
TENTIALのBAKUNEシリーズから、夏用かけ布団「BAKUNE Comforter Cool」が登場した。睡眠時のエアコンが必須の暑さが続くが、エアコンによる“冷えすぎ”は体調の乱れや睡眠不足の原因になる。「BAKUNE Comforter Cool」は、その防止をサポートするアイテムだという。重要なキーワードは「快眠温湿度」だ。

熱中症は昼も、夜も怖い
毎日とにかく暑い。日中、小まめな休憩や水分補給などで熱中症対策をしている人は多いはず。しかし夜間はどうだろうか。
近年の猛暑で、夜間熱中症が増えている。東京消防庁が公開した「時間帯別の熱中症による救急搬送人員(令和6年6月~9月)」によると、総数は7993人。ピークは11時台~15時台だが、18時台でも362人、21時台でも180人も緊急搬送されている。

画像●東京消防庁
日が落ちたあとも、日中の外出から帰宅した夕方以降もまったく気を抜くことはできない。それは睡眠中も同じだ。少し前まで、就寝時のエアコンは「切るタイマー」で~というのが一般的だったと思うが、そんな常識はもう通用しない。
自分や家族を守るために、睡眠時のエアコンは必須だ。しかし同時に、弊害もある。冷えによる体調の乱れや睡眠不足だ。
それを解消するには、布団内環境の「快眠温湿度」を意識するのがいいらしい。
かけ布団と敷きパッドで「快眠温湿度」を実現
快眠温湿度というのは、布団の中の温度が33度±1度、湿度が50%±5%にあること。これに近づけることで、睡眠中の体温が適度に保たれ、寝汗を抑えられるという。
だが、かけ布団を全身にかけると暑かったり、かといってお腹だけにかけているとエアコンの冷風で寒かったり…ということがままある。それを効果的にサポートするのが、BAKUNEブランドの夏用かけ布団「BAKUNE Comforter Cool」というわけだ。
BAKUNE Comforter Coolには、「温度調整素材や湿度調整素材」を独自の配合率で組み合わせた独自の「Sleep Conditioning Technology®︎」が活用されており、快眠温湿度に近づける効果があると実証されている。
「Sleep Conditioning Technology®︎」を有するかけ布団と一般的なかけ布団とを比較した場合、睡眠時間が伸びたという検証結果もあるそうだ。
筆者は、同ブランドの夏用敷きパッド「BAKUNE Bed Pad Cool」と合わせて1週間ほど試用した。

まず、その軽さがいい。そしてサラサラひんやりとした表面の感触も気に入った。夏の夜は、半袖短パンが常。寒い時期よりも肌と布団が触れる面積が大きいので、肌触りはとても重要だ。
また、あくまで“ひんやり”であり、冷たいわけではないのがいいところ。絶妙な感触が心地いいのだ。
また、カバー不要で使える手軽さと、付属の収納バッグをネット代わりにして洗濯機で丸洗いできるのも素晴らしいところ。
毎日もうとにかく暑いので、寝るときくらいは平穏と心地よさを実現したい。また、前述のとおり命を守るためにも、ちょっと高級だが購入の検討をおすすめしたい製品だ。まずはたとえば両親へのプレゼントなど、大切な人へのギフトに選んでみるのもいいだろう。