
梅雨が明け、7月に入ると夏休みはもう目の前。カブトムシやクワガタが好きな子どもたちが楽しみにしていた季節が到来する。
昆虫採集の楽しみと言えば、虫をつかまえることにある。憧れて続けてきたカブトムシを手にしたときの興奮、意外な場所でたくさんのクワガタを発見した時の胸の高鳴り。子どもの頃、体験したこのワクワクは一生の思い出として残り続けるはずだ。
ただし、狙った虫をつかまえるためには、それなりの情報や技術も必要。それなりのコツが必要であるがゆえに、挑戦しがいがあるというわけだ。
その一方で、樹木を傷つけたり、照明をつけて大量に捕獲したりするなど、ルールを守らない人も増えているのも事実。そもそもルールを知らないという人も増えているという。
初心者向けの情報からマニアックな採集術まで網羅した最新の昆虫採集マニュアル

■春から秋にかけて採集できる代表的な昆虫の見つけ方、探し方、捕り方をわかりやすく解説

そこで、虫とりが大好きな子どもたちのために、楽しくて正しい虫とりの方法を指南する最新のガイドブック、『昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本』 が小学館から登場した。
ガイド役は、NHK Eテレなどでも活躍しているイケメン昆虫博士の牧田習さんが担当。牧田さんならではの視点と知見をフルに活用した、実践的で楽しい虫とりのハウツーを余すところなく、紹介している。
本書では、春から秋にかけて採集できる代表的な昆虫(チョウ、テントウムシ、カブトムシ、クワガタ、カマキリ、セミ、ホタル、水生昆虫、カメムシ、コガネムシ、カミキリムシ、タマムシ、バッタ、ナナフシ、トンボ、オサムシなど)の、見つけ方、探し方、捕り方のテクニックをわかりやすく解説。
初心者でにもやさしい実用的な情報から、ちょっとマニアックな採集テクニックまで網羅した、最新の昆虫採集マニュアルとなっている。
しかも、虫とりに行く時に携帯するのにちょうどいいポケットサイズなので、とても使いやすいのもポイント。子どもたちの自由研究にも役立つ楽しいガイドブックであり、また保護者にも子どもの頃を思い出しながら、読んでほしい虫とりの全部入りガイドブックだ。
昆虫採集は今も昔も、子どもたちからの定番趣味として大人気。子どもの好奇心を大事に育んでいくのにも最適な一冊であり、子どもたちへのプレゼントにもおすすめだ。
■著者プロフィール:牧田習(まきた・しゅう)氏

博士(農学)。1996年、兵庫県宝塚市出身。2020年に北海道大学理学部を卒業。同年、東京大学大学院農学生命科学研究科に入学し、2025年3月に同大学院博士課程を修了。これまで14か国を訪れ、9種の新種を発見している。『趣味の園芸、やさいの時間』(NHK)、『猫ねこのひたいほどワイド』(テレビ神奈川)にレギュラー出演するなど、テレビやラジオ、雑誌で活躍。昆虫をテーマにしたイベントにも多数登壇している。著書に『昆虫ハンター・牧田習と親子で見みつけるにほんの昆こん虫ちゅうたち』(日東書院本社)などがある。Instagram・Xともアカウントは@shu1014my
『昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本』の主な構成
【採集編】
花に集まる虫をとろう!
樹木に集まる虫をとろう!
倒木&朽ち木に集まる虫をとろう!
草むらに集まる虫をとろう!
葉っぱに集まる虫をとろう!
落ち葉に集まる虫をとろう!
吹き上げ採集って何?
ふんに集まる虫をとろう!
外灯に集まる虫をとろう!
泥地に暮らす虫をとろう!
池に暮らす虫をとろう!
川に暮らす虫をとろう!
トンボをとろう!

【トラップ編】
フルーツトラップのしかけ方
バタフライトラップのしかけ方
衝突板のしかけ方
落とし穴のしかけ方
腐肉トラップのしかけ方
ライトトラップのしかけ方

【飼育編】
カブトムシの飼い方
クワガタムシの飼い方
オサムシの飼い方
スズムシの飼い方
コガタノゲンゴロウの飼い方
ヤゴの飼い方

『昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本』

著者:牧田 習
定価:1210円(税込)
体裁:新書判 / 128ページ / 4C刷
発行:小学館
発売日:2025年7月4日
https://www.shogakukan.co.jp/books/09227443
関連情報
https://www.shogakukan.co.jp/
構成/清水眞希