、「SC」は、「レクサスの華」をテーマに極限の美しさを追求したスポーツクーペでした。

流麗なエクステリアと華やかなインテリアが特徴で、V8 4.3Lエンジンを搭載し、洗練された走行感覚を堪能できました。

さらに、「IS」は、感動と快感の走りをテーマに、ドライビングを楽しむための走りを追求したインテリジェントスポーツセダンでした。

IS350にはGSと同じく新開発のV6 3.5Lエンジンが、IS250にはV6 2.5Lエンジンが搭載され、軽快でバランスの良い走りが自慢の一台でした。

■レクサス初のハイブリッド「GS450h」、SUV「RX450h/RX350」登場

レクサスは、日本開業から半年後の2006年3月、ブランド初となるハイブリッドセダン「GS450h」を発売しました。

そして、2009年1月には、セダンとSUVの特長を併せ持つクロスオーバー「RX450h/RX350」が登場。

特に「RX450h」は、レクサス初のV6 3.5Lアトキンソンサイクルエンジンと進化したハイブリッドシステム+E-Fourを搭載し、4.5L車並みのパワーとクラス世界トップの燃費性能を両立しました。

■エレガントでエモーショナルな美しすぎるクーペ「LC」誕生の衝撃

2017年3月、レクサスは新型ラグジュアリークーペ「LC」を発売しました。

その実に美しいフォルムは世界のラグジュアリーカーブランドのデザインをリードする、衝撃的なレベルへ昇華。

LEXUSのデザインが新次元へと突入したことを明確に告げることとなりました。

■2018年3月末に国内累計販売台数50万台を達成。レクサスは不動の地位に

レクサスが日本市場に参入してから約13年後の2018年3月末、国内での累計販売台数が50万台を達成しました。

日本のレクサスが開業した当初は車種も少なく、また、当時はメルセデス・ベンツやBMWなどの欧州プレミアムブランドのステータスは圧倒的で、レクサスが苦戦するという声もありました。

しかし、レクサスは高品質でいて、上品。道具としての性能を極めつつ、所有する歓びをユーザーに与え続けたことで、プレミアムブランドとしての地位を確立したのです。

■レクサス初のEV市販モデル「UX300e」が初公開

さらにレクサスは、電動化技術の進化にも取り組んできました。そして、2019年11月に公開されたのが、レクサス初の電気自動車(EV)市販モデル「UX300e」でした。

UX300eは、コンパクトクロスオーバーUXの美しいデザインや高い利便性、取り回しやすさをそのままに、EVならではの上質な走りと優れた静粛性を追求しています。

高出力モーターが優れた加速性能を実現。大容量バッテリーの床下配置により、低重心化と航続距離400kmを可能にしました。

UX300eの後に、バッテリー専用モデル「RZ」が登場するなど、レクサスのBEVのラインアップは広がり続けています。

■全世界販売実績で85万1214台を達成。国内は約1割を販売

レクサスのグローバルでの成長は目覚ましく、2024年の全世界販売実績は、過去最高の85万1214台を達成し、前年比103.3%を記録しました。

地域別に見ると、北米が37万9589台(前年比106.7%)、欧州が8万2571台(前年比119.3%)と特に堅調な伸びを見せました。そして、日本国内の販売実績は8万6070台となり、全世界販売台数の約1割を占めています

20年後にとんでもないプレミアがつくかも!?〝激レア車〟を予測

レクサスの国内販売20年の歴史をここまで振り返ってきました。

プレミアムブランドとして確固たる地位を持つには、多くの名車たちの存在抜きでは語れません。そして、これから先20年も、レクサスの価値は高まり続けることでしょう。

そこで、『@DIME』では、今後20年でプレミアムカーとして人気が上昇しそうなレクサス車を、過去に販売されたモデルの中で大胆予測してみました。

すでにプレミアム化している車種もあります。コンディションが良いモデルは「今が買い時」かもしれません。

■5リッターV8エンジンの咆哮(ほうこう)に心が震えた「IS F」

レクサスが運転する楽しさを極限まで追求し、プレミアムスポーツとして世に送り出したのが、2007年12月25日発売の「IS F」です。

ISをベースにエンジン、トランスミッション、サスペンション、ホイール、タイヤなどを専用に新開発し、そのポテンシャルを最大限に引き出すため、富士スピードウェイを含む国内外のサーキットで徹底的な走り込みが実施されたという逸話も、IS Fの走りへの情熱を物語っています。

エンジンにはV型8気筒5.0Lを採用、その圧倒的な動力性能と自然吸気エンジンならではのリニア感、レスポンスの良さにクルマ好きの心は躍りました。

ドライビング感覚はまさにスポーツカーそのもの。エンジンサウンドもドライバーのスポーツマインドを刺激し、咆哮と呼ぶにふさわしいものでした。

現在、IS Fは中古車相場が180〜750万円ほどになっています。2007年12月に発売された当時、IS Fの価格は消費税込みで766万円でした。

それを考えると、かなりお得な価格で購入できるモデルもあります。しかし、走行距離の多いモデルや走り込まれたモデルもあるので、コンディションには注意が必要です。

ただし、現行のIS500が2025年11月で生産終了を発表しています。〝コンパクトボディに大排気量エンジン〟というモデルの入手が困難になる可能性もあり、IS Fが今後プレミアム化する可能性はあります。

