所有カードは3万枚以上!
遊戯王OCGのコレクターが語る「集める楽しさ」
カードゲームの楽しさは対戦だけではない。世界中に熱心なコレクターが存在するように、集めること自体が大きな魅力なのだ。人生をかけて収集を極めた人物が語る、コレクションの先にある価値とは。

教えてくれたのは……
はっさくさん
コレクター歴は20年以上。主に遊戯王OCGを収集し、稼いだお金のほとんどをつぎ込んできた。遊戯王カードゲームインストラクターの経歴も持つ。
遊戯王OCG(オフィシャルカードゲーム)とは?
『週刊少年ジャンプ』連載のマンガ『遊☆戯☆王』内に登場する架空のカードゲームを原案に、1999年2月に商品化された。世界で最も販売枚数の多いTCGとしてギネス世界記録の認定を受けた。
基本パックDUELIST ADVANCE
希望小売価格 176円(1パック)

GAME SPEC
難易度 難 カードの種類 1万3000以上 平均プレイ時間 30~60分
デジタルにはない芸術性を後世に残したい
遊戯王OCGの魅力は、高い芸術性にあるとはっさくさんは語る。
「希少性や描かれたモンスターの人気だけではなく、イラストや加工の美しさも価値を決めます。さながら美術品です」(はっさくさん)
遊戯王OCGをはじめ、日本発のカードゲームは世界に誇る文化だとはっさくさんは捉えている。
「この文化を後世に伝える1人になりたい。できれば国にも守ってもらいたいですね」(はっさくさん)
コレクターのこだわり 1 『青眼の白龍』は全種類所有!
『遊☆戯☆王』の主人公、武藤遊戯のライバル、海馬瀬人推しのはっさくさん。彼の相棒「青眼の白龍」のカードは、日本で配布された50種類以上を全て集めている。中には純金・純銀製のカードも。

コレクターのこだわり 2 追いかけ続けた〝世界に1枚〟
はっさくさんが長年追い求めた2枚が、国際大会の優勝賞品の「青眼の究極竜」だ。「2年前についに揃いました。片方は世界に1枚しか存在せず、もう片方も世界に2枚のみ。後者は鑑定で本物だと証明されています」(はっさくさん)

コレクターのこだわり 3 コレクター愛が高じてTCGバーを開業!
「大人がカードゲームで楽しめる空間を作りたい」という考えのもと、2018年にTCGバーを開業した。「いつかは博物館を作り、多くの人が見て楽しめる場所にしたい」(はっさくさん)
TCG BOARD GAME Cafe&Bar FUN


[住]東京都台東区上野5丁目23-8 八重垣ビル 地下1階 [電]090-5456-1641 [営]平日17:00~23:30、土日祝14:00~23:30 [休]月曜日、火曜日
コレクターのこだわり 4 同じ種類のカードを1000枚集めることも
同じカードを際限なく集める〝無限回収〟も楽しみ方のひとつだ。「『地獄の門番イル・ブラッド』というカードの独特な絵柄に一目惚れして、これまで1000枚以上集めつづけています」(はっさくさん)
