
今年は6月から既に猛暑である。
あくまでも筆者の実感だが、今年は5月というものが存在しなかった。もちろん暦の上ではちゃんと存在するのだが、桜が散ってから暑くなるまでの間があまりにも短いというか……。日本も季節が二分化してしまったのかと驚かざるを得ない。
暑くなると、心配になるのが熱中症のリスク。詳しいことは後述するが、実は最近筆者も軽い熱中症にかかってしまった。2日ほどで概ね回復したとはいえ、熱中症は時として人を死なせる症状でもある。
いざという時に備え、ここはPayPayが提供する熱中症保険とやらを利用してみようではないか。
窮地から我々を救ってくれる「ミニマム保険」
最近はアプリを介して、様々な種類の保険に加入することができる。
ある一定の世代よりも上の人は「保険」といえば何やら重苦しいイメージを抱く場合が多いかもしれない。が、例えば自転車保険はアプリを使えば文字通りその場で加入することができる。保険料も月数百円程度で、日々の生活にダメージを与える額では決してない。
しかし、このような「ミニマム保険」が、突然訪れる窮地から我々を救ってくれるのも事実だ。
自転車で歩行者に衝突してこの人を死に至らしめるか重い後遺症を負わせた場合、約1億円という高額の賠償金を請求されることも。日頃から安全運転を心がけることが最良なのは間違いないが、やはり最悪の事態は常に想定しなければならないだろう。そのための保険である。
熱中症も、「いつ訪れるか分からない不測の事態」という意味でその可能性を無視できるものではなく、やはり備えが必要なのだ。
最高額のプランでも月240円
7月3日、LINEヤフー株式会社がPR TIMESにこのようなプレスリリースを配信した。「【PayPayほけん】熱中症リスクに備えるPayPayほけんの「熱中症お見舞い金」、今年度の加入件数が提供開始以降最速で7万件を突破」というタイトルである。
LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)のグループ会社であるPayPay保険サービス株式会社(以下、PayPay保険サービス)とZフィナンシャル株式会社、PayPay株式会社(以下、PayPay)は、キャッシュレス決済サービス「PayPay」内の「PayPayほけん」ミニアプリにおいて、2025年4月22日より提供を再開した「熱中症お見舞い金」(以下、本保険)の今年度の加入件数が、サービス提供開始以降、最速で7万件を突破しました。今年度の加入数は、昨年度の同時期と比較しても約2倍のペースで増加しています。また、累計加入件数は、サービス提供開始から約4年で32万件を突破しています。
(【PayPayほけん】熱中症リスクに備えるPayPayほけんの「熱中症お見舞い金」、今年度の加入件数が提供開始以降最速で7万件を突破-PR TIMES)
冒頭に書いた通り、今年は「桜が散ったあとの春」を殆ど感じさせない暑さが列島を襲っている。東京都内で30度以上の気温を観測した2025年最初の日は、5月20日(八王子市)である。
これはたまったものではない。暑さに対して危機感を感じていない日本人は、あまりいないだろう。PayPayほけんの熱中症お見舞い金に加入者が集まるのは、むしろ当然の現象と言える。
さて、この熱中症お見舞金の保険料と保障内容を見ていこう。熱中症お見舞金には「期間選択型」と「月額型」が用意され、前者は1日から7日までの期間を選べる仕組みになっている。保険料は1日の場合は100円、7日でも僅か170円だ。同プランの保障内容は、治療保険金が10,000円/回、入院保険金が30,000円/回となっている。
が、筆者は最大1週間までの期間選択型よりも月額型のほうがより「説得力のある内容」ではないかと考えている。それぞれ保険料の異なる「お手軽プラン」「基本プラン」「安心プラン」が用意されているが、最も高額の安心プランでも保険料は月240円。そしてこのプランの保障内容は、治療保険金が10,000円/回、入院保険金が30,000円/回である。
夏の暑さは殺人的
ところで、筆者は最近軽い熱中症にかかってしまった。買ったばかりの中古のオープンカー(ダイハツ・初代コペン)のトップを開けた状態で運転していたら、気分が悪くなったのだ。
何しろ、人生で初めてオープンカーなるものを買ったわけだから、ついつい調子に乗ってしまったのだ。筆者が契約している月極駐車場の近くでの出来事だったのが、不幸中の幸いである。
が、その後2日ほどは頭痛と倦怠感を引きずった状態で、とても仕事ができる体調ではなかった。軽度の熱中症でも、一度それにかかってしまうと当分は行動不能になってしまうと言い切っていいだろう。そして、それを少しでも早く回復するには病院に行くのが一番だ。
21世紀日本の夏の暑さは、それだけ殺人的ということでもある。
だが、もしかしたら中高年世代には「たかだか熱中症くらいで保険なんか大袈裟だ」という意識を持っている人がまだ存在するかもしれない。昔は熱中症(熱射病・日射病)とは「根性で克服できるもの」で、たとえば部活中の水分補給は「体力が落ちるから」という理由で禁止されていた。こういうことを現代の若者に説明してもなかなか信じてもらえないのだが、かつては「熱中症は気構えの問題」とされていたのだ。
そうした意識は、今や命取りである。夏のレジャーに臨む予定の人も、炎天下の中働かなければならない人も、とりあえず熱中症保険に加入しておくのが肝要だ。
【参考】
熱中症御見舞金-PayPayほけん
熱中症リスクに備えるPayPayほけんの「熱中症お見舞い金」、今年度の加入件数が提供開始以降最速で7万件を突破-PR TIMES
文/澤田真一
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