DIME MAGAZINE
コロナ禍を経てオンラインでのコミュニケーションが広がり、オンラインゲームをきっかけにした新たな人間関係や実際に恋愛や結婚に発展するケースも増えているという。
『白猫プロジェクト』などのスマホゲームなどを手がけるコロプラは、リワードマーケティングプラットフォーム事業やアプリメディア事業を展開するSkyfallと共同で普段からゲームをプレーする1084名を対象に、「ゲーム×恋愛・結婚」に関する意識調査を実施して結果を発表した。
調査では、「毎日の通話で距離が縮まった」や「オフ会から交際に」といったオンラインゲームを通じた出会いが恋愛や結婚に発展した「ゲーム婚」を経験した人のリアルな声も集まったという。
49.5%がゲームを通じて新たな人間関係が生まれたと回答
ゲームをきっかけに新しい人間関係が生まれたと回答した人は49.5%で、約半数はゲームを通じた出会いを体験していることがわかった。さらに32.1%は、ゲーム内のつながりがリアルな人間関係として定着したと回答している。
オンライン上の出会いでリアルに会ったのは8.3%
オンライン上で出会った人と実際に会ったことがあるかという質問では、8.3%が実際に会ったことがあると回答。あった人の平均では約7回、約7人と会っているという結果が出た。
ゲームを通じた出会いのメリットは遠距離の出会い
ゲームを通じて出会った人とのコミュニケーションのメリットとして、ゲーム内で出会った人と交流したことがある617人に質問すると、もっとも多かったのは「離れた場所にいる相手とも遊べる」という点で、54.6%と半数以上が利点として感じていたようだ。
恋愛対象としてゲームで出会った人がアリは22.4％
恋愛対象として「ゲーム内で出会った人」を「あり」だと思う人は22.4%という結果になった。ちなみにゲームで出会った人を恋愛対象として意識したことがあるかという質問では、18.1%が意識していると回答している。
さらにPCゲームプレーヤーでは、男女ともに「マッチングアプリ」や「結婚相談所・見合い」よりも「ゲーム内で出会った人」を恋愛対象として意識する人が多いという結果も出たという。一方で自由回答では、ゲーム内トラブルで疎遠になったというネガティブな意見も挙がった。
ゲームで出会った人を恋愛対象として意識した人が好むのは協力・対戦ゲーム
ゲームで出会った人を恋愛対象として意識したことがある女性は、スマホアプリゲームでバトルロイヤルを遊んでいる割合が女性全体では10.0％だったが23.3%と高くなった。FPSやTPSなどのゲームジャンルでも14.4%で女性全体（7.2%）より高く、非対称対戦／鬼ごっこも14.4%と女性全体（6.6%）より高かった。ゲーム内で出会った人を恋愛対象としたことがある女性90人をベースにするとオンラインゲームの協力ゲーム・対戦ゲームを好む傾向がみられた。
ゲームがきっかけで出会ったゲーム婚は0.7％
ゲームをきっかけに関係性ができた人に質問すると、友人になった人は10%、交際した人は2.9%、結婚した人は0.7%という結果になった。ちなみにゲームを通じて知り合って交際・結婚した具体的なエピソードについての自由回答で調べると、「一緒に切磋琢磨してランクを上げることでお互いの仲が深まった」（20代男性）や「複数人のグループでゲームを遊んでおり、オフラインでも複数人で遊ぶことが多かった。
その中のひとりと交際して結婚した」（30代女性）などゲームをきっかけに進展したケースが多かった。一方で「ゲームをしている時は苦手だった相手が実際会ってみるととても素敵な人で、結果ゲームで知り合ってお付き合い、同棲するまでになった」（20代女性）、「ゲーム内では友人としか思っていなかったが、通話した際に声が好きだなと意識がやや変わった」（40代女性）などゲームだけの交流では感じなかった魅力を直接的な交流で知ったことがきっかけになっている人もいたようだ。
多くの人が異性とゲームを通じた出会いに不安を感じていた
ゲーム内で知り合ったけど実際に会ったことがない相手とのつながりには、不安を感じる人も多く、実際に異性と1対1で会うことに84.9%が不安を感じていると回答。SNSでつながることに対しても61.2％と6割以上が不安を感じていた。
ちなみに不安の理由としては、オンライン上では「やりとりでトラブルがあるかもしれないから」、オフラインでは「個人情報を伝えることに抵抗があるから」がそれぞれもっとも多く挙げられた。ゲームの付き合いがあってもそこから先の付き合いへ進むには、不安を感じている人が多いことが浮き彫りになる調査となった。
「「ゲーム×恋愛・結婚」に関する意識調査」概要
調査方法：SKYFLAGリサーチを活用したスマートフォン調査
調査対象：全国の10代～40代（15歳～49歳）の男女
調査期間：2025年5月14日～2025年5月17日
有効回答数：1084サンプル（男性559サンプル、女性525サンプル）
調査機関：Skyfall
出典：Skyfall、コロプラ
https://colopl.co.jp/
https://skyfall.co.jp/
構成／KUMU
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