電気代が気になる猛暑の夏到来!省エネ性能と清潔性が進化したパナソニックの家庭用エアコン最新モデル「エオリア Xシリーズ」
2025.06.30
象庁の発表によると今年の夏も暑いらしい。日本の夏はエアコンなしでは命の危険すらあるが、そうなると気になるのが電気代。
できることなら「快適かつ低コスト」で生活したい。そんなニーズに応えてくれるかもしれないのがパナソニックのプレミアムエアコン「エオリア 2025年モデル Xシリーズ」だ。
新製品は「電気代」と「清潔性」に嬉しい進化をしている。パナソニックはどうやって省エネと清潔性をパワーアップさせたのか? 同社にてエアコン新モデルをチェックしてきた。

新モデルはエアコンの心臓「コンプレッサー」が進化
いまや日本の夏にエアコンは欠かせないが、エアコンでなぜ部屋を冷やせるのかを知っている人は少ない。
じつは、エアコンは冷たくなったり熱くなったりする「冷媒(れいばい)」というガスで部屋の温度をコントロールしている。この冷媒の温度を変えるカギがエアコン室外機に内蔵される「コンプレッサー(圧縮機)」の存在。
ガス状の冷媒はコンプレッサーのなかでギュギュっと圧縮すると、温度がどんどん上がって暖房として利用できる。
反対に、冷房として利用する場合は、圧縮された高圧ガスを一気に開放(膨張)させると、冷媒を氷点下以下まで冷たくすることもできる。

エアコンの温度をコントロールするコンプレッサーは、いわばエアコンの心臓部。今回のXシリーズ新モデルは、このコンプレッサーの構造が13年ぶりに進化した。
従来は、ガスを押しつぶす円形ピストンと、圧縮した空気を閉じ込めるベーンと呼ばれるパーツが独立していた。
このため、ピストン回転時の勢いでピストンとベーンの間に隙間ができ、せっかく圧縮したガスがわずかに漏れることもあった。そこで、新製品はピストンとベーンの端に凹凸をつけて結合する構造に進化している。


新製品はこの新構造により、圧縮ガスを漏らさず、しかも安定して低出力(弱)運転ができるようになった。このため、昨年モデルのXシリーズは冷房最小出力が0.4kWだったところ、新製品では0.3kWでの弱運転ができるようになった。
エアコン運転のほとんどを占める低出力運転
ここまで長々とエアコンの新構造について説明してきたが、じつはエアコンの電気代を考えるうえで、この「安定した低出力運転」がとても重要だ。
エアコンの消費電力が大きくなるのは、「暑い部屋を一気に冷やす立ち上がり時」であることはよく知られている。そして、一度設定温度に達してしまえば、その後は温度を維持するための低出力運転が続く。
パナソニックによると、多くの家庭ではこの低出力運転の割合が、運転時間全体のほとんどを占めるという。
たとえば、最小出力が0.4kWだった旧モデルでは、一度冷えた部屋の温度を維持しようとしても冷房パワーがやや強すぎて、部屋が冷えすぎてしまうことがあった。
結果として「設定温度より室温が下がって冷房停止→室温が上がって再び冷房ON」を繰り返すチョコチョコ運転になりやすい。
そして、エアコンが再始動するたびにパワーを必要とするために電気代もかさみやすい。
そこで、新モデルは最小出力を0.3kWにまで対応。冷房を切ることなく一定した低出力で温度をキープすることで、結果的に余計な消費電力を抑えられて電気代削減につながっている。
