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スマホひとつで完結!Photoshop iPhone版で「映えるSNS写真」を作るコツ【PR】

2025.07.22PR

「Adobe Photoshop」と言えば、プロクリエイター御用達の写真編集&デザインツール。最近では生成AI機能も組み込まれて劇的な進化を遂げているが、プロツールだけに自分には使いこなせないと思っている人も少なくないのでは?実は最近、そんなPhotoshopにiPhone版が登場。生成AIを含む本家同様の機能を、iPhoneのタッチ操作で簡単に、しかも無料で利用できる。これは使わなきゃもったいない!

一方で今、企業のSNS担当者が抱える共通の悩みは、みんなの関心や共感が得られるコンテンツをアップしたいけど、手間も時間もかけられないというもの。映える写真や一瞬で伝わるイメージを、手間暇かけずに作れたら……というこの悩み、Photoshop iPhone版で解決できるかも!?というわけで先日、アドビの協力のもと、小学館にてワークショップが開催された。

小学館で開催されたPhotoshop iPhone版ワークショップの様子

ファッションやライフスタイル、コミックなど、小学館各メディアのSNS担当者を中心に約40名が参加。講師を務めたのは、YouTubeの登録者数37.5万人のインフルエンサーで、京都と東京でiPadスクールを開講する、amity_senseiだ。この記事には、そんなワークショップを完全収録。さらにamity_senseiに映えるコンテンツ作りのコツも教えてもらったので、ぜひ参考にしてほしい。

講師を務めたamity_sensei

iPhoneのほかWebでも使えるPhotoshop。ファイルの共有や連携も簡単にできる!

ワークショップに入る前に、まずは「Adobe Photoshop」についておさらいしておこう。Photoshopはアドビのサブスクリプションサービス、「Adobe Creative Cloud」で利用できるアプリケーションのひとつだ。

Adobe Creative Cloudエバンジェリストの仲尾毅氏によれば、デスクトップ版のほか、iPhone版、Android版(ベータ)、web版、iPad版、が提供されている。デスクトップ版でできることがすべてできるわけではないが、生成AIを含む基本的な機能は、プラットフォームを問わず利用可能。かつ、iPhone版は多くの機能を無料で利用できる。同じAdobe IDでログインすることで、iPhoneで作ったファイルをクラウドに保存して、PCで仕上げるといった連携もとても簡単だ。

iPhoneではPhotoshopのほかにも、写真編集ツールの「Adobe Lightroom」やイラストが描ける「Adobe Fresco」、テンプレートを使って多彩なコンテンツを制作できる「Adobe Express」、生成AIで画像や動画を作成できる「Adobe Firefly」など、数多くのアプリが無料で利用できる。

なお生成AIの「Adobe Firefly」は、学習データにストックフォトサービスの「Adobe Stock」など、著作権がクリアなデータのみを使用しているため、生成した画像や動画は安心して商用利用が可能。

またFireflyで生成されたコンテンツには、コンテンツクレデンシャル機能によって、どのように作られたかがわかる透かしも書き込めるため、コンテンツの透明性を担保できるしくみになっている。FireflyはPhotoshopをはじめ、アドビの様々なアプリに組み込まれていて、映える写真や一瞬で伝わるイメージ作りをサポートしてくれる。

iPhoneひとつでここまでできる!「映えるSNS写真」を編集するコツ

では、早速ワークショップのスタートだ。事前準備として、最初にApp StoreからPhotoshop iPhone版をダウンロードしよう。今回はiPhone版を使用しているが、Androidスマートフォンでも、Photoshop Android版(ベータ)が利用できる。Adobe IDを登録すれば準備完了だ。

■ケース1:ポートレート×生成拡張

1.写真を追加

アプリを開いたら、右下の「+」をタップ。「写真から追加」でiPhone内のカメラロールから写真を取り込むことができる。ワークショップではamity_sensei提供の写真素材を使用した。

