BMW『320d xDriveツーリング』


エンジンルーム
4気筒2.0Lのディーゼルターボは1500回転からのアクセルレスポンスが良い。時速100kmのエンジン回転数は1400回転でとても静か。

運転席と各種装備
メーターパネルはメーター機能とコントロール機能が一体となった液晶。大きな弧を描くように備わっており操作性も向上している。

シートスペース
やや低めの着座位置。座面から背もたれにかけてのホールド性も良い。後席の着座位置も低めで頭上のスペースも十分。サブトランクもある。

ラゲージスペース
床面はバンパー開口部と面一なので重い荷物の出し入れもラク。奥行きも約1mあり、左右幅も十分。後席の背もたれは中央だけ倒せる。

【 ココがポイント!】荷物の出し入れに便利なリアウインドウ
「3シリーズツーリング」の特徴のひとつがリアウインドウを開閉できること。わざわざリアゲートを開けなくても、荷物の出し入れができるのはうれしい。開口部の高さも低めなので便利だ。

【 ココがポイント!】気持ちがいいパノラマサンルーフ
ルーフを2分割した大きなパノラマガラスサンルーフは23.4万円のオプション装備。内張りはシェードを採用しているが、近年の夏の猛烈な陽射しを遮るのは難しいかもしれない。
先進性、操縦性、実用性、どこをとってもレベルは高い
アウディ『A5 アバント TFSI クアトロ』
〈爽快感〉18点
204PS、340Nmのエンジン性能だが『320dツーリング』の1820kgより80kgも重い車種が気になる。
デザイン〈19点〉
新しい『A5アバント』はエッジの少ないデザインを演出している。ライト類のバリエーションにも工夫がある。
装備の充実度〈19点〉
安全装備は充実している。ウインカー操作などで反応するライティングや助手席専用ディスプレイも斬新。
居住性〈18点〉
前後席ともに頭上のスペースに余裕はあるが、荷室の床面が低すぎるのと後席の窓ガラスが全開しないのが惜しい。
運転性能〈17点〉
5800回転まで伸び、音の高まりも少ないがややパンチに欠ける。0→100km/hは8秒台でスポーティー。
【評価点数】91点
BMW『320d xDriveツーリング』
爽快感〈19点〉
1500回転からレスポンスが良く4100回転まで回る。ディーゼルターボは音の高まりも抑えられておりスポーティー。
デザイン〈17点〉
じつは横長のキドニーグリルも進化している。ドアウインドウも大きく、実用性や使い勝手を追求している。
装備の充実度〈19点〉
運転支援システムやコネクティビティへの対応も進化しており、装備は十分満足できるレベル。
居住性〈19点〉
着座位置は前後席とも低めでヘッドスペースも十分。後席は3分割の可倒式。開閉できるリアウインドウは便利。
運転性能〈19点〉
8速ATと2Lディーゼルターボの相性は良く運転していて楽しい。0→100km/hの加速は7秒台でまさにスポーツワゴン。
【評価点数】93点
文/石川真禧照 撮影/望月浩彦 編集/安田典人
※本記事内に記載されている商品の価格は2025年5月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。