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【株式投資家テスタの投資じゃない話】ミャクミャクはなぜ人気者になったのか?

2025.07.20

活況の大阪万博とミャクミャクからグッズ製作の〝意義〟に気づきました

 4月13日に開幕した「大阪・関西万博」が活況のようです。僕も初日に行ったのですが、あまりの混雑で3時間くらいで帰ってきてしまいました……。

 事前予想以上の人気の中でもすごいなと思ったのは、公式キャラクターの「ミャクミャク」ですね。海外からの人気も高くて、グッズは売り切れ状態だし、ミャクミャクとの記念撮影は大行列になっているし、「バルト館」に飾られていたぬいぐるみは盗難されるというニュースもあったほど……。

 発表当初は「気持ち悪い」という声も多くてみんなが叩いていて、正直こんなに人気が出るとは思いませんでした。何度も見て慣れてきた「単純接触効果」もあるのでしょうが、一度見たら忘れられないあのデザインを選べるのはすごいなと思いました。

 公式キャラクターをあのデザインにしたら批判がくるというのは想像できたと思うんです。でも、それを跳ねのけるくらいの強い意志があったからこの人気にたどり着いた。今の日本にはあまりない気概を感じましたね。

批判や反対に負けないエネルギーがあった

 例えばイヤホンは有線が当たり前だった中でAppleが「AirPods」を発売して、当初はその形状から〝うどん〟ってバカにされていましたよね。でも結局、人は見慣れると何もおかしいと思わなくなるのか、あっという間にワイヤレスイヤホンが主流になりました。

 ミャクミャクと似たような事例でいうと、「おぱんちゅうさぎ」も最初見たときは可愛く見えなかったですけどね(笑)。パンツ履いてるし、ネーミングも変だし、顔もちょっと個性的ですし。

 以前、「ヒットは予測なんてできなくて、ヒットした後に理由はつけることはできるけれども、その再現性はまたない」という話をDIMEで特集した『鬼滅の刃はなぜヒットしたか』という記事で読んで、なるほどなって思ったんです。じゃあ数打つしかないってことになるわけですが、一発勝負の万博のキャラクターで批判や反対が多かったであろうミャクミャクを推し進めるエネルギーが今の日本には必要だし、成功に導けたのはすごくよかったですね。

何かを作ったロイヤリティーが寄付に回る仕組み

 グッズが売れているといえば、実は最近、僕が出演しているラジオ番組で「お守り」のグッズを初めて作ったんですよ。番組で読まれた方への景品で販売はしていないのですが、欲しいって言ってくれる方も多くて嬉しいです。

 昨年10月に発売した僕が監修した書籍の利益は全部寄付しているのですが、今回初めてグッズを作ってみて、可愛いものが売れて、ファンの方が買って喜んでくれて、そのロイヤリティーを児童養護施設や犬猫の保護活動に寄付して喜んでもらって、という構造自体はすごくいいなと思いましたね。何かを作ったロイヤリティーが寄付に回るというのを、一種のモデルケースにしたいです。

 たくさんの人がプラスの感情で「これはいいな」って思ってもらえそうだから、今後もいろいろな形でやっていきたいなと思いました。社会にとっても意義があることをできるのは、とてもモチベーションが上がりますね!

ミャクミャク

当初は「気持ち悪い」と不評だったミャクミャク。万博開催後はグッズが売り切れ続出するほどの大人気に!

流行を斬る!

【1】ミャクミャクが予想外の人気に。批判を恐れず貫いた姿勢がすごい
【2】ヒットした理由はつけられるが、ヒットが出るかは予測不可能
【3】グッズ収益を寄付する座組み。社会貢献はモチベーションに繋がる

文/テスタ

テスタさん

テスタさん
2005年、300万円を元手にデイトレを中心に株式投資を開始、6年目で億トレーダーに。2015年からは中長期投資も始める。収支は19年連続プラスで、生涯獲得利益は100億円を超える。監修本『マンガでわかるテスタの株式』(大和書房)が発売中。

撮影(ミャクミャク)/横田紋子(小学館) 構成/向井翔太 編集/千葉康永

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