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ふるさと納税返礼品の検索キーワードランキング、TOP10に米関連キーワードが5つランクイン

2025.07.02

いまやすっかり定着した「ふるさと納税」だが、最近の米不足などによってトレンドの変化が生まれているという。さとふるが運営するふるさと納税ポータルサイト『さとふる』は、サイトに掲載しているふるさと納税お礼品情報をもとに、お礼品についてのトレンド情報を分析。そこでは今年に入って検索されたキーワードに関するランキングで、50位以内に「米」に関連したキーワードが15件もランクインし、昨年の5件から大きく増加していた。さらに2025年4月の「冷凍パン」の寄付件数は前年同月比で5倍以上、「もち麦」は約3倍、「パスタ」は1.3倍以上に増加して、米の代替品になりそうなものが人気を集めていたという。

「⽶×先⾏受付」お礼品の登録件数は4倍に爆増!

『さとふる』の「⽶」カテゴリで「令和7年」がタイトルにつく礼品は、2025年6⽉20⽇時点ですでに約1600件も掲載されている。『さとふる』の「⽶」カテゴリで「先⾏受付」がタイトルにつく礼品の2025年1⽉から2025年5⽉の登録件数は、前年同期⽐で約4倍に増加。2025年1⽉から2025年5⽉の「⽶×先⾏受付」礼品の寄付件数は前年同期⽐1.6倍増で、寄付できる礼品数が増えたことで今年の「新⽶」を受け取るために予約する寄付者が増えているようだ。ちなみに「先⾏受付」礼品は、寄付者が年末やボーナスの時期など好きなタイミングで寄付できるので、収穫時期が決まっている⽶や果物などの礼品を収穫後に受け取れるので、礼品提供事業者は、先⾏して寄付申込みを受け付けることで栽培する作物の旬の時期以外にも安定して収⼊を得られるだけでなく、収穫前に販売⽬途が立つので栽培に集中できるというメリットもあるという。

米需要の高まりが⾃治体の「米」お礼品に大きな影響!

「⽶」礼品の寄付受付を早めることで、2か⽉間の寄付受付⾦額が昨年1年間の寄付受付総額を上回る⾃治体があるなど、⽶需要の⾼まりが⼀部の⾃治体に⼤きく影響を与えている。「⽶」礼品の拡充に⼒を⼊れる⾃治体や「⽶」礼品を取り扱う礼品提供事業者もそれを受けて、さまざまな取り組みをしているようだ。今回は北海道と京都府の例を紹介していこう。

・北海道芦別市

北海道芦別市は、「⽶」の「先⾏受付」お礼品の寄付受付開始時期を例年より早めたことで、2025年4⽉から2025年5⽉の寄付受付⾦額が昨年1年間の寄付受付総額を上回るなど、寄付が⼤きく伸びている。北海道芦別市 企画政策課 移住定住推進係の奥村さんは、「芦別市ではテレビでも紹介されさらに⼈気が⾼まった「ななつぼし」、「ゆめぴりか」、「ふっくりんこ」などが⽣産されています。今年度は在庫切れを起こさないように特に気を付けており、主要お礼品提供事業者へ受注数の出荷量⽬安を毎⽉報告するなど、定期的にコミュニケーションをとることを⼼掛けています」とコメント。さらに北海道芦別市の礼品提供事業者である芦別RICEの⽩⽥さんは、「昨年から⽶の需要増が報道などで取り上げられていたため、今年は秋に収穫予定の「新⽶」の先⾏予約受付開始時期を例年より2か⽉程度早めました。これにより市場の需要の⾼まりに応えることができ、たくさんのお申込みをいただくことができました」とコメントしている。

・芦別RICEの礼品例
令和7年産先⾏受付『北海道芦別産農家直送ゆめぴりか 5kg』

[北海道芦別市] 寄付⾦額:1万5000円
2022年開催のおいしい⽶・⽇本⼀を決める全国規模の⽶コンテスト『第11回⽶-1グランプリin らんこし』で「ななつぼし」とともに銅賞をW受賞した「ゆめぴりか」お礼品。パッケージは地元の芦別⾼等学校の⽣徒さんが考案したデザインを採⽤。
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1229462

・京都府与謝野町

京都府与謝野町は、2024年からふるさと納税お礼品の新規開拓に力を入れて、各カテゴリのお礼品数を増やすなどの取り組みを行っているという。2024年に「さとふる」に新規登録されたお礼品の件数は前年から17倍以上に増加し、「米」お礼品は前年の66倍以上に増加したという。京都府与謝野町 企画財政課の井⽥さんは、現在の取り組みについて「2024年度当初の時点では、織物やシルク関連のお礼品が充実している⼀⽅で「⽶」のお礼品の種類が少なく、町としても重点品⽬のひとつとして取り組み始めたばかりでした。与謝野町を含む丹後地⽅で栽培されている「丹後産コシヒカリ」は、⽇本穀物検定協会「⽶の⾷味ランキング」で最⾼の特Aランクを12回獲得するなど関⻄の⽶どころとして地域の各所で⽶づくりが⾏われています。100%有機質肥料「京の⾖っこ肥料」を使⽤したブランド⽶「京の⾖っこ⽶」の栽培をはじめとした環境に優しい農業を推進するなど、独⾃の取り組みも進めてきました。そんな地域の魅⼒を伝えるためのお礼品として「⽶」は⽋かせないという想いと同時に、市場で⽶の需要が⾼まっていることを報道などで「⽶」のお礼品を増やすことが急務だと感じました。特に定期便のお礼品を増やしていくことを意識してお声がけした結果、全ての「⽶」のお礼品に定期便お礼品のバリエーションを作ることができました」とコメントしている。現在、与謝野町では今年の秋に収穫される予定の⽶を「先⾏受付」の形で掲載しており、寄付者に確実に届けられるように予測される収穫量に対して確実に届けられる⼀部の量を在庫設定して受付する形を取っているという。

・京都府与謝野町の⽶お礼品例
先⾏受付『令和7年新⽶ 京都与謝野町産コシヒカリ「京の⾖っこ⽶」精⽶5kg』

誠武農園 農家直送
[京都府与謝野町] 寄付⾦額:1万5000円

「京の⾖っこ⽶」は、地域の⾖腐⼯場の「おから」、有機成分の⾼い「⽶ぬか」、ミネラル豊富な丹後の海の「⿂のあら」をブレンドして発酵させた100%天然素材の有機肥料を使って栽培したコシヒカリ。お礼品を提供する誠武農園は、⾼い⽣産量を維持しながらも有機肥料を中⼼とした丁寧な栽培をしている農業法⼈。
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1616157

『さとふる』

構成/KUMU

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