
新NISA開始から2年目。株価の乱高下に気をもみながら、少しずつ増えていく含み益に日々の刺激を得ている人も多いのではないだろうか。
オリコンは、グループ会社であるoricon MEが、実際のサービス利用者を対象に第三者の立場で実施した『NISA 証券会社/銀行』の顧客満足度調査の結果を、「オリコン顧客満足度」公式サイト内にて発表したので概要を紹介しよう。
「楽天証券」が2年連続の総合1位!「運用のしやすさ」で高評価

証券会社で2024年1月1日から導入された新しいNISAの口座を新規に開設し、現在資産運用や取引を行っている全国18~74歳までの利用者3,976名が回答した調査結果をもとに集計した『NISA 証券会社』ランキング。
第2回目となる今回は、総合70.1点を獲得した「楽天証券」が、2024年の第1回調査に続いて、2年連続の満足度総合1位となった。
評価項目別ランキングでは、全7項目中「運用のしやすさ」「ポイントのたまりやすさ」「情報提供」の3項目で2年連続の1位に。
なかでも、“投資商品の検索のしやすさ”や“決済方法の豊富さ”などを評価した「運用のしやすさ」では、1位となった評価項目のなかで最も高い73.5点の評価を得ていた。
部門別ランキングでは、レベル別「投資初心者※1」部門で2年連続1位のほか、年代別「20代」「30代」「60代以上」、取引方法別「ネット取引※2」部門、初発表の利用形態別「スマホサイト」「スマホアプリ」部門でも1位の評価を得ている。
※1:投資を始めて12ヶ月以内の利用者を対象とする部門
※2:投資情報の収集から銘柄選択、注文操作まで、パソコンやスマートフォン等のインターネットを利用し、すべての取引を自分で行った人を対象とする部門
[楽天証券] 利用者のクチコミ
「楽天銀行残高と資産運用の額が合わせて出るので分かりやすい(30代・男性)」
「NISA専用ページがあり、運用できる残り枠が一目でわかる(50代・男性)」
「ポイントで運用できて、ポイントが付与される点も良い(60代以上・男性)」
■「SBI証券」が評価項目別「取扱商品」で1位に
総合2位には、[SBI証券]が総合69.9点でランクイン。前回の総合3位、69.5点から順位・得点ともに上昇しました。評価項目別ランキングでは、“投資できる商品の豊富さ”などを評価した「取扱商品」で2年連続1位の評価を得ている。
部門別ランキングでは、年代別「40代」「50代」、初発表の利用形態別「PC」部門で1位となった。
[SBI証券] 利用者のクチコミ
「三井住友銀行を利用しているので、カードで積み立てしてポイントが貯まる(30代・女性)」
「Vポイントと連携している点が良い(50代・男性)」
「豊富なラインナップと手数料の安さ。投資商品の検索、比較が充実している(50代・男性)」
■「松井証券」が評価項目別「サポート体制」「システム・セキュリティ」で1位に
つづいて総合3位には、松井証券が総合69.5点でランクイン。前回の総合2位に続いて、2年連続で総合TOP3入りとなった。
評価項目別ランキングでは、“動画・セミナー・Q&Aコンテンツのわかりやすさ”や“問い合わせの際の担当者の対応力”などを評価した「サポート体制」、“Webサイト・取引ツールのメンテナンス頻度”などを評価した「システム・セキュリティ」において1位の評価を得ている。
[松井証券] 利用者のクチコミ
「オペレーターの対応が丁寧で安心(40代・女性)」
「オンラインでの回答が非常に丁寧で分かりやすい(50代・女性)」
「アプリなどの取引ツールが見やすく使いやすい。視覚的に見やすく初心者でも抵抗なく使えた(50代・男性)」

