
6月の時ならぬ暑さには、やる気満点@DIME読者も辟易させられたことと思う。じゃあそんな時どうするのって言えばやっぱり食でエナジーチャージ! 元気生活のカギは「自家製スープにあり」って耳寄り情報お伝えします!
気負わないエナジーチャージが狙い目
出し入れの面倒さからいつしか使わなくなってしまう調理家電といえばミキサーだ。購入当初は買った興奮や物珍しさからあれこれ使うけど、限られたキッチンスペースのこと、次第に出番が減り、スタメンからベンチ、そしてロッカールームへ……という運命を辿ることが多いようだ。
そんなお定まりの流れに「待った!」を掛けるべく昨秋発売されたのがシロカ「おうちシェフBLENDER」(以下「シェフブレ」と略)だ。

https://www.siroca.co.jp/product/ouchichef-blender/
シェフブレの特長は「温められるし、冷たさもキープ」にあり! ヒーター搭載で90℃までアツアツにできる一方、断熱がしっかりしているので素材の冷たさをキープしたまま冷製スープができる。このどっちにもイケる特長によって、シェフブレはキッチン家電のスタメン入りするケースが多いというではないか。
そんなシェフブレを大車輪させて「夏バテをぶっ飛ばせ」レシピを作るのが本稿の狙いである。本のまち神保町のシロカ本社へ伺い、同社CX部レシピ開発担当・管理栄養士の山本雪子さんにご説明願った次第。
機能性スープ作りで「やるじゃんパパ!」
「今日はシロカのスープバーと題して、おうちシェフBLENDERを使った11種類のレシピを考案しました。テーマは、寒暖差疲労&夏バテ予防です」。

夏バテ予防はバッチコイだけど、寒暖差疲労というと、
「冷房の効いた室内と真夏の屋外など、激しい温度差に適応しようと自律神経が過剰に働き、その結果として疲労感や不調が現れる症状です」と山本さん。なるほど「あるある」で「あ~る」。
「今回の11レシピのうち、温メニューが5種類、冷製メニューが6種類です。シンプルなスープからスイーツ系、おかず系までありますが、夏バテにもオススメで作るのも簡単なのは「とうもろこしのポタージュ」「なすの塩麹ポタージュ」「アボカドの冷製ポタージュ」などのポタージュ系ですね」と山本さん。

疲労回復、身体を温める、免疫機能を向上させるなどの働きが期待できるスープで、特にコールドスープの「アボカドの冷製ポタージュ」ならば、アボカドに牛乳、塩少々にレモン汁などを加えて「スムージーモード」で90秒と、慣れれば手が覚えるレベルで超カンタン。家庭で料理をしない・できない本稿記者も「これはできる!」と即確信。「やるじゃんパパ!」なんて6歳の娘に喜ばれるシーンまで妄想してしまった。



効果効能を期待するならレシピブック片手に素材を用意すればいいわけだが、「スープを作るために素材を購入する」というのもちょっと主客転倒という気がしないでもない。早い話が、ちょっとエージングが進んだ(笑)バナナとか、ハンパに残ってしまった野菜類などを、とりあえずジュース、スムージー、ポタージュにしちゃえと気楽に構えたほうが習慣化するだろう。また「美味しいスープを作って家庭内の地位改善を図っちゃうぞ!」と目論むパパにとっても、早い、うまい、手頃をベースに考えれば気らくなはず。


屁理屈派もナットクの機能性スープ
今回の取材では少しずつ盛られた11レシピを頂いたわけだが、実はこれで満腹感が得られた。特に「チーズリゾット」や「電気圧力鍋 おうちシェフPRO」を併用した「カラフル野菜の鶏ハムロール」は食べ応えもあり、大戸屋のランチで「大戸屋の10種類の食べごたえスープデリ」なんて出したら人気マチガイナシ! と、こんな余計な提案のことを「老婆心」という。


【にんじんのベータカロチンやアボカドのビタミンEは免疫機能の向上】、【なすやココアのポリフェノールは抗酸化作用】、【レモンのビタミンCやパイナップルのクエン酸は夏バテによる疲労回復を後押し】してくれるなど、働きはそれぞれだが、これを簡単に採れるのがポタージュやスムージーなどのスープなのだ。
あまりファンクションばかり気にすると、最終的に「身体にいいはずだけど見た目がビミョー」となって食の喜びがなくなってしまいそう(サプリっぽい?)なので、スライスフルーツをONしたりミントで飾るなど、映えを楽しむ工夫もいい。

さあ、スープをDIYしよう。男は理屈っぽいので最初はレシピブックとにらめっこになりそうだが、一週間もやれば手が覚える。勘がはたらく。冷蔵庫のハンパ素材でも活用できることが判ってくる。
「スープで夏バテ撃退!」と目論む@DIMEパパさんの正解は、シロカの「おうちシェフBLENDER」の活用にアリ。これシンプルですけど、正論です。

文/前田賢紀