
コンビニやスーパーでよく見かける『キッコーマン豆乳』の豆乳飲料。店舗に行くたびに「あれ?こんなフレーバーあったっけ?!」と驚いたことはありませんか?
それもそのはず。実は「キッコーマン豆乳」のフレーバーは、入れ替わりを含めると常時40種類前後もあるんだとか!
紅茶や麦芽コーヒーといった定番系から、バニラアイス、アフォガート、さらにはチョコミント味まで・・・・・・、そのバリエーションは想像以上。
「飲み比べて、いちばん美味しいフレーバーを決めたい!」 編集部Tのそんな気持ちから始まったこの企画。
DIME編集部・総勢15名が審査員となり、現在発売中の中から39種類の飲み比べを実施!
投票形式で“いちばん美味しいキッコーマン豆乳”を決めるこの挑戦、結果やいかに───。

・・・と、その前に、なぜここまで多くの味を展開しているのか? ユニークなフレーバーはどのように生まれているのか?キッコーマン株式会社 コーポレートコミュニケーション部 報道グループ の五味 義幸さんに、素朴な疑問をぶつけてみた。
キッコーマン豆乳のフレーバーはどうやって生まれる?
――いつも非常に豊富なキッコーマン豆乳のラインナップですが、これほど多くのフレーバーを展開するのはなぜでしょうか?
「2000年代に、製法の研究により、特有の臭み、味、えぐみなどのネガティブな要素を取り除き、よいところを引き出すことができるようになり、味や香りのコントロールができるようになりました。
現在は42種類展開している豆乳のフレーバーのうち、麦芽コーヒーや紅茶、フルーツミックスなどの定番の商品は昔からありましたが、バニラアイスやプリンなど、スイーツ系の味が登場したのは2007年頃からです。
豆乳が間食として飲まれる傾向が多かったことから、“お菓子にとってかわる豆乳”を目指し、フレーバーを増やしました。引き続きお客様には豆乳でわくわく感、選ぶ楽しさを提案したいと考えています」
――開発にあたっては、どのようにフレーバーを決めているのでしょうか?また、開発から発売までの期間は?
「1年間で約10種類程度を毎年開発、発売しています。豆乳飲料のフレーバーはトレンドの味を豆乳で再現することを意識しています 。コンセプト(=フレーバー)を決めてから約10ヵ月で発売することが多いです」
――これまでに発売された中で、意外だったヒットフレーバーや、社内で話題になった味があれば教えてください。
「健康ラムネ、健康コーラ、ジンジャーエールなどの味が社内で話題になりました」


――試飲会では、「コーラ味って今もう出てないの?いちばん好きだった!」と発言する編集部員がいて盛り上がりました。
ちなみに、社内で人気のあるフレーバーや、五味さんの推しフレーバーはなんですか?
「私の推しは『チャイティー』です。カフェで飲むような本格的な味が楽しめます。
昨年、社員に実施したアンケートでは1位『紅茶』、2位『黒ごま』、3位『フルーツミックス』という結果になりました」
――チャイティー推し、わかります!本当に本格派ですよね。
最後に、“こんなふうに楽しむとより美味しい”というおすすめの飲み方やアレンジレシピがあれば教えてください。
「パックのまま凍らせ、シャリシャリとした食感の“豆乳アイス”や、粉ゼラチンを加えて冷やし固め、“ぷるぷる”とした食感の“豆乳プリン”にしてもお楽しみいただけます。
また、麺つゆを豆乳で割るだけの「豆New麺(とうにゅうめん)」もおすすめです。豆乳に加えることで、手軽にまろやかな味わいが楽しめます。麺だけでは不足しがちなたんぱく質を増やすこともできます」

――なるほど~!豆乳の割り方で色々と食事シーンも楽しめそうですね。
編集部員の中にはお弁当の保冷剤代わりに凍らせて持ち運び、食後にそのまま飲む、というライフハックを実践している者もいました。賢い!
編集部が本気で飲み比べ!39フレーバー、口の中で美味しさの渋滞
というわけで、ここからは15人の審査員による試飲会の様子をレポート!

