
広大な大地に、豊かな自然が広がる北海道。食文化も豊かで、農林水産省の発表によると令和4年度のカロリーベースの食料自給率は概算値で218%にものぼる※。では、そんな北海道に実際に住んでいる人たちが住み心地がいいと感じる街はどこなのだろう。
※https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/zikyu_10.html

大東建託は、北海道居住の20歳以上の男女38,016名を対象に、居住満足度調査を実施、「いい部屋ネット街の住みここち & 住みたい街ランキング2025<北海道版>」として集計したので、結果をお伝えしよう。

※2つ以上近接駅を統合した場合は、駅名の後にA(area)を付記している。
住みここちのいい「駅」トップは、6年連続で地下鉄東西線「円山公園」

札幌市中央区に位置する円山公園(地下鉄東西線)が、6年連続で1位に輝いた。円山公園は、「親しみやすさ」で1位、「行政サービス」「賑わい」の両因子で2位、「防災」で3位、「静かさ治安」で4位の高い評価を得ている。
特に「行政サービス」「静かさ治安」「親しみやすさ」「賑わい」の各因子で、偏差値70台の高い評価を得ていた。
2位は昨年4位から順位を上げた西11丁目A(中央区役所前・西11丁目・西8丁目を統合)、3位は中央図書館前A(石山通・中央図書館前・電車事業所前・ロープウェイ入口を統合)という結果に。
トップ10内では、6位の幌平橋A(昨年10位)、10位の札幌市豊平区に位置する学園前(昨年15位)が昨年から特に順位を上げていた。

「親しみやすさ」「賑わい」の2因子では、地下鉄東西線および地下鉄南北線沿線の特に札幌市中央区に位置する駅が高い評価を得ていた。
住みここちのいい「自治体」トップは、4年連続で上川郡東川町

全戸が豊かな地下水で生活する全国でも珍しい上水道がない上川郡東川町が、唯一偏差値70台の高い評価で、4年連続で1位に輝いた。
2位と3位も4年連続で、2位は上川郡東神楽町、3位は札幌市中央区。トップ2は、今年も上川郡に属する町(東川町・東神楽町)が獲得した。

「住みここち(自治体)」でトップ2の上川郡東川町と上川郡東神楽町が、「行政サービス」「静かさ治安」「親しみやすさ」「物価家賃」「防災」因子で、トップ2を独占する高い評価を得ていた。
また、東川町は「静かさ治安」で唯一偏差値90台、「親しみやすさ」で唯一偏差値80台の極めて高い評価を得ている。
「生活利便性」「交通利便性」「賑わい」の3因子のトップ5は、昨年に引き続き全て札幌市の行政区が獲得していた。
「行政サービス」「静かさ治安」「防災」の3因子のトップ3は、全て上川郡の町(東川町・東神楽町・美瑛町)という結果に。
北海道で住みたい街「駅」トップは、7年連続で札幌A

住みたい街(駅)1位は7年連続で札幌A(さっぽろ・札幌を統合)。2位は旭川(JR石北本線)、3位は2年連続で函館(JR函館本線)となった。5位には帯広(JR根室本線)が新たにランクインしている。
住みたい街「自治体」トップは7年連続で札幌市中央区

1位は7年連続で札幌市中央区が獲得。2位は、東京23区(4年連続)と札幌市北区が同率でランクイン。4位は2年連続で函館市、5位には帯広市が新たにランクインしていた。
調査概要
調査方法:マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収
回答者:北海道居住の20歳以上の男女、2021年~2025年(一部の回答のみ2020年・2019年を追加)合計38,016名を対象に集計
調査期間
2025年2月21日(金)~3月10日(月):2025年調査(回答者数:7,727名)
2024年2月21日(水)~3月14日(木):2024年調査(回答者数:7,332名)
2023年2月17日(金)~3月15日(水):2023年調査(回答者数:7,506名)
2022年3月 8日(火)~3月29日(火):2022年調査(回答者数:7,357名)
2021年3月17日(水)~3月30日(火):2021年調査(回答者数:6,829名)
2020年3月17日(火)~4月 3日(金):2020年調査(回答者数:682名 ※一部の回答のみ使用)
2019年3月26日(火)~4月 8日(月):2019年調査(回答者数:583名 ※一部の回答のみ使用)
計38,016名
関連情報
https://www.eheya.net/sumicoco/
構成/Ara