特に、ボディカラーがブルーのモデルは、日産「スカイライン GT-R」(R34)やスバル「インプレッサ」に共通し、日本人のスポーツカー好きには特別感があるもの。希少色として人気が集中する可能性があります。

プレミアム度
★★★★

■V10エンジンは神のサウンド。フェラーリを超えたスーパーカー「LFA」

レクサスの究極の夢としてトヨタが総力を挙げて開発したのが、2010年末に発売された2シータースポーツ「LFA」です。

LFAの最大の魅力は、その心臓部にある新開発V10 4.8Lエンジンでしょう。

このエンジンは9000rpmのレッドゾーンまで途切れることのない力強い加速感をもたらし、徹底的に作り込まれたサウンドは「天使の咆哮」と呼ばれ、一部ファンからはフェラーリを超えたと称されました。

LFAにはCFRP(カーボン繊維強化樹脂)が多用されており、軽量化と高いボディ剛性を両立。生産を「LFA工房」と呼ばれる専用の拠点で1日に1台のペースで丁寧に手作りした結果、全世界でわずか500台限定という大変希少なモデルとなりました。

新車当時は3750万円で販売されましたが、たった500台という希少車のため、現在では1億円を超える価格がつくことは珍しくありません。

そして、標準仕様のLFAにサーキット走行へ軸足を置いた仕様に変更した「LFA Nürburgring Package」の場合は、2億円近い価格で取引されることもあります。

現在でも十分過ぎるほどプレミアムな価格ですが、今後もその希少性ゆえに上昇する可能性は高いでしょう。

プレミアム度
★★★★★

■公道からサーキットまでシームレスに楽しめる「RC F Final Edition」

レクサスの「F」モデルの系譜を受け継ぐレーシングスピリットを持つクーペとして、2014年10月に発売されたのが「RC F」です。

そのRC Fをベースに、公道からサーキットまでシームレスに楽しめる走りを追求したモデルが、特別仕様車「RC F Final Edition」です。

高精度チューニングエンジンと高精度チューニングリヤディファレンシャルを採用している点が最大の特徴で、カーボンフロントスポイラーやカーボン大型ロッカーフィン、カーボンルーフ、カーボンリヤディフューザー、カーボンアクティブリヤウィング(格納式)を採用。

インテリアは「ブラック&フレアレッド」カラーで統一しています。

レクサス「RC」は2025年11月に生産終了を予定しています。その最終形であるRC F Final Editionは200台の限定台数に達したため、すでに販売終了となっています。もう、新車で購入はできないのです。

RC F Final Editionの新車価格は1360万円でしたが、中古車市場ではすでに1700万円のプレミア価格がついた車両もみられます。

最後のRC F。今後の中古車価格には注目です。

プレミアム度
★★★★

■コンディションのいい個体はすでに価格上昇中「SC」

レクサスが日本市場に初登場した2005年8月に発売された3モデルのうちの1つが、「レクサスの華」をテーマに極限の美しさを追求したスポーツクーペ「SC」です。

オールドファンの間では、レクサスとしてよりも「最後のソアラ」(4代目)としてのイメージが強いかもしれません。

しかし、その美しいスタイリングと、レクサスブランドの日本での歴史を語る上で欠かせない存在感から、将来的にコレクターズアイテムとしてさらなるプレミアがつく可能性を秘めています。

現在、SCの中古車相場は50万円〜350万円ほどとなっており、2005年8月の新車価格が消費税込みで680万円であったことを考えると、かなりお得な価格で購入できるモデルです。

ただし、一部ではすでに中古車価格が上昇している様相もあります。過走行や修理履歴がなく、状態のよいモデルであれば、今が安価で買えるチャンスかもしれません。

プレミアム度
★★★

【まとめ】20年後のあなたへ。レクサスと共に駆け抜けた〝あの頃の夢〟が、未来で輝く財産になる

レクサスが日本に上陸して20年。

気づけば私たちの日常に溶け込み、時に手の届かない存在として、時に「いつかは乗りたい」夢として、心を掴んで離さないブランドです。

IS FのV8エンジンの咆哮に胸を高鳴らせたり、LFAの奏でる「天使のサウンド」に魅了されたり……あの頃の感動は、今も色あせることはありません。

そして、20年という時を経て、あの夢見たクルマたちが、想像をはるかに超えるとんでもないプレミアをまとう存在になるかもしれません。

あの日の憧れを単なるノスタルジーで終わらせるにはもったいない。

これは、未来への投資であり、私たちのロマンを現実にする絶好のチャンスなのです。

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※当記事に掲載している価格などのデータは2025年6月時点でのものです。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/中馬幹弘
ガジェット・MONO・マネー編集/ライター。慶應義塾大学卒業後、野村證券にて勤務。アメリカン・サブカルチャー誌編集長、モノ情報誌編集を歴任。iPhone、iPad登場時より実務に携わる。国土交通省・アパレルブランドの広報経験も持つ

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