
dポイントに他社ポイントから交換するなら7月は「待つ」、なぜなら…

dポイントは、ホットペッパーグルメで貯まるリクルートポイントやふるさと納税で貯まるふるなびコインなどからも交換できることはよく知られていますが、7月中に交換すると損をしてしまいます。
なぜなら、8月中、エントリーして交換するだけでもれなく10%増量になるキャンペーンが開催されるからです。
キャンペーン詳細
8月は、他社ポイントをdポイントに交換するチャンスで、理由は「ポイント交換でdポイント(期間・用途限定)10%増量」キャンペーンが行われるから。エントリーをして対象期間中に交換すると、「もれなく10%増量(もし、Amazonではじめてdポイント連携をすれば、追加で3%増量)」になります。
対象ポイントには、ドラッグストアのマツキヨココカラポイント、ふるさと納税のふるなびコイン、ホットペッパーグルメなどで貯まるリクルートポイント、りそな銀行で貯まるりそなクラブポイント、クレジットカードで貯まる三菱UFJポイント、永久不滅ポイント、そしてポイントサイトのドットマネーポイント、PeXポイント、ワラウポイントなどがあります。
もし、1:1の等価交換であれば、
1,000ポイントを交換すると……通常時ならdポイント1,000ポイント、キャンペーン時にはdポイント1,100ポイント
1万ポイントを交換すると……通常時ならdポイント1万ポイント、キャンペーン時にはdポイント1万1,000ポイント
キャンペーンでは、“もれなく”10%増え、1万ポイント交換時にはなんと1,000ポイント違うわけで、対象ポイントをとにかく多くためておきたいところです。
つまり、できる限り7月中はポイント交換を「待つべき」で、ポイントを「貯める」期間だということがわかるでしょう。
貯めやすい例:ホットペッパーグルメでリクルートポイント
飲食店予約サイトのホットペッパーグルメでのポイント加算要件を確認すると、ネット予約の場合は6~10日後に加算予定とあるので、7月や8月に「利用する」ことで8月31日までの交換タイミングには付与が間に合うとわかります。
また、ホットペッパーグルメではdポイントやPontaポイントも貯められますが、直接貯めるのではなく、リクルートポイントを貯めておきましょう。こうすることで、8月から始まるキャンペーンでは、リクルートポイントからdポイントにするだけでもれなく10%増量になるわけです。
貯めやすい例:クラシルリワードなどでドットマネーポイント
ドットマネーも増量対象で、このドットマネーは各ポイントサイトからのポイントをマネーにまとめられます。
例えば、歩数や商品購入レシート登録でポイントが貯まるアプリ、クラシルリワードのポイント3万3,000ポイントとドットマネー300マネーに交換できます。ドットマネーのマネーになるポイントサイトのポイントは多く、他にも、歩数や移動距離でポイントがもらえるトリマ3万6,000ポイントが300マネーに交換できます。
ポイントをドットマネーサイトにまとめておき、交換は「待つ」。そして、8月のキャンペーン期間中にdポイントに交換すれば10%増量です。
貯めやすい例:りそな銀行でりそなクラブポイントなど
ポイ活をしていなくても、知らずしらずのうちにポイントが貯まっている例があります。りそな銀行を使ってりそなクラブポイントがついていた、クレジットカードを使っていて永久不滅ポイントがついていた、三菱UFJ銀行を利用して三菱UFJポイントがついていたというようにです。
ポイ活に全力で取り組んでいなくても給与の受取や投資信託の購入などで金融機関のポイントがついていることは多く、「このポイントは何に使えるのか」と思っている人もいるかもしれません。有効期限があるポイントもあるので、dポイント増量キャンペーンの対象であれば、エントリーをして期間中に交換しましょう。
おまけ:株主優待やポイ活との相性もよい
今回のキャンペーンは、株主優待での「ポイント優待」、金融機関のキャンペーンでのポイ活とも高相性です。
例えば、TOKAIホールディングス(3167)の株主優待でもらえるTLCポイントは、今回のキャンペーンには関係ないように思えるものの、実は増量対象にもなりえます。TOKAIホールディングスの株主優待は、QUOカードやミネラルウォーターなどいくつかの内容から選べるのですが、ポイ活をするなら「TLCポイントにしてそこからドットマネーへ交換」。そして、dポイントに交換すれば、今回のもれなく1.1倍の増量対象です。
権利は9月3月の年2回あるので、100株ではTLCポイントが1,000ポイント(年間2,000ポイント)もらえ、キャンペーンを利用すれば2,000円分は1.1倍、年間2,200円相当額になるわけです。これは、株主優待が続く限り、ポイント製造機として毎年ポイントを受けとれます。
また、三菱UFJフィナンシャル・グループでは「エムット」と呼ばれる新しいポイントプログラムが話題ですが、新規キャンペーンでもらえるグローバルポイントも8月のdポイント増量キャンペーンの対象となっていました。
ただし、「エムット」でのポイント受け取りタイミングは4ヶ月後下旬のため8月のdポイント増量キャンペーンには間に合いません。しかし、今後も同様のキャンペーンがあることを期待して貯めておくこともできそうです。
具体的にはクレジットカードに新規入会し、1円以上3万円未満のショッピング利用額だけでも200ポイントの1,000円相当が受け取れるキャンペーンもあり、比較的簡単にポイントを受け取れることがわかっています。
文/谷口久美子