
ルミネが2025年9月12日に開業する、ルミネ史上最大のスケールでリアルな体験価値を提供する「ニュウマン高輪」South・North/LUFTBAUM。
「100年先のまだ見ぬ生活価値創造」を掲げ、国内外のリーディングパートナーたちとの共創を通じて、五感を刺激する圧倒的な滞在価値実現を目指す取り組みの中から、ニュウマン高輪の一つの象徴ともいえるLUFTBAUMエリアにおける注目プロジェクトを紹介する。
都心上空150mで「自然の可能性」を極限まで引き出す職人達の挑戦
■生産者、植栽設計者が考える植物や樹木が最も輝く在り方
沖縄から八丈島や神奈川、埼玉など各地の生産者やその地で活動する職人と対話を重ね、歳月をかけて生育した一点物や、施工条件や空間に合わせて生産者・植栽設計者が環境に適した植物を選定したという。
屋外ガーデンには、通常常緑樹を多く選定するが、ここでは落葉樹をあえて多めに入れて、新緑や紅葉など季節を彩る日本の四季を表現。輸送コストを優先したり緑化のための樹種選定ではなく、自然の持つ刹那性・生命力を極限まで引き出すために、生産者・植栽設計者の想いと経験が詰まった空間創造を目指した。

■作り手の想いを受け取り、形にする造園業者、施工者たちの技術と知恵
高層階のため一般的には外からの搬入ができず搬入用のエレベーターにも高さ制限がある中、在りたい姿を実現するために高所用作業車を使って外から地上150mまで搬入する前代未聞の挑戦や、しなりの効いた樹種を傷つけないように折り畳みエレベーターを使って運び込むなど、場づくりにかかわるプロの力を結集。「自然の可能性」を極限まで引き出すための作業が行われた。

■高層階の概念を変える、四季の移ろいや植物の生命力を引き出した情緒的なパブリックスペース
<圧巻の2層吹き抜け、100坪超の屋外ガーデン「翠の庭」>
メインガーデンでは、日本の植物が持つその時々の刹那的な表情を楽しめる。枝垂桜や紫陽花、イロハモミジなどによって移り変わる季節の機微を感じると共に、快晴時には富士山を望む絶景の眺望や音と光に包まれるサウンド体験など、圧巻の滞在価値を提供していく。

<ゲストを出迎える壁一面の立体壁面緑化「深碧の間」>
ニュウマン高輪 North 2Fよりエレベーターで上がり、LUFTBAUM 28Fで最初にゲストを迎えてくれるのは、まるで植物が飛び出しているかのような立体的な壁一面の壁面緑化。
クラフトマンと共に歩む場所としてLUFTBAUMが表現したいリアル体験価値の序章を体感できるはずだ。

■希少な手仕事・技術を持つクラフトマンの手によって日本の持つ木々の豊かさを未来に繋ぐ取り組み
<木の持つ表情・背景を手仕事で伝える木挽き職人>
日本に2人しか現存しないといわれる、手鋸で大木を挽くことを仕事とする木挽き職人。彼らは木材の持つ美しさ、個性豊かな表情を守るために手鋸での作業にこだわる。

今回、有名ホテル、レストランの家具を数多く手掛けるCOMPLEX UNIVERSAL FURNITURE SUPPLYと埼玉県の野瀬銘木店の協力のもと、木挽き職人の東出朝陽氏により切り出した木材を使ったオブジェやベンチを施設内に展開。直接手に触れて、使ってもらうことで木材の持つ温かみ、手触り感を伝えていく。

<森の生態系を守り、未来に繋ぐ高知県の山師>
健康な森を育て、間伐し木材を生産する林業を生業とする山師の高橋成樹氏は山に対する誤ったイメージや知識を正しく伝え、自然に対する理解を深める取り組みを行っている。
その一環としてwood artistとして創る作品を通して都心や若い世代との交流の場を通してメッセージを発信する姿に共鳴し、LUFTBAUMのエントランスゲートを飾る2つのオブジェの制作を依頼した。

360°イマーシブ・オーディオシステムが奏でる、音響技術者・アーティストの「音楽への想い」
便利に手軽に音楽や音に触れられる時代だからこそ、その場に身を置いて体感する音本来の楽しみ方を取り戻す実証実験をこの場所から行なう。
商業施設で一般的に用いられる音響設備の領域を超えたイマーシブ・オーディオシステムや、共用部にも高品質な音響設備を配置してアーティスト、および音にかかわるクリエーターの制作や作品に対する想いを届ける本質的なサウンド空間を創出していく。
■商業施設初の常設のイマーシブ・オーディオシステムによる音に包まれる音響設計
音楽LIVEでも近年取り入れられてきた立体音響システム「イマーシブ・オーディオ」をLUFTBAUM 28F 「翠の庭」に常設で展開。その場ならではの体験価値として「音」に着目し、業界の課題や今後のサウンド体験の在り方に新たな提案を行う。
※音響設計はUNION SOUND SYSTEM。同社は⾳響・映像設備のコンサルティング、システム提案、設計・施⼯まで幅広く展開。大手カフェチェーンのBGM設備や飛騨高山美術館の音響設備を担当している。
そして自然豊かな植物と開放的な空気、圧倒的な眺望の中で体感する新しいサウンド体験の在り方を発信する実験の場としても、アーティストや音に関わるクリエーターの新たな表現の場になることを目指す。
<イマーシブ・オーディオとは>
イマーシブ・オーディオとは、リスナーを多次元的なサウンドスケープに包み込み、3次元のオーディオ体験を作り出す⾳響技術。⾳がさまざまな⽅向、距離、⾓度から聞こえてくる現実世界での聞こえ⽅を再現するように設計されている。

