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生成AIにはどんな種類がある?ChatGPT以外にもまだあるサービス一覧

2025.10.01

近年、ChatGPTをはじめとした多くの生成AIが開発されている。どれを使えばいいか悩む方のために、主だった生成AIの種類や機能比較について解説する。

ChatGPTをはじめ、現在急速に注目を集めている生成AI。世界各国でさまざまな生成AIが開発され、まさにAI時代の到来といえる。無料で使える生成AIも多く、選択肢が豊富だが「何を使えば良いか分からない」「どんな違いがあるか分からない」といった方も多いだろう。

本記事では、生成AIの種類や使い方、代表的なサービスについて詳しく解説する。AI時代を生き抜くための知識と活用術を身に付けよう。

生成AIとは?読み方や基礎知識

生成AIを利用するにあたり、基礎知識や生成AIが私たちの生活に与えている影響などについて、改めて確認する。

まずは、生成AIの概要や現在の市場規模、今後の展望について確認していこう。

■生成AIの読み方と概要

生成AIは「せいせいエーアイ」と読む。文章や画像などのコンテンツを「生成」できるAI(人工知能)を指す。従来のAIが情報の整理やデータ分析を得意としていたのに対し、生成AIはネット上の膨大なデータを基にゼロから新しいデータを生み出すことができる。今やスマホでも手軽に生成AIが利用でき、プライベートはもちろん、テキスト生成や資料作成の自動化など、ビジネスシーンでも幅広い用途で活用されている。

■生成AIの市場規模

生成AIの登場は、我々の日常に変化を加えただけでなく、世界中で大きな市場を形成している。総務省の発表によると、日本のAIシステム市場規模(支出額)は、2023年に6,858億7,300万円となった。また、今後もさらなる成長が予測され、2028年には2兆5,433億6,200万円まで拡大する見通しだ。

参考資料:第Ⅱ部 情報通信分野の現状と課題「第9節 AIの動向」

■中国など各国がAI開発!今後の展望

2025年現在、AI開発はアメリカや中国を中心にグローバルで激化している。特に中国では国家を挙げてAI開発に注力しており、安価で高機能なDeepSeekが話題になったのは記憶に新しい。AIは経済に大きな影響を与えるものであり、単なる技術でなく、もはや国力にも直結する事項として重要視されている。

しかし、AIの進化により単純作業や定型業務を中心とした多くの職が失われるとの指摘もある。AIがもたらす変化の中で淘汰されないよう、AIを上手く活用していくことが大切だ。

生成AI機能の種類

一般的な生成AIでは、プロンプトと呼ばれる指示文を入力すると生成AIがそれに従い、さまざまなデータを出力する。では、どんなものが生成できるのか。生成AIでできること、機能について確認しておこう。

■画像生成

「ジブリ風」などでも話題になった画像生成は、写真を読み込ませてイラストに変換することや、テキストでの指示を基にゼロベースからイラストや写真を生成する機能だ。ビジネスシーンでは、オリジナルのキャラクターやロゴデザイン、製品のイメージ画など、さまざまな活用法がある。

■動画生成

一部の生成AIでは、動画生成が可能。プロンプトやアップロードした画像を基に、AIが高クオリティーな動画を生成する。専用のソフトや特別なスキルがなくても、手軽に動画が作成できる画期的な機能だ。

■テキスト生成

テキスト生成は、リサーチやデータ分析機能も兼ね備えている。例えば「○○駅周辺のワンルームマンションの家賃相場を教えて」「4人家族の共働き世代の平均収支は?」など、知りたい情報を入力すると、生成AIがリサーチして回答してくれる。その他、メール文や資料準備など、さまざまな用途で活用できる。

■音声生成

音声生成機能は、テキストや画像、音声、音楽、動画などの入力データから音声を生成する機能だ。AIが音声データを学習し、人間と遜色ない音声を出力する。読み上げ機能やコールセンター対応など、幅広い活用が期待される機能だ。

代表的な生成AIの種類一覧と比較

近年では世界各国で生成AIが開発、発表されており、日本語で使える生成AIも多くある。ここからは、主だった生成AIの種類を解説する。

■ChatGPT

ChatGPTはOpenAIが開発した生成AIで、世界でもっとも知名度が高いツールの一つだ。マルチモーダルに対応しており、テキストや画像、音声など、さまざまな形式のデータの入力・出力が可能。チャットや対話で指示をするだけなので使いやすく、スマホアプリでも利用ができる。パワーポイント資料作成やプログラミング、イラスト生成など、多くの分野で業務効率化に寄与している。

