
年齢を重ねると、もはやスキンケアでは手に負えない肌トラブルが増加。何とかしたいなら、美容医療に頼るのも手だ!男性も通いやすい人気の美容クリニックに取材した、ミドルエイジに多いお悩み別におすすめの治療法を紹介する。
Q|いつから始めればいいですか?
A|「気になるなら早いほうがいい。ただし男性はメイクで隠せないので、ダウンタイムのある治療の場合は注意を。また、シミ取りレーザーなどは、治療後に徹底したUV対策が必要なので、秋以降がおすすめです」(美容皮膚科タカミクリニック・山屋雅美さん)
Q|数多(あまた)ある美容クリニック選び方のポイントは?
A|まずはクリニックのホームページで、医師の顔と経歴、治療メニューと料金、症例などをチェック。「ホームページを見たドクターが、実際にカウンセリングから施術、アフターフォローまで一貫して担当するクリニックが安心です」(アヴェニュー表参道クリニック・佐藤卓士さん)

Q|カウンセリングで確認しておくことは?
A|悩みに対する治療法と料金、副作用やリスク、アフターケア、メンテナンスなどを確認。「予算に合う提案もできるので、遠慮せず相談を」(シロノクリニック・佐藤 美さん)
Q|1回で効果を実感できるものですか?
A|「ヒアルロン酸注入やボトックス注射は1回で変化を感じますが、効果の持続は半年程度。光治療や高周波治療など肌再生を促すマシン系は、数回行なうとより理想の肌に近づけます。シミ取りは、レーザー1回で除去できるケースも」(美容皮膚科タカミクリニック・山屋雅美さん)
シミが気になりだしたアラフォー編集部員・ワタナベが体験!
はじめての美容医療
スキンケアは毎日朝晩。適度にケアしているつもりだが、日焼け止めは面倒で。そのため、ポツリポツリと大きなシミが。コレって治せるの?

施術時間はトータル約20分!悩んでいた時間がウソのよう
「顔のシミは働く男の勲章だ!」。
そういって憚らない人はいる。でも本音をいえば、シミにメリットはない。しかも、シミは自宅ケアで簡単に治せないというのが、定説らしい。そうはいっても美容医療は試しづらい、と感じている男性は多いはずだ。そのことを診察中に伺うと「気にすることがストレスだから」とクリニックへ駆け込む男性は増えているそうだ。
なるほど。体験終了後、腑に落ちた。レーザー治療と光治療の両方を受けたが、施術はアッという間に終わる。これまで悩んでいた時間が惜しくなったし、施術中に苦痛を感じることもない。強いていえば、軽い日焼けをしたような火照りを感じるくらいだろうか。それだって1日で収まってしまう。
さて、現在は術後約2週間。通常のケアに加え、SPF50++の日焼け止めを塗り、黒浮きもなくなった。処方された炎症止めと美白クリームで本丸のシミは改善するのか? 続きは、@DIMEで!
今回お世話になったのはシロノクリニック恵比寿


担当医の佐藤副院長が診察。悩みを踏まえ、シミの状態に合った施術内容などをカウンセリング。スポットのレーザーと、光治療の併用に決定。


施術の準備時間で、看護師から改めて施術内容とリスク、術後ケアの詳細を説明。疑問点も解消してくれるので安心だ。
スポットのシミにはQスイッチルビーレーザー

麻酔テープを貼付
スポットのシミには色素を破壊する強いレーザーを使うため、患部に麻酔テープを貼付。

点で狙い撃ち!
特に痛みが強いといわれる治療法だが苦痛なく体感2分で終了。術中は顔を覆うほどの強い光を発していたそう。
薄く広がるまだらシミにはフォトシルクプラス

顔剃り&ジェル塗布
メラニンや肌の赤色などに有効な光治療。当然ヒゲにも反応する。術前に産毛を剃ってもらい準備万端。

面照射を繰り返す
顔2周分照射してもらい、施術時間は約15分。パチパチと弾けるような刺激で痛みは薄い。照射直後に熱を感じた。

炎症止めと美白クリームを処方
治療経過は@DIMEで!
全体的に毛穴がキュッと引き締まり、透明感が増した印象。シミのあった箇所は黒く浮き上がるが、ターンオーバーで剥がれるそう。
取材・文/つつみゆかり(美容医療素朴なQ&A) 取材・文/渡辺和博(はじめての美容医療) 撮影/田中麻以(はじめての美容医療) イラスト/土井ラブ平 編集/原口りう子