
商品やサービスを選ぶ際に、口コミを参考にする人も多いはず。では実際に口コミを書く人たちは、どのようなときに口コミを書き、どのような点に注意を払って投稿しているのだろうか?
マイスタースタジオはこのほど、全国の男女500人を対象に「口コミを書きたくなる瞬間に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。
口コミを書く頻度は「年に3回以下」が7割
全国の男女500人に「口コミを書く頻度」を聞いた。
その結果、「年1~3回(42.4%)」という人が最も多く、次いで「年に1回未満(31.0%)」となった。口コミを書くのは年に3回以下という人が7割以上を占めている。
高頻度で口コミを書いている人は少なく、口コミを書くことは多くの人にとって日常的な習慣ではなく、特別な行動であることがわかった。
口コミ投稿が特別な行動となる理由としては、「時間や手間がかかる」「自分の意見を投稿することへの抵抗感」などが考えられる。そのため投稿する場合には「面倒くささ」や「恥ずかしさ」などを超えるような、強い動機や目的があると推測できる。
口コミを書く目的は「参考情報を提供したい」
口コミを書く目的を聞いたところ、1位は「参考情報を提供したい(33.4%)」、2位は「おすすめしたい(28.8%)」となった。3位「特典をもらう(17.6%)」、4位「注意喚起したい(8.8%)」が続く。
「参考情報を提供したい」「注意喚起したい」など、他のユーザーに貢献したいという思いで口コミを書いている人が多くなっている。
また「おすすめしたい」「意見を発信したい」など、自身の体験や思いを共有したいという動機もあった。全体的にはポジティブな動機が多い結果となっている。
口コミを書きたくなる瞬間1位は「満足したとき」
では、どんなときに口コミを書きたくなるのだろうか?
「口コミを書きたくなる瞬間」を聞いたところ、圧倒的1位は「満足したとき(62.8%)」となった。次いで2位は「不満を感じたとき(33.8%)」となっている。ポジティブであれネガティブであれ、感情が大きく動いたときに口コミを書きたくなることがわかった。
また「注意喚起したい」「他の口コミと自分の意見が違う」といった意見からは、自分の意見を表に出したいという欲求も感じられる。
口コミを書くときに気をつけていることは「正直に書く」
「口コミを書くときに気をつけていること」の1位は「正直に書く(25.6%)」、僅差の2位は「伝わりやすく書く(25.2%)」となった。
「誠実さや信頼性」と「わかりやすさ」が、口コミ投稿でとくに重視されているとわかる。また「口コミを受ける側に配慮する」「主観的になりすぎない」と答えた人も多く、感情的な口コミをしないよう意識されていることもわかった。
ランキング上位の項目を見ると、口コミを書くにあたって、信頼できる正確な口コミを提供しようとする責任感が感じられる。
<調査概要>
調査対象:全国の男女
調査期間:2025年4月12日~14日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性355人/男性145人)
回答者の年代:10代 1.0%/20代 21.6%/30代 37.6%/40代 23.4%/50代 13.0%/60代以上 3.4%
出典元:みん評
構成/こじへい