
初心者から上級者まで、ガンプラ制作において苦手な人が多い工程、”ゲート処理”。
目の粗さの違うヤスリを使い分け、丁寧に、ゆっくりと、時間かけて整えていく。匠の技術はゲート跡がわからないほど滑らかな仕上がりになるほどだ。
ある人は言う。「ガンプラ制作に必要なのは手先の器用さではなく”根気強さ”だ」と。そんなゲート処理における根気強さをスキップできる知る人ぞ知るガジェットがある。
それが「リューター(ルーター)」だ。
初心者がリューターに初挑戦。白、赤、青、グレーの成形色で試してみた
リューターとは電動工具の一つで、先端に様々な形状のビットを取り付け高速回転させることで研磨や切削をする工具のこと。ヤスリ代わりに使う人もいれば、ドリルとして愛用する人もいる。電動工具と聞くと上級者向けのガジェットと思うかもしれないが、初心者にこそ使ってほしい。そう、「ゲート処理」のために。


ニッパーとリューターで、どれほどゲート処理に違いが出るのか見てほしい。




その違いは一目瞭然。白化しやすいグレーやブルーの成形色もこの通り。
今回、リューターを使ったのはガンプラ歴2ヶ月のひよっこモデラーだ。さらに今回、リューター初挑戦となる。事前のリサーチからリューターの使い方で意識したのは、
・パーツはゲートを少し残してランナーから切り離すこと
・リューターは添わせるように当て、強く当てたり激しく動かさないこと
この2点のみ。使い勝手は非常に良好だった。
ガジェットに頼ることは甘え?モチベのためなら使いたいという本音
私もガンプラをはじめてから2ヶ月弱。MG、RG、HG…10体ほどのガンプラを製作したが、正直、ゲート処理はめちゃくちゃメンドくさい!
これがガンプラの面白さの一つだという人もいるが信じられない。特にMGやRGだとパーツ数が多く、一つずつ丁寧にヤスリがけをするなんて時間がいくらあっても足りない。
しかしSNSを見ると、これでもかと改造をしたり、綺麗に塗装をしたガンプラの写真が山のように出てくる。ガンプラ界隈に一歩足を踏み入れると上手にできて当たり前の世界が広がっている。
ゲート処理などできて当たり前なのだろうか。もしかしたら上級者も見えないところでは手を抜いてるかもしれないし、塗装で誤魔化しているかもしれない。しかし、初心者は塗装もしない(できない)いわゆる”素組み”派も多い。どこで手を抜けばいいのかもわからない。大きな声では言えないが、そんなガンプラユーザーも多いのではないだろうか。
そんな私たちガンプラ初心者は、素組みでも綺麗にガンプラを作れるようになればモチベーションも上がる。もちろんヤスリがけも上手になりたいが一朝一夕で上達するものではない。
つらつらと言い訳じみたことを言ったが、私が言いたいのは「リューターは上級者だけでなく初心者の強い味方だ」ということだ。
そんなリューターが付録に付いた雑誌「DIME9・10合併号」(税込1680円)が7月16日に発売!巻頭ではガンプラの45年の歴史を振り返る”ガンプラ特集”。付録のUSBリューターは「金属ビット5種類」「ヤスリ3種類×2個」が付属したガンダム好きならピンとくる”赤”仕様。通常の3倍でゲート処理できる、かも?



パッケージのロゴやデザインなど各所にファンがニヤリとする遊び心が満載!
※表紙のみが通常版と異なります。付録・内容は通常版と同一です。
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取材・文/峯亮佑