小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

緊急提言!オフィスでできる梅雨型の熱中症対策と脱水症予防

2025.06.28

地球温暖化の影響から、年々気温が高くなる中、熱中症対策は必須課題となっている。これまで熱中症対策といえば盛夏の7-8月に行うものだったが、今年は特に6月に入ってからの気温が急上昇し、「梅雨型熱中症」の対策が注目されはじめた。

消防庁の調査では、6月の梅雨時期の発症件数が年々増加傾向にある。梅雨時期は湿度が高く、身体の熱が外へと放熱できずに重症化するケースが多い。特に今年は急激な温度の上昇で、熱中症リスクが高まっている。今回は熱中症をおさらいしながら、オフィスでできる梅雨型熱中症対策のポイントや、人気の熱中症対策グッズなどを紹介しよう。

熱中症対策のギャップ「意識は高いが行動が伴わない」

総務省が発表した「消防庁/熱中症による救急搬送者数」によると、熱中症による搬送者数は統計を取り始めた2008年以降、昨年が最も多く、約10万人だった。特に搬送者数が急増しているのが5~6月で、「梅雨型熱中症」が増加している。

河淳(東京都中央区、代表河崎淳三郎氏)ケユカ商品企画開発部ディレクター吉賀陽也さんらが行った調査によると、最初に熱中症対策を意識するようになる時期は5月から。そして、熱中症に対する意識が変化してきたと感じる人は8割に上っていることが分かった。

すでに6月の現段階では、多くの人が熱中症対策に対する必要性を感じている一方で、実際に対策グッズを常に持ち歩いている人は全体のわずか16.7%と低かった。吉賀さんは「人々の熱中症に対する意識と行動の間には大きなギャップがあります」と言う。

今年、特に注意が必要な梅雨型熱中症

今年は身体がまだ暑さに慣れていない時期から、急激に気温が上昇している。「まだ6月だから大丈夫だろう」と、エアコンをつけずに室内で長時間仕事をしている人が、熱中症になるケースが増えている。特に雨が降って湿度が高くなると、汗が蒸発しにくく、熱がこもってしまい、症状を悪化させやすい。

また、一般的な熱中症に比べると、「梅雨型熱中症」は一度に急激に体温が上がらず、少しずつ徐々に体温が上昇して、症状を悪化させるので、重症化しやすい。自覚症状もなく、自分が熱中症だと感じにくいので、人が集まるオフィスにいても気づかれにくい。他人に頼れない分、梅雨型熱中症は自己防衛する必要がある。

熱中症は侮れない。身体の中でも特に脳は熱に弱いので、異常な高体温になってしまうと、意識障害に陥ることも。また、肝臓や心臓、肺の細胞も熱に弱く、体温が高くなると多臓器不全の状態になる。さらに血液は熱による水分不足で血流が悪くなる上、横紋筋融解と言われる筋肉が大量に壊れて血中に流れ出す状態になり、腎機能が破壊され、急性腎不全になる。一度壊れた腎臓は元に戻らない。重い後遺症が残る可能性もある。

オフィスの熱中症対策のポイントは「脱水症対策」

気温が高くなると私たちの身体は汗により体温を下げたり、熱を皮膚から外気に逃がす機能が働く。脱水症状になると、この二つの体温低下機能が働かなくなってしまい、熱中症へのリスクが高くなる。つまり、熱中症を防ぐには脱水症対策が重要になってくる。

唇がカサカサ乾きはじめたり、口の中がいつもより粘つく感じがしたら、「隠れ脱水」が始まっているかもしれない。定期的に水分を摂取して、脱水から身を守ろう。オフィスでの脱水症対策おすすめグッズとして、吉賀さんが紹介してくれたのが、「巻くだけ保冷クロス」と「2WAYステンレスペットボトルホルダー」である。

「凍らせたペットボトルをタオルで巻いて輪ゴムで止めて持ち歩いた記憶のある人は多いかもしれません。巻くだけ保冷クロスは巻くだけでピタッと簡単に包むことができるクロスです。内側にアルミ蒸着フィルムを縫い付けているため、保冷効果が高く、包んでおけば結露を防ぎ、カバンの中で書類を濡らさずに持ち歩けます。6月20日に新発売の三角形のタイプはソフトパウチ型のゼリーや飲料を凍らせて持ち歩く人に最適です」(吉賀さん)

実際に使ってみると巻くだけで簡単に布がくっついて、布だけ持ち上げてもほどけないぐらい、粘着力がある(?本当)。保冷効果は抜群で、保冷比較実験グラフは以下の通りだった。カラーはオフィスでも浮かないライトブルーやグリーンなど。落ち着いた色使いで、共有デスクで同じような飲み物があっても、クロスで自分用が一目でわかるのも便利だ。価格は30×30cmは979 円。42×42cmは1089円。パウチ飲料用は649 円。

吉賀さんはもう一つ、ステンレスの真空二重構造で、ペットボトルをそのまま入れるだけで保冷でき、結露しにくいボトルホルダーを紹介してくれた。

「炭酸飲料やスポーツドリンク、ジュースなど、中身を問わずに入れることができます。昨年、大人気の商品をリニューアルして新発売します。より快適にペットボトルを保冷しながら持ち歩けるよう、設計を工夫しています。仕事用のカバンに入れて持ち歩くだけでなく、ショルダー掛けも可能で、折り畳み式のハンドルも採用しています」

「フタはねじ式なので、首が細かったり、背が低めのペットボトルでもセットできるようにしています。入れるボトルは500mlが基本ですが、それより少し大きいボトルにも対応できます」(吉賀さん)。

ハンドルは折り畳み式でバッグに収納する時はコンパクトになる。スーパーで購入したお茶を入れてみたが、3時間後も冷たさを保っていた(?本当)。また、オフィスで無糖の炭酸水が飲めるのは嬉しい。カラーはアイスグレーとラベンダーの二色から選べる。価格は税込み1749円。

近年、冷たいペットボトルを手のひらに持つと、体温を下げる効果があることがわかってきた。信州大学の研究によると、手のひらにあるAVA(動静脈吻合)という血管は、体温調整の役割を担うため、冷たいものを触ると、体温を早く下げやすくする効果がある。

「今回はオフィスでできる簡単熱中症対策として、脱水症状を防ぐための商品二つを紹介させていただきましたが、私どもはイエナカからイエソトまで、ファッション性と機能性を両立した熱中症対策グッズを幅広く展開していきます。

特に熱中症対策商品のひとつとして男性に注目されているのが遮光傘です。ケユカブランドの傘は遮光率が高く、コンパクトで畳みやすいと男性の皆さんにも人気の商品です。今年も暑い夏が予想されています。オフィスに行く前は遮光傘と保冷剤付きのネックタオルで暑さから身を守り、オフィスでは脱水症対策のための保冷クロスとペットボトルホルダーで、健康に夏を乗り切って欲しいと願っています」(吉賀さん)。

文/柿川鮎子

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2025年6月16日(月) 発売

DIME最新号は、「40代からのメンズ美容入門」!スキンケアの基礎や、白髪、薄毛、加齢臭などこの世代ならではの悩みを徹底解説。さらに、読んですぐにスキンケアを実践できるウーノの豪華2大付録つき!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。