銀行部門では「三菱UFJ銀行」が初の総合1位!「ネット取引」部門、「スマホアプリ」部門でも1位に

銀行で2024年1月1日から導入された新しいNISAの口座を新規に開設し、現在資産運用や取引を行っている全国18~74歳までの利用者3,186名が回答した調査結果をもとに集計した『NISA 銀行』ランキング。
第2回目の今回は、総合66.2点を獲得した「三菱UFJ銀行」が、前回の総合3位から順位を上げ、初の総合1位となった。
全6項目の評価項目別ランキングでは、“投資商品の注文のしやすさ”や“Webサイトや・取引ツールの使いやすさ”などを評価した「運用のしやすさ」で2年連続の1位を獲得。
ほか「口座開設」「取扱商品」「情報提供」「サポート体制」「システム・セキュリティ」の残り5項目を含めて全ての項目でTOP3入りとなる評価を得ている。
また、部門別ランキングでは、年代別「50代」部門、取引方法別「ネット取引※」部門、初発表の利用形態別「スマホアプリ」部門でも1位となった。
※投資情報の収集から銘柄選択、注文操作まで、パソコンやスマートフォン等のインターネットを利用し、すべての取引を自分で行った人(の評価)を対象とする部門
[三菱UFJ銀行] 利用者のクチコミ
「メインバンクでNISA口座を開設したので資産管理がしやすい(40代・男性)」
「預金等を含む財産管理の一元化ができた(40代・男性)」
「窓口でのNISAの銘柄の説明がわかりやすかった(60代以上・男性)」
■「三井住友銀行」が「サポート体制」「システム・セキュリティ」で1位 「対面取引」部門でも1位に
総合2位には、総合66.1点を獲得した三井住友銀行がランクイン。評価項目別ランキングでは、“動画・セミナー・Q&Aコンテンツのわかりやすさ”や“問い合わせの際の担当者の対応力”などを評価した「サポート体制」、“Webサイト・取引ツールのメンテナンス頻度”などを評価した「システム・セキュリティ」において1位の評価を得ている。
また、部門別ランキングでは、取引方法別「対面取引※」部門、初発表の利用形態別「PC」部門において1位となった。
※店舗での相談またはオンラインでの相談など、営業員から投資情報の提供や商品の提案を受けたり、運用の相談をしたりしながら取引を行った人(の評価)を対象とする部門
[三井住友銀行] 利用者のクチコミ
「関連証券会社でのセミナーが豊富でわかりやすい。アプリのセキュリティ性が高い(30代・女性)」
「初めてだったが分かりやすい説明でいつも対応が良い(50代・女性)」
「メインバンクであり、定期預金、普通預金とのやり取りが簡単だった(60代以上・男性)」
■「三井住友信託銀行」が「情報提供」で2年連続1位に
つづいて総合3位には、三井住友信託銀行がランクイン。評価項目別ランキングでは、“商品情報ほか提供情報のわかりやすさ”などを評価した「情報提供」において2年連続の1位に。部門別ランキングでは、年代別「60代以上」部門において1位を獲得していた。
[三井住友信託銀行] 利用者のクチコミ
「特に相場に大きな変動があった時に連絡をくれた(60代以上・女性)」
「丁寧かつ的確にこちらの知りたいことを回答してもらい安心する場面が多々あった(60代以上・男性)」
「運用状況の説明資料が充実している(60代以上・男性)」

調査概要
2025年 オリコン顧客満足度調査『NISA 証券会社』
ランキング発表日:2025/07/01
調査主体:株式会社oricon ME
調査方法:インターネット調査
サンプル数:3,976人 規定人数:100人以上 調査企業数:27社
定義:金融庁の認可を受けており、2024年1月1日から導入された新しいNISAを取り扱っている証券会社。ただし、対面での口座開設・取引のみに対応している証券会社は対象外とする
調査期間:2025/03/13~2025/04/04
2025年 オリコン顧客満足度調査『NISA 銀行』
ランキング発表日:2025/07/01
調査主体:株式会社oricon ME
調査方法:インターネット調査
サンプル数:3,186人 規定人数:100人以上 調査企業数:65社
定義:金融庁に登録されており、2024年1月1日から導入された新しいNISAを取り扱っている銀行
ただし、以下は対象外とした
1)金融商品仲介業務として、証券会社で取り扱う金融商品のみを案内している銀行
2)対面での口座開設・取引のみに対応している銀行
3)信用金庫、信用組合、労働金庫
調査期間:2025/03/13~2025/04/04
関連情報
https://life.oricon.co.jp/rank_nisa/#1
構成/Ara