2.写真の余白を生成

使用する写真は横長だが、これを最終的に縦長にするために、下に並んだアクションから「サイズ」を選択。まずは写真の上下左右に余白を作って、余白部分に背景を生成する。

3.生成したい背景を指示

背景に追加したいものがある場合は、プロンプトに「高層ビル」などと記入してもいい。何も記入せずに「生成」を押すと、写真内にある要素をもとにAIが背景を作り出してくれる。

4.好みの背景を選択

3つの候補が出てくるので、好みの候補を選択。気に入るものがなければ「再生成」することもできる。なお無料版では、生成できる回数に制限がある。頭の上部や手など元の写真では見えていなかったところが拡張されている。

5.背景のレイヤーを結合

レイヤーを確認すると、ベースとなっている写真に重ねて、生成拡張された背景が追加されている。複数の素材をレイヤーに分けて、個別に編集できるのがPhotoshopの特徴。「…」→「下のレイヤーと結合」で2つのレイヤーをひとつにまとめられる。

6.不要な写り込みを消す

さらに背景に写り込んでいる不要なものを削除しよう。下に並んだアクションから「レタッチ」をタップし、「スポット修復」で不要なものを指で塗りつぶすか、有料版の場合は「削除」を選ぶとより簡単、確実に削除できる。

7.写真のサイズを変更

写真を縦長にするために、再び下に並んだアクションから「サイズ」を選択。「Instagram」などSNSを選んで、プリセットされたサイズから選ぶこともできる。ここで画角や角度を調整しよう。

8.人物を切り抜く

背景に文字を追加するために、写真から人物を切り抜く。下に並んだアクションから「領域を選択」を選ぶと自動的に人やアイテムが選択されている。きれいに選択できていない場合は、「クイック選択ブラシ」を選んで、指でタッチして選択することもできる。

9.切り抜いた人物のレイヤーを複製

選択できたらチェックをタップ。レイヤーを開き、「…」→「選択範囲の複製」で切り抜かれた人物が別のレイヤーとして複製される。

10.背景の色を調整

次に背景の色を調整しよう。ベースとなっている元の写真のレイヤーを選択し、下に並んだアクションから「Adjust」→「Adjust layers」を選択。「色相と彩度」を調整する。下にならんだ色の〇を選んで彩度を調整すると、その色だけ鮮やかにすることができる。空の色が少し青くなったのがわかるだろうか。

11.テキストを追加し人物の裏側へ

次に写真にテキストを追加する。下に並んだアクションから「テキストレイヤー」を選び、文字を入力する。テキストレイヤーが追加され、そこからフォントやサイズ、色、行送りなどを調整できる。

12.テキストを背景になじませる

さらに「レイヤープロパティ」→「描画モードと不透明度」を調整して、テキストを背景になじませることが可能。amity_senseiは「乗算」や「焼き込みカラー」をよく使用するとのこと。

13.画像を書き出して保存

出来上がったら、上部の書き出しマークから「PNGでクイック書き出し」を選択。「画像を保存」するとiPhoneの写真に保存される。

豊富なAdobe Fontsが利用できるのもPhotoshopの魅力。

「人のポートレートはやりすぎないように、できるだけナチュラルに加工するのがポイント」とamity_sensei。

続いて香水の瓶の写真を切り抜いて、背景にフルーツや布など好きなイメージを生成して合成する例にもチャレンジした。

■ケース2:商品写真×生成した背景イメージ

1.写真の背景を非表示にする

「新規作成」にある「カメラロールから開始」を選んで、カメラロールから取り込みたい写真を選択。「クイックアクション」というウィンドウが開いたら、「非表示背景」を選ぶ。すると瓶だけが一瞬で切り抜かれる。「クイックアクション」は、その名の通り、カメラロールからダイレクトに使える機能だ。

2.背景を生成

「+」を押して、「画像を生成」をタップ。テキストを入力して、背景に使いたい画像を生成する。たとえば「切られたレモン、白背景、俯瞰撮影、8個くらい、バラバラ」など、目指すイメージのキーワードを「、」でどんどんつないでいくと、理想に近いイメージが生成できる。

