
「アイス指数」「ビール指数」など気象に関するユニークな指数を公開する日本気象協会は新たな指数「アイスコーヒー指数」が公開された。
この新しい指数は、これからの暑い季節にぴったりな冷たいコーヒーが飲みたくなる度合いを数値化したものだ。日本気象協会とネスレ日本株式会社が共同開発したこの指数は、「夏の新しい指標」として定着するのだろうか。
「アイスコーヒー指数」とは?
「アイスコーヒー指数」は、0から100までの11段階のランクで冷たいコーヒーを飲みたくなる度合いを数値化し、それを5つのアイコンで表現。指数に加えて「今日はどんなアイスコーヒーを楽しむのか」というアドバイスがコメントとして提供され、ユーザーが気軽にアイスコーヒーを楽しむ手助けをしてくれる。日本気象協会は今後もコンテンツ開発技術を生かし、社会のニーズに合った「生活を豊かにする」情報を提供する予定だという。


例えば、「アイスコーヒー指数30」なら「コーヒーゼリーなどもおすすめ!」、「アイスコーヒー指数80」なら「レモンやアイスを添えて爽やかに」など、ユニークな提案が特徴的だ。
■ 『アイスコーヒー指数』 の概要
情報提供方法:天気予報専門メディア「tenki.jp」にて、全国市区町村ごとの10日間の『アイスコーヒー指数』を提供
情報提供期間:2025年4月24日(木)~2025年8月23日(土) 予定
サイトURL:https://tenki.jp/indexes/icedcoffee/ (パソコン・スマートフォンから閲覧可能)
国民の4割がアイスコーヒー派
この指数の誕生の背景にはアイスコーヒー人気の高まりがある。
消費者行動研究所「飲み物調査」によれば、日本で飲まれるコーヒーの約4割はアイスコーヒーであり、その傾向は若年層で特に顕著だという。今後、アイスコーヒー市場の拡大が期待されている。
気象予測情報や気象データに基づく日本気象協会の専門的な技術と、ネスレ日本のアイスコーヒーに関する豊富な知見を融合させたことで、この指数は「天気予報」と「アイスコーヒー文化」の両方へのアプローチを狙ったものだ。
日本気象協会とは?
・一般財団法人 日本気象協会について
日本気象協会は、民間気象コンサルティング企業の先駆けとして1950年に誕生。防災・減災や洋上風力発電の分野以外でも、気象データを活用した商品需要予測や電力需要予測、気候変動対策などのコンサルティングを通じ、気象データのビジネスでの利活用を提案しつづけている。所属する気象予報士の数は350人を超え、日本最大級の規模を誇る気象の専門家集団として企業のESG投資やSDGs活動への支援も積極的に展開中。
・天気予報専門メディア「tenki.jp(てんきじぇーぴー)」 https://tenki.jp
日本気象協会が発表する気象情報を、Webサイト/スマートフォンアプリで提供している天気予報専門メディア。年間ページビュー数は約59億PV(2024年4月~2025年3月実績/Webページ・スマートフォンアプリ合算)。生活に欠かせない天気予報に加え、専門的な気象情報、地震・津波などの防災情報も確認でききる。
文/峯亮佑