39種のフレーバーは以下の通り。
【豆乳カテゴリ】9種
調製豆乳、砂糖不使用 調製豆乳、低糖質 調製豆乳、特濃調製豆乳、おいしい無調整豆乳、北海道産大豆 無調整豆乳、豆乳+カルシウム、カラダの豆乳+MCT、豆乳一丁
【豆乳飲料カテゴリ】30種
バナナ、チョコバナナ、 アフォガート、トロピカルフルーツ、フルーツミックス、きなこ、りんご、ピスタチオ、チャイティー、プリン、ブラックチョコ、砂糖不使用 コーヒー、低糖質 麦芽コーヒー、麦芽コーヒー、いちご、バニラアイス、アーモンド、マンゴー、メロン、白桃、抹茶、砂糖不使用 抹茶、ココア、紅茶、砂糖不使用 紅茶、塩キャラメル、チョコミント、クッキー&クリーム、黒ごま、豆乳+鉄分
ルールは点数制。一人につき1~5点のシールを各2枚渡し、マックス10フレーバーまで投票できる形にしました。複数枚のシールを同フレーバーに投じるのは禁止です。
自分も含め、39フレーバーの中から10選ぶのは、なかなか至難の業でした・・・。

スイーツ好き、純粋な豆乳ラバー、子供と一緒にキッコーマン豆乳をよく飲む甘党、など編集部の好みはバラバラ。それぞれの推しが激突する、まさに豆乳総選挙。
様々な観点はあるでしょうが、今回は「フレーバーの好み」のみを軸に評価してもらいました。
「これ豆乳じゃない!もはやジュースだよ」「砂糖不使用の方がむしろ好き」「クセ強すぎて逆に推せる」などなど、試飲中は口の中もコメントも大渋滞。
さて、編集部人気トップ5の発表です!
投票で決定!DIME編集部のキッコーマン豆乳人気フレーバーランキング TOP5
第5位:25点獲得
『特濃調製豆乳』

コレステロールが気になる方へ、特定保健用食品、日本人間ドック健診協会推薦の豆乳。通常の調製豆乳より大豆固形分が10%多く含まれている。
「濃厚だけど、全然くどくない。これなら毎朝の習慣にできそう」
「色々試した後にこれを飲んだらすごく落ち着いた。調製豆乳やっぱ美味しすぎるわ」
実は弊誌は今年の5月号で「人間ドックの新常識」という特集をやったばかり。DIMEチームの健康意識の向上が窺える結果となりました。コレステロール気になってる人ばかりの編集部・・・。

第3位(同率):32点獲得
『砂糖不使用 抹茶』

焙煎した抹茶の香りが広がる「豆乳飲料 抹茶」の風味はそのままに、砂糖を使用せず、大豆のやさしい甘みを活かした。
「甘くないのが逆にザ抹茶!抹茶好きにはたまらない本格フレーバー」
「ノーマルの抹茶フレーバーと飲み比べたらぜんぜん違う!好みが分かれそうだから、2種出してくれたキッコーマンに拍手」
第3位(同率):32点獲得
『きなこ』

きなこの香ばしい風味と黒みつのやさしい甘みを感じることができる味わい。食後のデザートや小腹が空いた時におすすめ。
「昔からある定番フレーバーなだけあって、安心感がある。黒みつがちゃんといる」
「香ばしさが圧倒的。豆×豆で、そりゃ合わない訳ないですよね」
同率3位を獲得したのはともに和フレーバー。抹茶vsきなこの王道対決、引き分けの結果に納得です。
第2位:35点獲得
『チャイティー 』

スパイスの効いたインド式ミルクティーチャイを再現した。シナモン、生姜などのスパイスが香る、やさしい甘さが特徴。乳原料は使用しておらず、コレステロールもゼロ!
「豆乳との相性が完璧!スパイス感もほどよくてクセになる」
「カフェの味がする。家で温めて飲んでも絶対美味しいです。やります」
五味さんの推しフレーバーがこちらでも登場!
乳原料不使用ってホント!?と、びっくりするくらい本格的な味わいです。編集部員のコメントの通り、自宅でホットにして楽しんでみるのもオススメですよ。
第1位:42点獲得
『マンゴー』

芳醇なマンゴーの香りと甘さが口いっぱいに広がる豆乳。食物繊維(3.8g/200ml)配合。
「想像の3倍フルーティーでびっくり。これ豆乳じゃなくてもはやジュース!」
「本当に豆乳?ヨーグルト飲料かと錯覚する爽やかさなんだけど」
「豆乳苦手な人でもごくごく飲めそう!」
見事1位に輝いたのは、『マンゴー』という結果に!意外でしたが、圧倒的な人気でした。
編集部員の反応を見たところ、「驚き」から「美味しさへの感動」への流れが綺麗に決まっており、まわりの部員にも伝播していました。
「トロピカルフルーツ」「塩キャラメル」「アフォガード」・・・・・・。ランクインは逃したものの編集部員それぞれのお気に入りが見つかり、大いに盛り上がる選考会となりました。推しが見つかるって楽しい体験ですね!
あなたの推しフレーバーはランクインしていましたか?皆さんもぜひお気に入りのフレーバーを見つけてみてくださいね。キッコーマン豆乳、奥が深くて沼ります・・・!
文/DIME編集部