新型iPhone 17のバッテリーと持続時間
iPhone 17シリーズでは、バッテリー容量増加と充電効率改善が期待されます。
また、USB-C有線充電の高速化に加え、ワイヤレス充電の利便性向上も考慮され、日常の充電ストレス軽減が待たれます。
■バッテリー容量の増量に期待
iPhone 17シリーズでは、バッテリー技術の進化により、バッテリー容量の増加と充電効率の改善が期待されています。
iPhoneは伝統的にバッテリー容量を公開していませんが、A19 BionicとA19 Proチップが採用された場合、電力効率の向上、そしてLTPOディスプレイ(全モデルに採用された場合)の低消費電力化に加え、バッテリー自体の高密度化が進むことで、バッテリー駆動時間のさらなる延長が見込まれます。
現行のiPhone 16 Pro Maxは「iPhone史上最長のバッテリー駆動時間」を誇り、最大33時間のビデオ再生が可能。iPhone 16 Proは最大27時間、iPhone 16は最大22時間、iPhone 16 Plusは最大27時間、iPhone 16eは最大26時間のビデオ再生が可能です。
■充電性能の向上と新機能はある?
iPhone 17シリーズでは、バッテリー駆動時間の延長だけでなく、充電性能の向上も期待されています。
USB-Cによる有線充電の高速化に加え、MagSafe充電の効率向上と、Qi2規格への完全対応によるワイヤレス充電の利便性向上も考慮されています。
iPhone 16 Pro/Pro MaxとiPhone 16/16 Plusでは、すでに30W以上のアダプタを使用した場合、MagSafeワイヤレス充電が最大25Wで可能。約30分で最大50%の充電が完了します。
また、Qi2ワイヤレス充電は最大15W、Qiワイヤレス充電は最大7.5Wに対応しています。
iPhone 17では、これらの既存の高速充電技術がさらに最適化され、ユーザーがより短い時間でiPhoneを充電できるようになり、日常での充電ストレスが軽減されるはずです。
新型iPhone 17の価格予測
iPhone 17シリーズの価格は、現行モデルからやや値上げの可能性があります。
一方で、Appleは大幅な値上げを避け、エントリーモデル価格据え置きと大容量モデルやProシリーズの値上げで調整する戦略も考えられます。
新モデル「iPhone 17 Air」の導入も予測され、多様なニーズに応えるラインアップが期待されます。
■新型の価格帯について
iPhone 17 Pro/Pro Maxの価格は、原材料の高騰、チップやカメラなどの部品コスト上昇、および円安などの為替変動の影響を受け、現行モデルからやや値上げされる可能性があります。
現行のiPhone 16 Proの128GBモデルは15万9800円から、iPhone 16 Pro Maxの1TBモデルは24万9800円です。

iPhone 16 Pro Max/Pro 価格
もし5%程度の値上がりが適用されれば、iPhone 17 Proのエントリーモデルは約16万9800円、iPhone 17 Pro Maxの最上位モデルは26万4800円程度になるかもしれません。
さらに、2TBモデルがラインアップされる場合、30万円近い価格になる可能性も指摘されています。
標準モデルのiPhone 17/17 Plusについても、iPhone 16の128GBモデルが12万4800円から、iPhone 16 Plusの512GBモデルが18万4800円であるため、同様に5%程度の上昇があれば、iPhone 17のエントリーモデルは約12万9800円、iPhone 17 Plusの512GBモデルは約19万4800円程度になるかもしれません。

iPhone 16/16 Plus 価格
■Appleの価格戦略の予測
Appleの価格戦略は、新技術への投資コストと市場競争力のバランスを考慮したものです。
iPhone 17の価格は、原材料や部品コストの上昇、特に円安などの為替変動が大きく影響すると予測されます。
しかし、過去の傾向から、Appleは大幅な値上げを避けるために、エントリーモデルの価格を据え置きつつ、大容量モデルやProシリーズの価格を上げることで調整を行う可能性があります。
これは、より幅広い顧客層にiPhone 17をアピールしつつ、高機能モデルで収益を確保する戦略と考えられます。
また、「iPhone 17 Air」のような新しいモデルラインアップを導入することで、異なる価格帯と機能セットを提供し、市場の多様なニーズに応えることも予測されます。
iPhoneは、その優れた耐久性と定期的なソフトウエアアップデートにより、長期間にわたって高い価値を維持することが実証されてきました。高額な設定と言われることもありますが、この価値の継続性はAppleが設定する価格の妥当性を支える要素ともなります。
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※当記事に掲載している価格などのデータは2025年6月時点でのものです。
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文/中馬幹弘
ガジェット・MONO・マネー編集/ライター。慶應義塾大学卒業後、野村證券にて勤務。アメリカン・サブカルチャー誌編集長、モノ情報誌編集を歴任。iPhone、iPad登場時より実務に携わる。国土交通省・アパレルブランドの広報経験も持つ