■Google Gemini

Google Geminiは、Googleが提供する生成AI。Google検索との連携性が強みで、リアルタイム性の高い情報も反映した回答が得られる。最新情報を扱うビジネスシーンにおいて、頼もしい存在になるだろう。ChatGPTと同様にマルチモーダル対応で、テキストだけでなく画像も出力可能。高度な理解力と推論能力にも長けている。

■Microsoft Copilot

Microsoft Copilotは、Microsoftが提供する生成AIで、WordやExcelなどのOfficeソフトとの連携できる点が最大の特徴だ。実用性が高く、ビジネスで日常的に利用するツールの生産性が高まるため、業務の効率化に欠かせない存在といえる。

■Claude

Claudeは、Anthropicが開発した大規模言語モデル(LLM)生成AI。文章生成能力が高く評価されており、ChatGPTよりも自然な文章が生成できると注目されている。また、特筆すべきは長文のプロンプトへの対応力。一度に大量のテキストを処理でき、最大で20万トークン(日本語で約15万文字)の入力が可能だ。

■Perplexity

Perplexityは、AIスタートアップ企業Perplexity AI, Inc.から発表されたAI検索エンジン。情報収集やリサーチ業務に特化しており、データの出典元も明記してくれるため、正確性が高い。プロンプトに従って回答するだけでなく、その回答に関連する新たな情報や、ユーザーが次に必要とするであろう情報も同時に提案してくれる。

■DeepSeek

DeepSeekは中国の企業が開発した大規模言語モデル(LLM)。OpenAI社の最新モデルを超えるともいわれるほど、高く評価されている。複雑な思考問題も得意としており、高性能でありながら無料で使えるのもうれしいポイント。ただし、入力したデータや個人情報は個人情報を含むデータは中国国内のサーバーに保存され、中国の法令が適用されるため、利用には注意が必要だ。

■その他の生成AI

ワークスペースツールNotion内で使えるNotion AIや、画像生成に特化しており成果物の編集操作も可能なAdobe Firefly、3秒間の音声サンプルから、その人の声を忠実に再現できる音声合成AIモデルVALL-Eなど、生成AIにはまだまだ種類がある。生成できるコンテンツやそのクオリティーはモデルによって大きく異なるため、用途に応じた生成AIを活用しよう。

身近にある生成AIを利用したサービス・導入事例

生成AIは個人での利用を超えてさまざまな企業で導入され、私たちの生活の中で活用されている。

最後に、身近にある生成AIを利用したサービスや導入の事例を紹介する。

■接客システム「AIさくらさん」

「AIさくらさん」は、商業施設や企業の問い合わせチャットなどで活用されている接客AIシステムだ。多くの大手企業でも導入されているため、知らず知らずのうちに利用している人も多いかもしれない。ChatGPTや画像生成AIなど、最新のAI技術を搭載したさまざまなAIサービスが提供されており、駅の乗換案内や、電話対応、大型施設の落とし物管理など、多くの業務のサポートが可能だ。

■LINE内で利用できる「LINE AIアシスタント」

国内でも利用者の多いコミュニケーションアプリLINE内では、LINEアシスタントが利用できる。使い方は、LINEアシスタントを友だち追加し、トーク画面にプロンプトを入力するだけ。普段と同じ感覚で、気軽に使えるAIサービスだ。リサーチはもちろん、写真の編集やファイルの翻訳などが可能で、有料プランでも月額200円とリーズナブルな点も魅力だ。

■セブンイレブンが導入「AI発注システム」

セブンイレブンでは、業務の効率化を目指し、発注業務にAIを導入している。店舗毎の天候や曜日などの条件、過去の販売データを基に、AIが需要の予測を立てて必要な在庫数を計算、提案するシステムだ。正確な分析と早い段階での判断が可能になり、在庫切れ防止に役立っている。また、従業員が発注業務に費やす時間が短縮され、売り場づくりや品揃えの見直しなど他の業務に注力できるようになったのも、大きな変化だ。

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

文/編集部

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