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名古屋に爆誕!世界初のIOWNに対応した「IGアリーナ」がスゴい理由

2025.07.10

7月13日、名古屋市の名城公園に、1万7000人を収容可能な新アリーナ施設「IGアリーナ」がグランドオープンした。同日から始まった大相撲名古屋場所がこけら落とし公演となる。オープンにあわせて専用アプリ「IG Arena 公式アプリ」の提供も開始されていて、各アプリストアからダウンロードが可能だ。

7月13日にオープンしたIGアリーナ

通信の速さ、快適さへこだわった新施設

IGアリーナ(愛知国際アリーナ)は敷地面積4万6000平方メートル、地上5階建てのアリーナ施設だ。外観のデザインは隈研吾氏率いる、隈研吾建築都市設計事務所の手によるもの。英国の金融企業であるIGグループが10年間の命名権を獲得している。

1階のメインアリーナは広さ4,600平方メートル。天井高は30メートルは世界でもトップレベルの高さを誇る。

2階には専用のエントランスを備えたプレミアムラウンジがあり、dカード、サントリーがスポンサード。ラウンジ利用権付きチケットを持っている人だけが利用でき、飲食を楽しみながらイベントに参加できる。

ラウンジ内は尾張と三河、それぞれの地域をイメージした装飾がされていて、フードカウンターのほか、サントリーのお酒が楽しめるバーカウンターも設置されている。

3階は約40室の個室からなるVIPフロアとなっている。なお、いずれのフロアも売店、飲食店などはすべてキャッシュレス。現金しか持っていない場合は、プリペイドカードを購入できるほか、専用アプリからは時間指定予約による、飲食店のモバイルオーダーも可能となっている。

モバイルオーダーもできる専用アプリ

運営会社の愛知国際アリーナにはNTTドコモが出資。ファウンディングパートナーとして、様々な機能も提供している。施設の通信基盤としてNTTが進める次世代通信基盤IOWNのAPN(All-Photonics Network/すべての区間で光波長を専有することで高速・大容量、低遅延を実現する通信ネットワーク)を採用する。開業当初からIOWNが導入されているアリーナ施設は世界初という。

アリーナのバックヤードには、携帯電話各社の基地局装置が用意されていて、JTOWER提供の共有設備を通じてモバイル通信が可能。1万7000人が同時に接続しても、十分に耐えられる設備が整っているとのこと。

5Gミリ波対応のアンテナやWi-Fi7対応アンテナも施設内に多数設置されている。

高速通信を活かしたインタラクティブな演出や、ドコモならではのアプリ提供も

IOWNに加えて5Gミリ波、Wi-Fi7など、最新の通信設備を備えた新アリーナでドコモが目指す、「Beyond Arena」とはどのようなものか。株式会社愛知国際アリーナ 代表取締役社長の寛司 久人氏、同取締役の勝亦 健氏に取材した。

株式会社愛知国際アリーナの寛司 久人氏(右)と勝亦 健氏(左)

「ドコモが株主でファウンディングパートナーなので、通信の速さ、快適さはアピールしたいポイントのひとつ」と寛司氏。通信×スポーツ、エンターテインメントなど、「新しいアリーナ体験ができる仕掛けを作っていきたい」と話す。たとえばIGアリーナは、Bリーグ名古屋ダイヤモンドドルフィンズの本拠地となるが、試合のリプレイを手元の端末ですぐに再生するといった使い方をイメージしているとのこと。また音楽ライブでは、ファンのリクエストを集計して、その場でセットリストを決めるといった、インタラクティブな演出も可能という。

「若い人たちにライブの楽しみ方をインタビューすると、感動をすぐにアップしたいけど、バケット代がかかるから家に帰ってからやるという声があった。IGアリーナは何か感動体験が起こった時、1万人を超える観客がそれを一斉に撮ってアップしても、耐えられるネットワークの容量を、モバイルとWi-Fiの双方で実現することをコンセプトに作っています」(寛司氏)

利便性の高い専用アプリの提供も、ドコモならでは。最新のイベント情報がチェックできるほか、チケットの購入や電子チケットの管理、さらに現地ではマップの確認や、モバイルオーダーまで可能となっている。

「イベントって行列が多くて、それがストレスになったりするので、行列が魔法のように消える、そんなアプリを目指したい。ユーザー体験をどんどん改善していって、使いやすいものにしていきたいと思っています」(勝亦氏)

さらに、混雑を緩和するための人流分析にもトライする。「安心安全に興行を楽しんでいただくためにも、人流がどのように流れていくかを、ちゃんと分析をしていきたい。駅に人が集中したりすることがないように、退館時の誘導などに役立てていきたい」(寛司氏)と話す。

IGアリーナでは一部チケット販売もドコモが手掛けるため、今後はチケットマーケティングにも注力していく。寛司氏によれば「ドコモでは今、ファンダムをベースにしたビジネスをやろうとしているので、エンターテインメントの力でドコモへのリテンションを図るような狙いもある」とのこと。今後はドコモユーザー、dカードユーザー向けのキャンペーンも提供予定とのことなので、ぜひ楽しみにしたい。

取材・文/太田百合子

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