
女優の高島礼子さんが大切にしているストレスフリーの暮らし。その中でとくに大事にしているが「睡眠」です。枕や寝具、ベッドを改善し、しっかりと寝ることでQOL(生活の質)を上げています。睡眠第一主義の暮らしのアイデアを語っていただきました。
【高島礼子のMe Time, Tea Time】
第7回 睡眠はQOLを上げるための最重要課題
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質の良い眠りを求めて、、家の中が枕だらけ
今、私が一番大事にしているのが「睡眠」です。健康はもちろん美容のためにも、心身ともにリラックスした状態で、深く眠ることを心がけています。
若い頃は寝なくても気合いで生きてこられたのですが(笑)、年を重ねるたびに無理がきかなくったというか。寝不足だと体調も悪くなるしお肌もボロボロ。インスタ自撮り写真を見るたびに「これはまずい」って、睡眠がいかに大切かを知りました。
ただ、若い頃のように長時間ぐっすり眠ることができなくて、今は6~7時間睡眠。枕や寝具選びに奔走したり、運動したり、とにかく質の良い深い眠りを目指しています。
枕探しはずいぶん前からやっているのですが、なかなかコレ!という枕に出会えていないんです。買って試しては「ちょっと違うなぁ」って再びネット検索。枕の材質の違いによって夏と冬で感じ方が違うし、硬さや高さなどの違いによって寝心地も変わります。
睡眠第一主義の私にとって、枕は妥協できないもののひとつ。贅沢をしてでも自分に合った枕を常に探しています。そうやって探していくうちに、今では家の中が枕だらけになってしまいました(笑)。早く私にぴったりの枕に出会いたいですね。
ベッドの高さや位置を研究。就寝前は「脚のケア」で血行促進
枕の他にこだわっていることといえば、ベッドの高さです。あるテレビ番組の取材で「ホコリがつねに30センチぐらいのところに漂っている」と聞いて、ならば寝る場所は高い方がいいなと思ったんです。
あと、ベッドが低いと「暑い」「寒い」が如実に感じられて寝苦しさが増すんです。だからなるべく高さのあるベッドを探して購入しました。
ベッドの設置位置もかなり模索しました。以前は東の窓際に置いていたんですが、夏の朝、暑すぎて耐えられない(笑)。ベッドの位置を変えて、今はあえて北枕にして寝ています。これらが効果てきめん。かなり快眠できるようになりました。
他に快眠を得るためにやっていることといえば、就寝前の「脚のケア」です。脚の血流が良いほどよく眠れると聞いて、色々と試しています。テレビを見ながら振動マシーンでブルブルと脚の筋肉をほぐしたり、正座したり、脚の指をマッサージしたりして、脚の血行を良くさせてから寝るようにしています。
また、撮影期間中は心身興奮状態が続いて眠れなくなったりするので、心のケアも大切にしています。忙しい時ほど大好きなスイーツ巡りをしてストレスを解消。就寝前に必ずドラマを1本見たり本を読んだりして、自分自身をオフにします。オンオフをちゃんとすると心身ともにリラックスできてよく眠れるんです。
睡眠って心身を整えてQOLを上げるための最重要課題。ウォーキングなど適度な運動をして血行を良くしてしっかり寝ると、体も肌もリフレッシュして充実した1日を過ごせます。これからも大事にしていきたいですね。
高島礼子(たかしま・れいこ)
1964年、神奈川県生まれ。1988年『暴れん坊将軍Ⅲ』でデビュー。以後、ドラマ、時代劇はもちろん、舞台、CMなど、多岐にわたって活躍。2001年3月、映画『長崎ぶらぶら節』で、第24回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。本年8月8日(金)より全国順次公開される戦後80周年平和記念映画『ハオト』に婦長役として出演。8月30日から9月21日まで大阪・新歌舞伎座で上演される、『石井ふく子白寿記念公演「かたき同志」』(橋田壽賀子脚本、石井ふく子演出)では、お鶴役として藤山直美と共演する。
Instagram:@reico.official
構成/松浦裕子