3.生成した背景を一番下のレイヤーに設定

レイヤーを開き、生成したイメージを指で長押しして、切り抜いた瓶の下に持ってくると、上下が入れ替わって、生成イメージの上に切り抜かれた瓶が表示される。

4.切り抜いた瓶のサイズや位置を整える

瓶のレイヤーを選択し、サイズや位置を調整すればベースの完成だ。

5.グラデーションのフィルターでクオリティUP

さらにグラデーションのフィルターをかけると「おしゃれな雰囲気にできる」とamity_sensei。「+」から再び「画像を生成」をタップし、「黄色と水色のグラデーション」のように入力して、グラデーションのイメージを生成。候補から好きなものを選ぶ。

6.グラデーションのイメージを調整

「レイヤープロパティ」から「描画モードと不透明度」を選択。描画モードを次々とタップして切り替えていくと、それぞれに印象の異なるイメージになる。なお、無料版では利用できる描画モードに制限がある。不透明度のレバーをスライドすることでフィルターの濃淡の調整が可能。

7.背景にだけグラデーションのフィルターをかける

背景にだけフィルターをかけたい場合は、レイヤーで順番を入れ替えよう。

8.明るさ調整

逆に香水の瓶を明るくしたいといった場合は、一番上の瓶のレイヤーを選択。下に並んだアクションから「Adjust」→「Adjust layers」を選択。「下のレイヤーにクリップ」をオンにした状態で、「明るさとコントラスト」、または「トーンカーブ」を調整する。

9.画像を書き出して保存

出来上がったら、上部の書き出しマークから「PNGでクイック書き出し」を選択。「画像を保存」するとiPhoneの写真に保存される。

参加者それぞれのイメージが完成

amity_sensei直伝、Photoshopを使ったSNSで映えるイメージづくりのコツ

初めてPhotoshopを使うという人も、iPhone版では直観的なタッチ操作が可能だ。

「生成AIの活用がポイント。どう生成し、拡張し、消すのか。生成AIの使い方を理解すると、かなりクリエイティブの幅が広がっていくと思う」とamity_sensei。ワークショップ後にはSNS映えするイメージのコツも教えてくれた。

ワークショップの講師を務めたamity_sensei(https://amitysensei.com/

ポイントは「あくまでもナチュラルに」。いかにも加工したという雰囲気になりにくいのも、Photoshopを使うメリットだという。「ナチュラルに消せるし、ナチュラルに生成できる。ほかの生成AIに比べて自然で違和感がないのが、Adobe Fireflyの魅力。たとえばロケ先などで人払いするのが難しいケースなども、撮ったあとで写り込んだ人を消せるので助かると思います。あとは豊富なAdobe Fontsの日本語フォントが使えるのも、Photoshopのおすすめポイントです」とのこと。

自身のSNSでは、色の統一感などにも気を配っているそう。Instagramのように写真がタイル状に並ぶSNSでは、「同じフィルターをかけるなどすると、雰囲気に統一感がでる。あとはテーマカラーなどを決めて投稿すると、色の印象で覚えてもらいやすい」と教えてくれた。

ほかにも例えば、Instagramのリール(ショート動画)では、「カバー表紙に文字を入れて、なんだろうと興味を引くのはみんなやっていること」という。amity_senseiはYouTubeのサムネイルもPhotoshopで作ることが多いそう。興味、関心を引くサムネイルにするためにも、背景を拡張したり、消したり、文字を入れたりが簡単にできるPhotoshopは使い勝手が良いという。

「商品の配置を変えたいとか、物撮した商品を木目の背景の上に置きたいとか、そういうアレンジがいろいろできるのが、Photoshopのおもしろいところ。撮ったあとからレイアウトを変えたり、追加したりできる。特にiPhone版はアプリの起動も生成も速いので、撮ってサクッと編集ができる。SNSの投稿がラクなると思います」

Photoshop iPhone版は以下のリンクからもダウンロードが可能。多くの機能が無料で利用できる。有料版(月額1300円)に加入すればより高度な機能が利用可能。「Adobe Creative Cloud」に加入している場合は、同じAdobe IDでログインすることで、有料版と同じ機能が追加料金なしで利用できる。早速使ってみよう。

ダウンロードはこちら

取材・文/太田百合子 撮影/五十嵐美弥(小学館)

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