
コクヨの「ハサミ<サクサ>(グルーレス刃)」が、第34回日本文具大賞にて「ハサミ<サクサ>(グルーレス刃)」がグランプリを受賞した。
力量や利き手を問わず多様なユーザーに寄り添った設計や、「傾斜インサート」構造による軽い切れ味が評価
「ハサミ<サクサ>」は、刃先まで軽い切れ味の「ハイブリッドアーチ刃」を搭載する人気のハサミシリーズ。2024年12月のリニューアルに際し、コクヨ独自のインクルーシブなものづくりプロセス“HOWS DESIGN(ハウズデザイン)”を取り入れ、さらに様々な人が使いやすいよう業界初の「傾斜インサート」を搭載した。
「傾斜インサート」とは、ハンドルに対して刃を傾けて成型する手法のことで、ハンドルを開閉するだけで刃と刃の隙間が小さくなるよう作用するため、使用者の利き手や技量に関わらず切りやすく、特にビニールのような薄いものに対して効果を発揮するという。

また、グルーレス刃のモデルは、粘着テープを切っても、刃にのりが付きにくい「3Dグルーレス構造刃」を採用しており、日常使いに適したモデルとなっている。
そんな「ハサミ<サクサ>(グルーレスタイプ)」が、その年の最も優れた文具を表彰する「日本文具大賞」において、機能部門優秀賞に選出。さらに、「機能部門」「デザイン部門」「サステナブル部門」「トレンド部門」の優秀賞受賞全12製品のなかからグランプリに選定。受賞に際しては、力量や利き手を問わず多様なユーザーに寄り添った設計や、「傾斜インサート」構造による軽い切れ味が評価された。
構成/立原尚子