
大阪の対象店舗(デパートの大丸百貨店や書店の紀伊國屋書店、スーパーマーケットの平和堂)で、ある支払い方法をすると最大50%キャッシュバックが見込める「Visa割」が2025年7月2日より始まっています。
クレジットカードのVisaカードを事前登録するだけで基本30%還元、そして指定カードなら最大50%還元も期待できる内容です。
こうやって使えば“50%以上”の還元に!

具体例として、大丸梅田店で2,000円のお買物をすると仮定します。
【A】現金払いだと……2,000円そのままを払う
【B】「Visa割」で「事前登録済」クレジットカードでタッチ決済する……2,000円の30%、600円分がキャッシュバックされる
【C】「Visa割」で「事前登録済」の三井住友カードのクレジットカードでタッチ決済する……2,000円の50%、1,000円分がキャッシュバックされる
同じものを買っていても、現金払いだと2,000円。その点、「Visa割」で三井住友カードのクレジットカードでタッチ決済をすれば、実質半額の1,000円で買えることもあるわけです。知らない、やっていないと支払い額に大きく差がつくのです。
大阪・関西の対象店舗でお買物をするなら利用したい「Visa割」

これは、大阪の対象店舗で事前登録したVisaカードのタッチ決済などを行うと30%のキャッシュバックとなるキャンペーン「Visa割」を使ったためです。登録カード1枚につき、Aの店舗で最大1,500円(5,000円使用時)、Bの店舗で最大1,500円(5,000円使用時)のキャッシュバックがそれぞれ受けられ、複数枚のクレジットカードを登録できます。
対象期間は2025年7月2日~8月29日です。
Aの店舗……ヴィ・ド・フランス、カクヤス、紀伊國屋書店、大丸松坂屋、ほっかほっか亭、ほっともっと、や台ずし、ユナイテッド・シネマ岸和田など
Bの店舗……あべのハルカス美術館、ハルカス300、コーナン、DCMホールディングス、平和堂など
注意点は、Aの店舗ではモバイル、ウェアラブル、カードのタッチ決済が対象ですが、Bの店舗ではモバイルかウェアラブルでの決済が対象であることです。Bの店舗ではクレジットカードでのタッチ決済は対象外になります。

そして、特筆すべきは、クレジットカードによっては最大50%のキャッシュバックも見込めることです。
トヨタファイナンス発行のカード会員……最大45%のキャッシュバック(15%キャッシュバックは上限500円、3,334円使用時)
三井住友カード発行のカード会員……最大50%のキャッシュバック(20%キャッシュバックは上限500円、2,500円使用時)
三菱UFJ銀行……Aの店舗では30%キャッシュバック、三菱UFJデビット利用では最大20%キャッシュバック(20%キャッシュバックは上限500円、2,500円使用時)
※Aの店舗では最大45%、Bの店舗では最大50%のキャッシュバックとなる
三菱UFJニコス……最大50%のキャッシュバック(20%キャッシュバックはBの店舗利用時で上限500円、2,500円使用時)
三井住友カードであれば、1枚のクレジットカードで
例:
・大丸で5,000円のタッチ決済をする……(30%、1,500円キャッシュバック)
・平和堂で5,000円のタッチ決済をする……(30%、1,500円キャッシュバック)
・さらに20%500円のキャッシュバックもある
1万円ちょうど利用して3,500円分のキャッシュバックが見込め、登録したクレジットカードの枚数分の還元もでき、まさに「買いだおれ」体験できるというわけです。
Visa割のためには事前登録が必要
「Visa割」では、「Visa」のクレジットカード複数枚が利用できます。登録は面倒に感じるかもしれませんが、過去にキャンペーン登録済みであれば再度登録は必要ありません。まだの人は、まずは登録してクレジットカードを利用してみましょう。

https://www.visa.co.jp/about-visa/promotions/visawari-registration.html
「Visa割」に登録するをクリック
https://www.offers-exchange.com/visa-japan/signup
メールアドレスを入力し、規約、プライバシーポリシーに同意する
メールアドレスに届いたメール認証のお知らせからカードの登録(16桁のカード番号の入力)をする
「優待族」の筆者はもっとお得な利用法を提案
今回の「Visa割」では、利用するだけで最大50%キャッシュバックとなりお得だと感じますが、株主優待を保有していれば、もっとお得に利用できます。

Bの対象店舗でもあるあべのハルカス300展望台では、近鉄グループホールディングス(9041)(株価2753.5円、最低投資額27万5,350円)の株主優待のうち、あべのハルカス300展望台の入場料割引(大人200円割引、大人以外100円割引)が使えます。
・あべのハルカス300の入場料割引になる株主優待を使う
・割引後の金額を払う時に「Visa割」で登録したクレジットカードのモバイル、ウェアラブル決済にする※カードでのタッチ決済は対象外なので注意すること
・上限額までは30%キャッシュバック、三井住友カードであれば最大50%キャッシュバック
このほか、「Visa割」と株主優待を利用する方法は節約にも有効で、対象店舗のや台ずしではヨシックスホールディングス(3221)(株価2,500円、最低投資額25万円)の株主優待が使え、食事20%割引券と併用する方法がとれます。
また、平和堂(8276)(株価2,821円、最低投資額28万2,100円)の株主優待は1,000円ごとに使える100円割引券が選べ、100株では10枚1,000円(年間20枚2,000円)がもらえますが、この割引券と併用する方法もあります。

また、Aの対象店舗である大丸ではJ.フロントリテイリング(3086)(株価1960.5円、最低投資額19万6,050円)の株主優待カード(10%割引)が使えますが、株主優待カードを使ってしまうと支払い方法は、現金、またはJ.フロントリテイリングが指定するクレジットカード(JFRカード)に限られます。
考えられる方法としては、以下のような方法があります。
1.J.フロントリテイリングが指定するクレジットカード(JFRカード)でVisaマークのクレジットカードを持っているなら
・買い物をした際にJ.フロントリテイリングの株主優待カードを出して10%割引になる
・支払い時に「Visa割」で登録したクレジットカードを出す
・上限額までは30%キャッシュバック
これだと株主優待も「Visa割」もどちらも使えます。
2.JFRカードを保有していない、JFRカードがVisa以外なら
・株主優待カードは「あえて使わない方法」を選ぶことを推奨
・期間中は「Visa割」対象のクレジットカードで支払い上限額まで最大50%キャッシュバックを狙う
株主優待カードでは10%割引のため、「Visa割」の30%キャッシュバックの方が額は大きい
期間中は、株主優待を上手に利用することで節約にも大きく結びつけられそうで、面倒だと思ってやらないともったいないことになりそうです。
※株価は2025年7月3日終値
文/谷口久美子