
近年、闇バイトの横行に伴い、個人宅を狙った空き巣・強盗の被害を報じるニュースが相次いでいる。こうした状況に不安を覚える人は多いのではないだろうか?
クロス・マーケティングはこのほど、全国20~79歳の男女3,000名を対象に「防犯に関する調査(2025年)」を実施し、その結果を発表した。
自宅の防犯への不安感を「やや+不安を感じている」人は52%
自宅の防犯への不安感は、「やや+不安を感じている」が52%、「あまり+不安は感じていない」は48%と拮抗していた。年代別で不安を感じている割合を見たところ、40代が58%で最も高く、20代が46%、70代が44%と低かった。<図1>
24%が「自宅に不審な人が来たことがある」と回答
自宅に「不審な人が来たことがある」は24%、ご近所や家族など周囲から、「不審な人が来たことがあると聞いた」は26%となった。不審者と思われる人の行動は「不審な勧誘や販売」が54%で最も多く、「点検・調査と称する訪問」が32%、「チャイムを鳴らす」が26%、「住居への侵入・侵入しようとしていた」が15%と続いた。なお、50代~70代において「不審な勧誘や販売」「点検・調査と称する訪問」の割合は高い水準となった。<図2>
空き巣・強盗への対策度と対策ができていない理由
自宅での空き巣・強盗対策は「しっかり+どちらかといえばできている」は51%、対策ができている割合は、年代が上がるほど高まり、70代は63%であった。<図3>
対策ができていない理由は、「何をすればいいかわからない」が25%で最多となり、以下「お金がかかる」が24%、「今まで被害がなかったので、必要性を感じない」が20%と続いた。狙われやすいとされる70代は「今まで被害がなかったので、必要性を感じない」「自宅周辺は治安がよく安心」「対策をしても、防ぐことはできないと思う」が他の年代に比べ目立って高かった。<図4>
自宅で空き巣・強盗被害にあった人は5%
自宅で空き巣・強盗被害にあった人は5%、近所や家族など周囲の人が被害にあったと聞いた人は14%となった。具体的には、ガラスやシャッターが壊され侵入された、車、室外機、農具や米などが盗まれたという声が聞かれた。<図5>
<調査概要>
調査手法 :インターネットリサーチ
調査地域 :全国47都道府県
調査対象 :20~79歳の男女
調査期間 :2025年6月12日(木) ~13日(金)
有効回答数:本調査3,000サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合がある
出典元:株式会社クロス・マーケティング
構成/こじへい