
円安の影響で新型が登場するたびに価格が上がるiPhoneだが、2025年4月に始まった「トランプ関税」の動きにより、iPhoneのさらなる値上げが懸念されるようになった。2025年秋に発表が噂される「iPhone 17」についても、多くの報道で値上げが予想されている。
iPhone値上げの可能性が高まる中、「iPhoneを買うのは厳しくなってきた…」と思う人もいるのではないだろうか。
こうした中セレクトラ・ジャパンは、iPhoneユーザー男女150名を対象に「iPhoneの値上げによるAndroid乗り換え意向調査」を実施し、その結果を発表した。
iPhoneの値上げが本当なら、4割超がAndroidへの乗り換えを検討

iPhoneが値上げになる場合、Androidへの乗り換えを検討する・乗り換えを迷っているという回答は全体の42.7%となった。
iPhoneからAndroidへの乗り換えを検討する・迷っている理由としては以下のコメントが寄せられた。
・「機能はそれほど変わらないのに値段だけ上がっているから。」(50代男性、iPhone 8/8 Plus使用中)
・「昔ほどiPhoneに憧れないし物価高なので節約したいから。」(40代男性、iPhone SE2使用中)
・「iPhoneが好きなのに、値上がりが厳しくなり10万以上の価格は出せないから。」(30代女性、iPhone SE2使用中)
・「iPhoneが欲しいけれど、高すぎて、そこまで必要なものか微妙だから」(50代女性、iPhone 14/14 Plus使用中)
一方で、半数を超える57.3%は値上げになってもiPhoneから乗り換えないと答えた。
iPhoneからAndroidへ乗り換えるつもりはない理由としては以下のコメントが寄せられた。
・「エアドロップができないと不便だから。」(20代女性、iPhone 16 Pro/16 Pro Max使用中)
・「中古iPhoneを検討するから。」(50代男性、iPhone 15/15 Plus使用中)
・「iPhoneの値上げはきついけど、Androidに移行するのも面倒だしiPhoneで他のデバイスと楽につながれる物も所有しているのであまり移行したくない。」(50代女性、iPhone 14/14 Plus使用中)
・「最新のiPhoneでなくても全然良くて、型落ちのものでも問題ない。iPhoneを一度使ってしまうとAndroidへは変えられない。」(30代女性、iPhone 15/15 Plus使用中)
・iPhoneからAndroidへの乗り換えは、スマホを動かす基本ソフト(OS)が変わるため、操作の習得やアプリ・データ移行など、iPhoneからiPhoneへの買い替えよりもハードルは高くなる。
・それでも4割を超えるユーザーがAndroidへの乗り換えを迷うのは、やはりiPhoneの価格が高いという世論の現れだろう。
iPhoneからAndroidへの乗り換えは、スマホを動かす基本ソフト(OS)が変わるため、操作の習得やアプリ・データ移行など、iPhoneからiPhoneへの買い替えよりもハードルは高くなる。
それでも4割を超えるユーザーがAndroidへの乗り換えを迷うのは、やはりiPhoneの価格が高いという世論の現れだろう。
iPhoneから乗り換えるなら、どのAndroidスマホが人気?
最初の質問で、「Androidへの乗り換えを検討している・迷っている」と回答した64名に、どのAndroid機種を使ってみたいか、どんな点を重視して選びたいかを調査した。

Androidで使ってみたい機種・メーカーの断トツ1位はGoogle Pixelで、半数を超える54.7%のiPhoneユーザーが選んだ。
2位がSONYのXperia、僅差の3位がSamsungのGalaxyと、CMなどでよく目にする知名度の高い機種に票が集まった。
とはいえ、Google Pixelも中国製造のシェアが大きいため、今後の価格の動きには注意が必要だ。

Androidスマホを選ぶ際に重視することは、1位が処理性能・スペック(40.6%)、2位がバッテリー持ち(28.1%)となった。
iPhoneが搭載するAチップは高性能で、型落ちのモデルでもAndroidのミドルレンジ以上の性能を備えている。
操作性に優れたiPhoneを使っているユーザーなら、低価格を求めるAndroidスマホでも安すぎるモデルは、性能面での不満が出る可能性があるため注意が必要だ。4万円以上の価格帯(ミドルレンジ~ハイエンドモデル)を目安に探すのがおすすめだ。
出典元:セレクトラ・ジャパン株式会社 格安SIM・スマホ部門による調査
構成/こじへい