■音楽業界のトップランナーと共に創り上げる未来のサウンド体験
開局時からアーティスト、クリエーターへの支援を続け、「J-POP」の生みの親としても知られる東京を代表するラジオ局 J-WAVE(81.3FM)。そんな同局と今後のサウンド体験、音楽業界の未来への一手になることを願い、LUFTBAUMから実験的な体験を創出していく。

LUFTBAUM 28F「翠の庭」のイマーシヴ・オーディオのオープニングを飾るのは、令和を代表するプロデューサー/トラックメーカー「STUTS」。まだ見ぬ、新たな場での体験だからこそアーティストでありプロデューサーの顔を持ち、世代やジャンルを超えて様々な作品・コラボレーションを生みだしてきた姿に共鳴し、新たなサウンド体験の一歩を創っていく。
※企画の詳細は後日発表される予定。
■BGMを超えた環境音楽の在り方への挑戦
施設内各所には、ラグジュアリーホテルやレストランを顧客にグローバルに活躍する「Mood Media Japan」プロデュースにより、90年代からDJ・プロデューサーとして国内外のレーベルからリリースを重ねてきた「Kaoru Inoue」制作のオリジナルBGMを展開する。

LUFTBAUMを一つの街として捉え、訪れる空間・時間・エリアによっては季節によっても音楽が変わり、かつそれが一つの連なりになるように設計。単なる施設の背景音楽ではない、LUFTBAUMを現実的な街体験にする要素の一つとなる、新しい環境音楽を提案していく。
食の場づくりに挑戦を重ねたニュウマンだからできる、この場のために準備された「記憶に残る食体験」
これまでもニュウマン新宿・横浜で直営店舗、自主編集エリア、フードホール開発など食を通したライフバリュー創造をしてきたルミネだからこそできる挑戦をアップデート。
LUFTBAUMで創る絵姿・シーンを実現するためにコンセプトに共感するパートナー・グループ企業と業態のコンセプトメイクから空間設計まで開発。出店者とディベロッパーの枠を超えて飲食に留まらない「記憶に残る食体験」を提供していく。
■「街の価値を上げる」プロフェッショナルと共創する3つの独自業態開発
<The Public Place(ルミネ直営店舗)>

ルミネとPlan・Do・Seeが初めてタッグを組み、「LUFTBAUM」で過ごす感動体験を提供するオールデイダイニングを開発。㈱Pacific Diner Serviceを運営パートナーに迎え、ゲストの体験を第一に考える3社が共創し、開業後も伴走する。
開放的な眺望と夜景が楽しめるメインダイニング、豊かな植物に包まれた屋外テラス、植物屋「叢 – Qusamura」が演出するプライベートルームなどゲストのシーンに合わせた多様なシーンでおもてなしのひと時を提供する。
<LOOPS(イートクリエーター運営)>

これまでにない新しいアプローチで次世代の食文化創造に挑戦を続けるイートクリエーターが、LUFTBAUMのパブリックスペースに、過ごし方・時間帯で表情を変える、「喫茶」と「バー」を再編集した場を創出。空間デザインは中村圭佑氏が率いるDAIKEI MILLSが担当する。
飲食店と公共空間を共存させた個性的な吹抜け空間を生み出し、多様で豊かな過ごし方を提供する。
<CRAFT WA STAND(STABLES運営※期間限定)>

ルミネの直営飲食事業を支える㈱STABLESが素材にこだわったクラフトスイーツや、⽇本の伝統⽂化を活かした現代的な⽢味体験をお届けする、期間限定のスタンドが登場。 「⽇本の和(WA)」を⼩さな空間から発信し、涼やかなスイーツや上質なお茶のひとときを楽しめる。
■ゲストの記憶に残る感動体験を演出する総客席1000席以上の出店ラインナップ
<ニュウマン高輪 LUFTBAUM 28F>
「The Public Place」、「焼肉 Bovin d’Or」、「SUSHI TOKYO TEN」、「高輪それがし」、「〆蕎麦 燦々」、 「そらとさかなとオイスター Wharf」、「GARDEN HOUSE」、「LOOPS」、「CRAFT WA STAND(期間限定)」
<ニュウマン高輪 LUFTBAUM 29F>
「TEPPANYAKI 10」、「ウルフギャング・ステーキハウス」、「割烹 BUTAI」
「ニュウマン高輪」の所在概要

<2025年9月12日開業>
・NEWoMan TAKANAWA South・North (ニュウマン高輪 サウス・ノース)/延床面積:約4万4000平方m、店舗数:約170店舗
・NEWoMan TAKANAWA LUFTBAUM (ニュウマン高輪 ルフトバウム)/延床面積:約8000平方m、店舗数:約10店舗
<2026年春開業>
・NEWoMan TAKANAWA MIMURE(ニュウマン高輪 ミムレ)/延床面積:約8000平方m、店舗数:約20店舗
名称/ニュウマン高輪(約6万平方m、約200店舗)
所在地/
THE LINKPILLAR 1 SOUTH(ザ リンクピラー ワン サウス)1~5F/港区高輪 2丁目21-2
THE LINKPILLAR 1 NORTH(ザ リンクピラー ワン ノース)1~5F・28~29F/港区高輪2丁目21-1
THE LINKPILLAR 2(ザ リンクピラー ツー)2~3F/港区高輪 2丁目22-1
関連情報
https://www.newoman.jp/takanawa-opening/
構成/清水眞希