
人が視覚から得られる情報量は全体の8 割以上を占めるといわれており※、目の健康を保つことは生活の質(QOL)においても重要だ。
※https://www.nichigan.or.jp/intern/summary/feature/importance.html
そこでジョンソン・エンド・ジョンソンは、日本全国の10代~80代の2,144名を対象に「目の健康意識」について独自調査(1)を実施したので、結果をお伝えしよう。
2024年の「目の健康寿命」は62.1歳、平均寿命より20年以上短い結果に
日本の平均寿命(2)は男性81.09歳、女性は87.14歳だが、本調査によって、2024年の「目の健康寿命(3)」は男性61.9歳、女性62.2歳(平均62.1歳)となり、平均寿命と比較して男性は約20年、女性は約25年 「目の健康寿命」が短いことが判明。
本調査では、「目の健康状態が良くない」と自覚している割合が全世代の中で最も多いのは50代(36%)であった。
「目の健康意識」の調査を開始した2021年から「目の健康状態が良くない」と自覚している人の割合が最も多い世代は全ての調査年において50代となり、4年連続(4)で「目の健康状態が良くない」と自覚している世代という結果に。50代が最も「目の不調」を自覚しやすい世代といえる。
また、「目の症状がある」と回答した人のうち、症状があるにもかかわらず、この1年間「何もしていない」と回答した人は全体で32.1%となり、特に、20代男性、30代男性は4割以上の人が「何もしていない」ということが判明。
男性の若年層が、目の症状に対してアクションを起こしていないことが見受けられる。同様の質問について、コンタクトレンズ装用者に絞ると、目の症状があるにもかかわらず何もしていないという回答は17%であった。
何もしていない理由は、第1位:目の症状が深刻だと思わない、第2位:眼科検査を受けるのが面倒である、第3位:視力が変わっていない、という結果に。
人生100年時代の今、クオリティ・オブ・ビジョン(QOV/見え方の質)の向上を目指すことが、QOLを高めることにつながる。
目の不調を加齢のせいであると放置や、自己判断をせず、目の健康状態に少しでもこれまでとの違いを自覚したら、早期の眼科受診を心がけてほしい。
調査概要
調査期間:2024年7月~8月
調査方法:郵送調査
調査対象:全国の男女15歳~89歳、2,144名人口構成比割付
(コンタクトレンズ使用者、眼鏡のみ使用者、視力矯正無しの方を含む)
(1) 当調査の質問項目は、厚生労働省の国民生活基礎調査・健康票調査の質問項目を参考に作成
(2) 厚生労働省 令和5年簡易生命表の概況 主な年齢の平均余命
(3) 本調査では目の健康寿命を「自分の目が健康であると自覚している期間の平均」とジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケア ジャパンが定義
(4) 目の健康意識に関する調査は、2021年より開始し2024年で4年目
関連情報
https://www.acuvue.com/ja-jp/
構成/Ara